やっぱり値段には勝てなかったよ
なんか、Amazonのタイムセールチェックしてたらコンパクトなメカニカルキーボードが売ってたんだけど。
ZenCT ゲーミングキーボード メカニカル 87キー 青軸 USB有線キーボード WH026 新品価格 |
流石に本家チェリーではないが、青軸互換のメカニカルキーボードの英語配列でサイズ的にも許容範囲。デザインとかカラーリングやキートップに使われてるフォントが厨っぽいのは気になるが、セールだと3000円切る値段。
青軸については本家チェリーの情報だけど
DIATEC|ダイヤテック株式会社 製品情報
ただ、売ってるのが「tanboge」という中国のマケプレ業者。商品説明の機械翻訳っぽい怪しい日本語。これ、Amazon.co.jp発送じゃなければ絶対買ってないってぐらいのヤバさだよな。
ZenCT ゲーミングキーボード メカニカル 87キー 青軸 USB有線キーボード WH026
で、届いたのがこれなんだが。梱包はAmazonだから当然問題なし。
中身は、キーボードとペラい説明とかの紙と、キープーラーとかいうキーボードのキー外すツール。
見た目的には、省スペース化のためだろうが、縁なしでフレームいっぱいにキーを配置してるのが結構斬新。おかげで横から見るとキーの構造がよく見えるのはいいけど、これってホコリとか入りやすそうだな。まあ、メンテはしやすいのかもしれんが。ただ、キーの傾斜があまりないのは気になるかな。
画質が低いのでわかりにくいが、ケーブルは表面になんか処理が施されてゴムっぽい手触りがしない。ホコリやべたつく心配は少なそうだが、汚れを落とすには不利かな。
裏面はこんな感じ。商品説明によると、折りたたみ式のベーススタンドとノンスリップシリコーン(ゴム足じゃないのか)と3個排水穴の設計というんだが、水こぼした時に通り抜ける設計なんだろうか。例え水が流れても、基板とか水濡れ厳禁なとこにかかったら意味ない気もするんだが。
スタンドは立てるか寝かすかの二択で角度調整は無理。本体の傾斜が低いので使った方がいいかもしれんが、耐久性はあんまなさげ。
この値段だから製造は当然、MADE IN CHINA。
Happy Hacking Keyboard Liteとの比較
続いて、今まで使ってたHappy Hacking Keyboard Liteとの比較。まずは大きさ。奥行きは若干だが、幅はカーソルキーとかの差が大きい。
高さに関しては、キー含めないとHHKB Liteの方が高いかな。画像だと撮り方が悪いので差が大きく見えるが、キーの高さに関しては一番低いとこと高いとこ同士の位置はほとんど変わらなかった。
キーの打ち心地とかについては、スタンド立てるか慣れるしかないかな。それよりやっかいなのは、今使ってる自作のパームレストがHHKBサイズに合わせてるので、ZenCTの奴だとちょっと足りないとこかな。向かって右端に配置されてる、カーソルキーとかは使わなければ問題ないんだけど。キーボード変えて気づいたが意外にこの位置のキーも使ってたんだよな。
パームレストについては↓
市販のパームレストは高いからホームセンターで木材買って自作したよ -ヒノキ製で1個当たり125円ぐらい-
キー配列の違い
具体的なキーボード配列について。Happy Hacking Keyboard Liteの配列は、PFUのページを参照してください。
ZenCTとくらべるとお互い英語配列だからほとんど変わりないんだけど。変わってるキーがまじやっかいだったりするすんだよな。まずはESCキー。HHKB系では5段目の左端だけど、ZenCTだとファンクションキーとかがある6段目の左端。これがZenCTでもつい、昔のESCキーの場所を押してしまうぐらい使いにくい。なんせ、ESC押すのにホームポジションから手を離さないとならないからな。HHKBがこの位置に配置した理由が今更ながら分かったよ。
次はBackspaceキー。HHKBではDIPスイッチでDeleteキーと入れ替えてたので、4段目右端がBackspace、DeleteはFnキーとのコンビネーションだった。で、これがZenCTだと5段目右端になるので、文字削除したつもりが現キーの「\」が入力されてたりするんだよな。HHKBだとZenCTのBackspaceの位置には、ESCとBackspaceに追いやられた「`」と「\」になってる。なお、「\」は英語キーボードだとキートップの見た目は半角バックスラッシュ表示になってる。
それ以外に、HHKBには物理キーのないカーソルやPageUpがZenCTだと独立してるけど。今まではFnキーと右手の位置にあるキーの同時押しで対処してたのが、ZenCTだと単独キーだから使いやすくなってるはずなんだが。慣れてないからものすごく違和感あるんだよね。まあ、慣れたとしてもホームポジションから外れるからそれはそれで使い勝手が悪いんだが。
他にもいろいろ違うとこはあるけど、一番問題なのは何といってもCtrlキーとCapslockキーの位置。これについては後述する。
ZenCTどうよ
微妙にキーの位置とか違うからちょっと違和感あるけど。その差がどのぐらい影響するか、タイピングスキルをチェックするサイトで試してみた。
一応、派遣レベルのタイピングスキルだけなら通用する程度には打てるか。購入直後でこのぐらいなら、通常の文字入力に関しては問題ないんじゃね。
キーの感触は、いかにもメカニカルキーって感じで固めで軽快。その分、タイピング中はカチャカチャうるさいけどな。これぐらい音出ると、ノマド気取りでスタバとかでドヤってるとまわりから文句きそうだな。まあ、そういう人種はMacBookとか使ってるから、わざわざ外付けのマイキーボード持ち込んでドヤるような人はいないか。
ちなみに、キープーラーの使い勝手を試すついでに青軸とやらを確認してみた。このツール見た目はショボいけど意外に使いやすい。キートップ全部外す前に壊れそうなぐらいチャチそうなのは気になるが。
画質悪いけど、素人的にはよく分からんが青軸互換らしい。キーも2色使って凝ってるけど、効果は不明。
一応虫眼鏡使って見てみたが、メーカー名とかは何も書いてなかった。この手の中華青軸キーボードだと、Switch Masterとかの互換メーカーのが使われてるらしいけど。どうでもいいがこの手の中華コンパクトキーボードってよく似てる機種が多いな。元は同じ金型使ってるんじゃね。
他に使っていて気になったのは、Capslockキーを押すとオレンジのLEDが点くとこかな。
同じZenCTでLEDバックライトが点きまくるキーボードがあるんだけど、なんか車のナンバープレートの文字が光るのを喜んでる人のノリだな。
ZenCT メカニカルキーボード 青軸 バックライト ゲーミング 87キー 9パターン LED バックライトモード 有線キーボード WH028 新品価格 |
CTRLとCapslock入れ替え?
個人的には「A」の隣に「Ctrlキー」がないキーボードをプライベートで使う気にならないので、こいつをどうにかする。とはいえ、物理的に入れ替えるのは不可なのでソフトで対応することにした。ググって見つかったのがMicroSoftが提供するこのソフト。
ただ、CtrlとCapslockを入れ替えるんじゃなく、CapslockをCtrlにするだけらしい。Capslockなんかなくても困らないと言うよりは、ない方が使い勝手良くねと思うのでこれにした。インストールにはコマンドプロンプトを管理者権限で実行する必要があるので、下記二番目のリンクを参考にした。
なお、Capslockが必要とか他のキーもカスタマイズしたいのなら、他のキーの設定も変更出来るソフトにした方がいいだろう。私も、Windowsキーがうざくて耐えられなくなったらこっちに乗り換えるか。
今回の感想
そんな訳で、ZenCTの中華メカニカルキーボードだけど、値段の割には良く出来てると思う。あとは、キーの耐久性がカタログ通りなら御の字。ただ、HHKBの配列に慣れすぎた人には代用にはならないだろう。それが気にならないなら、英語配列のコンパクトキーボード探してる人なら、青軸互換のタッチが嫌いでなければいいんじゃね。音はうるさいけどね。人生最後のキーボードの選択肢にはならないけど、つなぎとしてなら値段に納得できるならいいんじゃね。
とはいえ、英語キーボードに何のメリットも感じられない人には、悪いこと言わないからキーボードは日本語JIS配列の無難な奴にしといた方がいいだろう。
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