貧困の「実相」?
なんか、TOKYO Webという東京新聞のWeb版の記事で、年金受給額22万の貧困の「実相」が書かれているんだけど。
<貧困の「実相」>(上)サインなき飢餓 「衣・住」の前に「食」削る
定年まで東京都庁に勤め、大酒飲みの夫と別れた後は女手一つで娘(39)を育てた。月額二十二万円の年金から十三万円の家賃を出すのは負担が大きいが、「お母さんがここに住んでくれたら安心」と娘に勧められた。
民間企業の厚生年金+3号年金並の年金を平然と支給されるあたり、さすがは東京都庁!さすがは公務員様!だな。それはともかく、それだけの年金を一人で貰ってるなら、現役時代の年収は相当なもんだったはずだが。加えて、舛添要一元都知事ほどじゃないにしろ、退職金だって貰えてるだろうに。
貧困の原因分析
「安否確認のスタッフが二十四時間常駐するJR川崎駅近くの高齢者向けマンション」だから、家賃13万ってのは高いけど仕方ない。食費4万5千はおそらく、マンション内のオプションサービスなんだろう。この環境だと契約上、高齢者向けマンションに娘と一緒に住めない事になってそうだな。
だとしたら、引越し費用を捻出して娘の住んでるとこに押しかけるか、2人で住めるところを借りるなりすれば解決しそうだが。多分、家賃13万の高齢者向けマンションに入るため、公務員様の貯金と退職金がなくなるぐらいの一時金を払ってるんではないだろうか。娘が心の病から立ち直って自立できれば、公務員様の月22万の年金で優雅な暮らしに戻れるから、今高齢者向けマンション出るのは得策ではない。けど、娘が回復せず、休職から退職になって失業保険の給付も切れたらジリ貧。
一般人から見てもマジ貧困レベルで貧窮してる人と比べれば、オウンゴールで自殺点入っちゃったって感じか。
東京新聞
ペヤングの作り方も知らない読売新聞は大手だったけど、今回の記事の東京新聞は、本拠地愛知の中日新聞社の地方版みたいな扱いなのかな。だとすると、東京新聞の待遇は大手新聞社よりは年収低いが、それでも一般企業よりは高いぐらいでいいのかな。
参考
株式会社中日新聞社 | 転職・就活に役立つ情報 | キャリコネ
株式会社読売新聞社 | 転職・就活に役立つ情報 | キャリコネ
今まで、新聞記事での貧困の捉え方に違和感があったのは、高給取りの新聞記者が貧困を理解してないからだと思っていたが。どうやら、その考えを改める必要がありそうな事に気づいた。
新聞購読社は金持ち
というのも、新聞の購読者は高所得者になるほど比率が高くなるみたいなんだよな。
読者の経済レベルに記事を合わせてるなら、貧乏人の批判など一笑に付してるんだろうな。ぶっちゃけ、新聞買えない貧乏人は、テレビかWebかスマホアプリでニュース見てろって感じか。
ただ、前述した読売新聞のペヤング記事は、記事修正後さらに削除してなかった事にしたから、あれはまじで庶民の暮らしを知らなかったっぽい。
軽減税率
話は変わるが、購読者の金持ちの比率が多いんなら新聞に軽減税率適用しなくてもいいんじゃね。
ぶっちゃけ、まじで貧乏人なら衣食住とかで手一杯で、新聞にまで金回せる余裕はないんだけどね。ほら、毎日新聞の広告局も似たようなこと言ってるし。
新聞は“料金を支払って買う”ものであり、読者に経済的な負担が発生するメディアです。それは裏を返せば“新聞が伝える情報のためにお金を払える経済的余裕がある”と言えるのかも知れません。
軽減税率については個人的には否定的だが、どうしてもやるなら少なくとも新聞よりは水道光熱費の方が先だよな。
今回の感想
そんな訳で、金払って新聞を読めるぐらい余力のある人には、軽減税率なんて不要だろう。貧乏人が新聞読みたきゃ図書館にでもいけばいいんじゃね。図書館行く暇もないぐらい働いてるなら、ブラック企業に務めてるでもない限り新聞代ぐらい稼げるんじゃね。まあ、図書館にも行けないぐらいだと、新聞読む暇もない気がするけど。
とはいえ、今後さらに金払って新聞読む人が減ってくれば、新聞社もネットや電子版にもっと力入れるようになって、記事も低所得者向けになるんだろうか。まあ、新聞も既得権益を守るために電子化に消極的な出版業界並みに、紙からの移行は遅れに遅れるだろうけどね。
中には産経新聞みたいに月間400円という、他社と比べて異常な安さで読めるとこもあるみたいだが。値段は安いけどバックナンバーが読めなそうだから、毎日新聞読むけど二度と読まない人じゃないと魅力ないかな。もっとも、紙の新聞読んでる人でそこまで気合入れてる人が、どのぐらいいるのか知らんが。
などと偉そうに書いてきたが、結局新聞各社の無料Web記事をありがたく読んでるんだよな。
コメントを残す