楽天撤退
なんか、楽天が欧州の通販事業から一部撤退するらしいんだが。英語公用化とかのグローバル戦略の話は聞いてたが、実際にもやってたのか。さらに、ちょっと前には東南アジアからも撤退してるんだ。
通販事業だから、海外でも日本の楽天市場みたいにテナント募集してショバ代取るビジネスなんだろうか。日本だと楽天はネット通販のトップみたいだが、世界的にはこういう仮想ショッピングモールって主流なんだろうか。
インターナショナルオーダー
楽天市場のビジネスモデルだと、世界に展開するには各地域に拠点作る必要がありそうだが。そうなると、国内の優位性てまったく関係なさげだな。よほど、展開先でも名前がブランド化してるならまだしも、一から現地の店子を勧誘するのは素人的にも大変に見える。
もっとも、Amazonみたいな直販メインでも、日本に物流拠点作って乗り込んでくるとこもあるが。これは大量の人物金を投入しないと無理だろうから、よほどの覚悟と資金力がないと無理だろうが。
そうなると、iHerbみたいに拠点一つで世界中に売ったほうが効率良い気はする。少なくとも、米国から日本まで送料4ドルで5日間ぐらいで送られてくるなら、利用者的には国内通販と大差ないからな。まあ、初期不良とか製品不具合があった時の対応を考えると、壊れやすい精密機械とか高額な商品なんかは日本国内で買いたくなるが。
iHerbについては↓
iHerb | 年間120万円生活 -働きたくねぇ.com-
今回の感想
そんな訳で、楽天の海外進出って他の国でも楽天市場を作りたかったんだろうか。個人的な印象だと、楽天って日本で楽天市場で稼いだ金で他業種を買収して1代で巨大な楽天経済圏を確立したってイメージなんだけど。
現在の収益構造を見てみると、6割弱が通販で4割弱がフィンテック関連なのか。収益の柱の2つって、なんか日本発で世界に通用するのは厳しいんじゃないかと思うような分野なんだが。
海外通販事業の苦戦はニュースの通り。クレジットカードは楽天経済圏じゃないと使うメリットないから、世界的ブランドにするには海外事業が成功しないと魅力ないし。銀行や証券とかも、ネット専業じゃどう考えてもドメスティックだよな。だったら、シンガポールやタックスヘイブンで会社作ったほうがいいんじゃね。今は時期が悪そうだが。
そう考えると、国内でこれだけの巨大グループに成長したのに世界を目指すのは、ある意味必然的なのかもしれんな。
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