フィデリティグロハイの分配金が入金された。普通分配で税引き後3327円。手動での積立も継続。
どうでもいいんだけど、スルガ銀行ではこのファンドのリスク許容度が「ある程度の安全性と収益性のバランスに配慮するファンド」になっている。スルガのWebページの運用方針には下記の記述がある。
海外の高利回り事業債(ハイ・イールド債券)に投資。各投資信託証券への資産配分比率は1/3ずつを基本とする。原則、為替ヘッジは行わない。
ハイ・イールド債の高利回りのみで格付けが低いことには触れてない。また為替ヘッジは行わない以上、為替リスクは当然ある。どう考えても「収益性を追求するため、リスクの高い商品にも積極的に投資するファンド」だと思うんだけど。
運用会社のフィデリティ投信のWebではちゃんと説明してる。
●国債に比べて信用リスクが高い分、利回りは高くなっています。
●ハイ・イールド債券の価格は、債券を発行している企業の業績や、景気動向、格付動向に大きく影響を受ける傾向にあります。
●デフォルトによる元利金の支払い遅延・不履行の可能性や格下げによる価格下落のリスクがある一方で、格上げや業績回復などによる価格上昇の可能性もあります(通常、償還時には額面価格で償還されます)。●景気回復時には株価上昇に追随した動きをする一方で、下落時には、高い利回りと額面価格で償還されるという債券の性質が下支えし、株式と比較するとより安定した値動きをする傾向にあります。
これを読めば株よりはマシだけどかなりリスクの高いファンドだと理解できよう。おそらくスルガの担当者は「海外債券だからバランス型ファンド」と脊髄反射で判断したのではないだろうか。
ちなみに、スルガで投資信託買う時は、まず目論見書を読んで元本・利回りが保証されず損する場合もある事を確認したうえでの購入の同意を求められる。ご丁寧に本当に目論見書を読んだことをチェックするために発行年月を記入する箇所があるぐらい。当然、目論見書にはヤバいリスクについてもちゃんと書いてある。
というわけで、投信に手を出そうとするなら販売会社の甘い甘言に惑わされずにちゃんと目論見書を読んで、商品のリスクについて十分理解・納得してからするように。リスクが許容できなかったり、内容が理解できない時はその商品には手を出すべきではない。
…などと書いてるけど実は目論見書は流し読みするだけ。
コメントを残す