訃報
なんか、元財務省の塩川正十郎氏が亡くなったらしいが。
年間1200万円生活
塩川氏といえば、個人的には国民年金の水準について聞かれた時の発言のイメージが強いな。
「国民年金だけで議員は生活できると思うか?」と質問された際に「ほんなん、できるかいな。ぼくら(議員)はあんたら(国民)と生活のレベルが違うやないか!(毎月)100万かかるよ。みんな、人間平等だと思っていたらとんでもない間違いだ。」と発言している。
ちなみに、たまに勘違いしてる人がいるが、人間ってのは平等じゃないから。金持ちの家に生まれた人と貧乏人に生まれた人では、その後の人生に与える影響が全然違ってくるのは当然。日本国憲法で謳ってる平等ってのは、あくまで「法の下の平等」なんで。
年金
上記発言を探してる時に偶然知ったんだが、塩川氏は上級国民の割にはいいことも言ってたらしい。
「塩川正十郎財務相は民放のテレビ番組で
『年金は現役時代の収入の所得保障ではなく、
最低限の生活を保障するものに変えるべきだ』
と発言し、高齢者夫婦2人の標準世帯への
年金額(現行月23万8000円)を
17万円程度にすべきだと提案したという。
夫婦で17万だから、独り身は単純に半分だとすると8万5千円か。現在の物価なら、一人8万も支給されれば「最低限の生活」には十分じゃね。毎月100万かかるわりに塩爺の経済観念は、貧民から見てもいい線いってると思う。
ちなみに、月17万で足りないと言ってる無職75歳の人は年金いくらもらってるんだろ。この記事が2003年ってことを考えると、年金払い損世代の若者や現役で保険金納めてる人はもとより、今の年金受給者よりも保険料負担少ないのに年金ガッポリでウハウハなんだろうな。もちろん、加齢や病気といった支出が増える要因は出てくるけど、それは「最低限の生活」には含まれなくていいんじゃね。
年金月12万で少ない?
まあ、世の中には単身で年金12万もらっても少ないと不満言って新幹線に放火する奴もいるけどさ。
この記事によると、「国民年金のみ受給しているのは1000万人で、大半が年金しか収入がない。平均受給額は5万円で、3万円未満も1割いる」とのことだから、新幹線放火犯以下の受給額の人がこんなにもいる。このクラスだと、収入だけ見れば生活保護の受給資格ありそうだな。
まあ、風呂無しアパートに月4万払っても杉並区に住みたかったんだろうから。都落ちすればこの家賃でもユニットバス付くとこあるだろうし、敷金と引越し費用があれば築古URには住めたと思うけど。都内に住んでたから、70近くになるまで仕事があったんだろうし、そう考えると好判断だったことも確かだが。
お悔やみ
なんか途中話がそれたけど、とにかくご冥福をお祈りします。
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