UQ WiMAX「3日で3GB」制限を緩和
最近きな臭くなっていたUQ WiMAXだが、集団訴訟リスクを回避するためか「3日で3GB」制限を見直すことを決めたらしい。それまでの暫定的な処置として、「3日で3GB」制限はそのままで速度規制を緩めるんだって。さらに、広告も「今後の広告表現等につきましてはより分かりやすく誤解のない内容に速やかに改善して参ります」とのこと。
孫子の言葉だと思ったが、「戦わずして人の兵を屈するは善の善なるものなり」というのがあるが。WiMAX被害者の会みたいな、UQ WiMAXへの集団訴訟を準備してた「モバイル健全化への一歩」にとっては、初戦は不戦勝で勝利ってとこか。
「3日で3GB」制限のどこが変わった?
UQ WiMAXのお知らせから、「3日で3GB」制限の以前の内容と暫定的な規制緩和を比べると。以前は「YouTube動画の標準画質レベルがご覧いただける速度を基準とした運用」で、現在は「現行よりもさらに速度を上げ、規制後のご不便を緩和する方向で運用」とのことらしい。具体的な数字じゃないのでよく分からないけど、はっきり数字を出すとなんらかの不都合があるのかな。
ソースは不明だが、前の速度規制は「700kbps付近」らしい。現在は「6M~8M程度」だって。
おそらく、UQ WiMAXが言ってた「YouTube動画の標準画質レベル」はスマホの標準画質(360P)で、緩和した現在はPCの標準画質(720P)を想定してると思われる。
参考 YouTubeの推奨ビットレート
アップロードする動画の推奨エンコード設定(詳細) – YouTube ヘルプ
今回の感想
お知らせでは最後に「以下のサービスもご活用ください」ということで、「データ通信量のご確認」と「公衆無線LANサービス」を紹介してるんだが。それはともかく、どうして制限のない「ノーリミットモード」の活用を勧めてないのだろうか。
「ノーリミットモード」は旧WiMAXの遺物で「制限なし」のサービスだから、UQ WiMAXにとっては鬼子みたいないらない子扱いなんだろうが。おそらく、出来ればとっとと廃止してWiMAX2の帯域に加えたいから、現利用者やWiMAX2の契約者にも使ってほしくないのかな。
まあ、今後は「より利便性の高い運用方法を検討」するということだから、それがどうなるのかを生暖かく見守っていくか。ぶっちゃけ、イー・モバイル 3G 限定 SIM接続サービスの2年縛りが今年で解けるんだけど。現状では、さらに2年間イーモバ3G使い続けたほうがいいんじゃないかと思ってるからな。使えないLTEはともかく、WiMAXには頑張って欲しいんだけどね。
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