愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。
オットー・フォン・ビスマルク
元貧BPアフィサイト
元貧BP(wow360)氏と言えば、レノボアフィサイトを立ち上げ短期間で高い収益化を実現した手腕が高く評価されているが。そんな元貧BP氏のサイトは若いアフィリエイターにとって、マネタイズを学習するにはよい教材になるのではないか。そんな訳で、今回の記事では元貧BP氏のサイトを分析して、元貧BP氏成功のノウハウについて検証してみようと思う。
とにかくアフィリンクを踏ませろ
まずは現時点(最新記事は2017-05-12)でのトップページを見てみよう。基本的な構成は、向かって右側にサイドバーのある2カラム。アクセスしてぱっと目に付くのは、右上に大きめのフォントで書いてある「購入前に必ず割引クーポンを確認!」の文字とThinkPadの画像バナーのアフィリンク。全体に目を移すと、上にメニュー的に置かれた文字リンクが「X1 Yogaレビュー」「ThinkPad製造販売情報」「ThinkPad周辺機器」「ThinkPadと旅に出る」「割引クーポン」と並んでるが、当然最後の「割引クーポン」はアフィリンク。
続いて本文。お目当てのアフィ商材を紹介する前に、なにげに「ThinkPad X1 Yoga(2017)」の機種名にアフィリンクを仕込ませる。当然、「ThinkPad USB Type-C ドック」もテキストと画像でアフィリンク。さらに、割引の話題を出した後にフォントを大きくした「割引クーポンを適用」テキストにもすかさずアフィリンク。さらに、自分の購入機種でない「ThinkPad X1 Carbon(2017)」と「ThinkPad T470s」の名前出して、アフィリンク2枚。これで本文終了と油断させといて、最後にまた文字サイズでかくして「→日本での周辺機器の情報を確認する」と思いきや、これもアフィリンク。ちなみに、最後の→テキストって、毎回あの手この手で言葉変えてアフィリンク仕込んでるっぽい。ここら辺の細かい気配りが成功の鍵なんだろうな。
トップページの設定は、最新3記事表示の模様。ヘッダーには控えめなテキストアフィリンクのみだが、フッターの方はこれまた画像2枚とテキストでアフィリンクを張ってる。再下段のバナー画像はおそらく、右上と同じでレノボ側が用意してる素材だろうが。PCを片手で持ちながら撮った写真は自分で用意してると思われる。さらに画像に「ThinkPad X1 Yogaクーポン割引できます!」と文字入れして、ここでも割引を強調してるな。ついでにテキストの方は、「ThinkPad X1 Yogaを大幅割引で購入できるクーポンを確認してみる」と、やっぱりお得情報を前面に出してる。
なお、今のはトップページでの表示だが、これが個別ページなるとさらにアフィ力が上がる。具体的には、下みたいなテキストを目立つように配置して、「割引クーポンを確認してみる」にテキストアフィリンクを追加してる。
新型ThinkPad採用、USB Type-Cドック販売開始
ThinkPad X1 シリーズ、T470s、Yoga370、X270などの新商品がいきなり大幅割引で販売中
レノボの直販サイトでThinkPadをカスタマイズ後、クーポンコードを入れると大幅割引で購入することができます割引クーポンを確認してみる
アフィリエイト・ファースト
続いて、最近の記事を例にして、元貧BP氏のアフィテクニックを検証してみる。まずは下記記事を読んでもらいたい。日本で新機種発売が延期する中、アメリカのAmazonでニューモデルが販売されてることをネタにしてるが。
こんな時でも「ThinkPad X1 Yoga(2017)」機種名、「割引クーポン」リンクにアフィを仕込むことを怠らないし、この記事むけに本文終了後、「→日本では5月末販売開始予定、ThinkPad X1 Yoga(2017)の詳細を見てみる」とキャッチーな言葉でアフィリンクも粛々と張っている。
また本文に目を向けると、「割引クーポンを適用すると、日本でも同じぐらいの価格になるかなぁ」と巧みにアフィリンクに誘導するだけでなく。「一刻も早くほしい」場合は個人輸入代行業者を経由しないと無理と、一文の得にもならない海外購入に釘を刺すだけでなく。とどめに、もうすぐ日本でも買えるようになると希望を持たせてる。
しかし、この記事の10日ぐらい前にはこんな記事も書いてる所が、元貧BP氏のアフィ力の恐ろしいところ。
なかなか新機種が発売されないことに業を煮やしたか、ここでは旧機種をおすすめしてる。新型ThinkPad X1 Yogaの発売延期の苦肉の策とはいえ、どんな状況でもアフィリンクから買わせることを諦めない姿勢は見習うべきだな。
そのセールストークも、型落ち間近の機種を売ろうと家電量販店でただ働きさせられてる、メーカーからの出向社員並に絶妙。新製品の良さを上げつつ旧製品の利点も引き出して、新機種発売前にも関わらず旧機種のセールスを出してお得感を煽るあたり、流石に抜け目ないな。
しかも、そのやり方がこれまたうまい。Lenovoのサイトのキャプチャを出しながら、あえて値段にはモザイクをかけてリンクを踏ませようとするあたり、実にうまい。
ただ、元貧BP氏は16万ぐらいで買ったと記憶してるが、だとすると「自分も使っている昨年のThinkPad X1 Yoga(2016)の割引率が、すごいことになっています」というのは、少し誇大表現過ぎる価格じゃねえ。
それはともかくとしても、このマネタイズテクニックは実に見事。流石はASPのコンテストで新人賞を勝ち取っただけでなく、強者揃いのアフィリエイターを見て目が肥えてる担当者を、うならせるコメントをもらっただけのことはある。
2016年上期バリューコマースASコンテスト結果発表 | バリューコマース アフィリエイト
バリューコマーススタッフからのコメント
数多くの競合ひしめくPCレビューのアフィリエイトサイト界で、2016年にデビューしたばかりのサイトですが、旅行や出張の道中でThinkPadをレビューするという単なるレビューではないところに独自性があり新人賞の獲得につながりました。
また割引クーポンへのリンクや商品リンクも効果的に貼られていて、早くも結果にもつながっている点も素晴らしいです。
若いアフィリエイターは、アフィリンクを効果的に張って結果に繋がった、元貧BP氏の華麗な手法を見習って精進すべきだな。
師の師?
今回は珍しく、元貧BP氏を絶賛して終わるかと思ったが、なんかこの記事を書くためググってたら興味深いアフィサイトを見つけたんだけど。
右カラムと左カラムの違いはあるが、ヘッダーにならんだテキストメニューのアフィリンク。左上の一見アフィっぽい画像とテキストは直接アフィリンクになってる元貧BP氏と違って、アフィリンクと割引クーポンの使い方説明のページでワンクッション置いてる。こっちの方がスマートで親切に感じるな。さらに、最後の「割引クーポン」のアフィリンクもThinkPadの画像に煽り文字と、非常に元貧BP氏のアフィ画像と酷似している。
元貧BP氏も在りし日には、自身のアフィサイトは他サイトを参考にしたと書いていたが、もしかしてアフィリンクの仕込み方やアフィ画像の加工は、このサイトも参考にしてるかもしれんな。
98貧BP ◆yzI94iI1K2 2016/09/01(木) 10:58:43.24ID:0hfWSbmR
>>97
違法にならないようにやるぶんには、俺も文句言えないから好きにすればいいんじゃないか?
俺だっていろんなサイトを参考にさせてもらったから。
違法なら文句言うだけだよ。略
119貧BP ◆yzI94iI1K2 2016/09/01(木) 11:57:56.09ID:mnVmsQ0I>>121
>>118
参考ってのはアイデアとかサイトの作りとか、そういうものだよ。
写真の転載は一切許可しないし、文章だって一部改変なんてものを見つけたら、そのサイト運営会社にパクりで違反申告をする。
ついでにkorya-sugoi.comについても調べてみたが、多分この人専業の真珠入りのアフィリエイターだと思う。上のメニューでレビューしてるとおり、最低ThinkPadを4機種保有してるだけでなく。別の独自ドメイン取って他にもサイト運営してるっぽい。以下、多分同じ人が運営してると思われるサイト(個人調べのため信頼性は?)
ThinkPadを使い倒す レビュー・感想 – YouTube
ThinkPad X1 Yogaを使い倒す シンクパッドのレビュー・カスタマイズ
ThinkPad X250を使い倒す シンクパッドのレビュー・カスタマイズ
ThinkPad X260を使い倒す シンクパッドのレビュー・カスタマイズ
ThinkPad Yoga 260を使い倒す シンクパッドのレビュー・カスタマイズ
ThinkPad T460sを使い倒す シンクパッドのレビュー・カスタマイズ
ThinkPad X240sに買い換える ずっとシンクパッド!
更新停止してるのもあるが、コンスタントにこれだけの記事を更新してるだけでもすごいな。YouTubeがあることから分かるとおり、加えてハウツー動画まで作成・公開してる。それにしても、ドメインだってタダじゃないんだから、こんなに機種別に取る必要あるんだろうか。
今回の感想
元貧BP氏がアフィで成功したのは、既存のサイトを参考に効果的にアフィリンクを仕掛けた事が大きいんじゃね。しかも、他人が何度も試行錯誤を繰り返してたどり着いたと思われる、アフィ向きレイアウトの上澄みをすくうようなやり方は、「できるだけ汗をかかず危険を最小限にし、バクチをさけ、戦いの駒を一手一手動かす」のに近い効率の良さだな。
ちなみに、そんな元貧BP氏のサイトは以前のパクリサイト騒動にこりてか、サイドバーで注意喚起してるな。
また本サイトの文章・画像の無断転載、一部改変した上での転載など違法な行為(いわゆるパクリ行為)については、法的措置を含む断固とした対応を取らせていただきます。絶対になさらないでください。
まあ、元貧BP氏がしたように、違法にならない範囲で参考にするのは元貧BP氏本人も納得してるから問題ないな。とはいえ、アフィサイトの体裁だけ整えたとしても、肝心の中身が付いて行かなければ結果は伴わないだろうな。
元貧BP氏の場合は、ハンドキャリーの仕事のおかげで自己負担なしで世界を飛び回ったり。バイトで稼いだ金を外こもり費用に費やして、カタギのリーマンには出来ない長期の海外滞在の様子を記事に書いて、同ジャンルのアフィサイトの中でも差別化を図って結果を出したが。知力・財力・時の運等なしに、これに匹敵するコンテンツを作り出すのは相当難儀だろうな。
そんな訳だから若いアフィリエイターは、cub氏のようにアフィリエイト収入に依存しなくてもいいように、給与所得や投資所得など収入を得る手段の多角化を目指した方がいいかもしれんな。
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