Digital e-hon終了
なんか、ちょっと前にDigital e-honとかいう電子書籍サービスが終了するって記事を読んだんだが。医学文献以外の本の購入代金相当のポイントが返還されるらしいが、なんで医学文献が対象外なのか謎だったけど、それ以外は良対応じゃねって思ったんだけど。
ただ、Twitterとかだとこの件を取り上げて、これだから電子書籍は買えないみたいにつぶやいてる人を何人か見かけたんだが。なんとなく、Digital e-hon終了を批判してる人って、リンク先の記事読んでないっぽい人が多そうなのが気になってたんだけど。
このように「購入したコンテンツ、ダウンロード済みコンテンツも閲覧不可になる」なんてことをやっているから正規のサービス利用者が増えないんだよ!お金を払っても損をすることが容易に予測できるサービスをいったい誰が利用したいと思うのか。https://t.co/xfAh8cLhsT
— Fomalhaut Weisszwerg (@FmtWeisszwerg) 2018年4月20日
もっとも、記事読んでてもこの感想だと、多分電子書籍まったくかほとんど買ってなさそうなのが、私気になります
これでは日本からまともなサービスが出ないわけですね・・・
*同じ内容の書籍、文献が同じ金額(ポイント)で入手できる保証はどこにあるのか
*失った文献を探すコストはいったい誰が負担すると思っているのかこんなことすら理解できないとはhttps://t.co/fQSMD2lfb5
— Fomalhaut Weisszwerg (@FmtWeisszwerg) 2018年4月20日
電子書籍はクソ?
ぶっちゃけ、今使ってる電子書籍ストアのどこかが潰れて購入金額相当のポイント返ってくるなら問題ないんだけど。むしろ、一度買ったけど買わなくても良かったポイントを他に回せるからかえってラッキーじゃね。
電書なんてたいてい出版社からデータ提供されてるんだから、他社で扱ってないような電書置いてるのは、eBookJapanの独自ルートや個人ベースのKindle専売とかのレアケースだろうし。まあ、セールで買った本が同じ金額で買えるとは限らないのは確かだが。
失った文献を探すコストって、各社で検索するかググるだけで大した手間じゃないと思うけど。有料で電書を数千冊とか買ってるヘビーユーザーなら愚痴の一つも言いたくなるかもしれんが。「買った本が読めなくなる電子書籍クソ」とか言ってる人は、金だして買った電子書籍が何冊あるのか、私気になります。
まあ、DRMで実質レンタル状態の電子書籍がクソって意見については異存はないけど。
DRMフリー
大半の出版社は、そんなクソみたいなサービスで紙の本とたいして変わりない金額で売ってる気がするけど。私の知る限りだとインプレスやオライリーみたいに、直販だとDRMフリーで売ってる気合入ってるとこもあるけど、やっぱ少数派っぽい。
O’Reilly Japanの書籍がすべてDRM Free、可搬性と検索性に優れたEbookでご活用いただけます。
インプレスブックスの電子書籍「4つの特徴」
全タイトルDRMフリー。タイトルごとにPDFまたはEPUBの最適な形式で配信
ただ、オライリーは米国だとDRMフリーで売らなくなってるのが、私気になります。
他に、C Magazineのリアル本からスキャンしたPDFを売ってる達人出版会ってとこも、C Magazine以外の本もDRMフリーで売ってるんだな。
もっとも、貧民的には定価でDRMフリーとセールでDRM付きの電書だと、金額次第だが後者を選ぶことのほうが多い気がしないでもない。
閑話休題。Digital e-honに話を戻すと、ニュース記事のリンクからサービスサイトのお知らせ読んでみたら、なんか医学文献コンテンツはサービス終了後も閲覧可能らしい。
医学関連だけポイント対象外だったのが謎だったけど、この説明読んだ感じではDRMフリーと明記してないけどDRMフリーっぽいな。
今回の感想
そんな訳で、電子書籍についてはサービス終了リスクもあるが、まともな会社なら何らかの救済措置は用意してるんじゃね。実際、他社でも電子書籍から撤退する時は購入者へ何らかの便宜図ってるからな。
ローソンの電子書籍サービス「エルパカBOOKS」終了 購入代金相当のポイント返金
まあ、中には購入金額相当じゃないポイントとかでお茶を濁したとこもあったけどな。
まあ、RabooとKoboの「細かいことで騒いでるのは少数派」事件があったから、その後の電子書籍サービスはそのてつを踏まないようになったのかもしれんな。そう考えると、楽天も捨てたものじゃないな。
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