ワリート分配金
そんな訳で、今年の最後のワールドリート・OPの分配金が確定したんだけど。今回は全額普通分配で、所得税と地方税が1072円・350円引かれて、手元に残ったのは5578円。まさか、年内に普通分配復帰できるとは、トランプ様様だな。
ちなみに現在の口座上の損益は、+9000円と含み益になってる。一見するとショボいが、受取分配金6万弱含んでないからな。全部普通分配じゃないとはいえ、分配金出る度税金取られるの考えるとやっぱ痛いか。特別分配は税金なしとはいえ、タコ足配当だからこっちはこっちで痛いが。
それはともかく、結局今年のワリートは紆余曲折あったけど、分配金引き下げ無しだった。まあ、毎月分配ファンドでそれやると分配金絶対もらうマンの資金流出するおそれがあるからな。運用会社も一種のチキンレース感覚なんだろう。
ワリート対EXE-iグローバルREIT
続いて、ワリートとEXE-iグローバルREITファンドのパフォーマンス比較だが。ワリートの方は約+13.3%と4月につぐ好成績だったが、EXE-iは約+19.24%と今年最高の成績を出してパフォーマンス差を5.94%とこれまたかつてないほど広げてる。
いくらなんでも広がり過ぎじゃねえかと思うので調べたら、両者の基準価額のチャートの動きがだいぶ違うのに気づいた。
EXE-iのチャートは激しく動いてるけど、それに比べればワリートの方はあまり変化がない。まあ、毎月分配してるから分配なしのファンドより上昇が抑えられるのは当然だが。さらに、EXE-iの現時点の基準価額は今年買って以降の最高値圏に近い。こういった上昇相場だと、分配金受取で一部がキャッシュになってるより、全額フルインベストメントの分配してない方が有利ってことなんじゃね。
余談だが、ワリートの方の「基準価額(分配金再投資)」のチャートは信用してはいけない。分配金再投資で毎月分配型投信を買ってる場合、分配金(特別分配除く)があるたびに引かれる税金が考慮されてない、WiMAXとかLTEでいう広告宣伝用の理論値なので。
基準価額(分配金再投資)は、分配金(税引前)を再投資したものとして計算しています。
こういうコスい事してるから、毎月分配型投信は詐欺とか情弱が引っかかるとか言われるんだよな。もっとも、1年弱パフォーマンス差を比較してみたところ、理論的にも実際にもまったくその通りかもしれんな。
今回の感想
そんな訳で投資の定石通り、毎月分配型投信は現在の税制的には分配なし投信よりも不利なことは確かだな。ワリートに関して言えば、アクティブファンドだからインデックスの低コストREITファンドを上回るパフォーマンスを叩き出せるなら、高い信託報酬の払いがいがあるとも言えるが。現状だと、インデックスに対する優位性があるとは思えないからな。投資信託は、客が買っても負けても一定の信託報酬が入る楽なお仕事ってのは、確かにその通りかも。
とはいえ、ワリートも税引き後で13%以上のプラスになってるからな。そう考えると、どうしてEXE-iとここまで差が開いたのかはホント謎。ついでに書くと、EXE-iはインデックスファンドじゃなく、ETF(現在は2銘柄)に投資する変態ファンドなんだよな。今後の展開はどうなるかは不明だが、日本に上場してない低コストETFに投資したいけど、米国株の口座開いたり手数料払うのは財布に厳しい貧乏人にはこういうファンドはありかもしれんな。あとは純資産残高がもうちょっと増えてくれれば。
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