ピコピコ少年SUPER
以前に書いた、押切蓮介著の「ピコピコ少年SUPER」だが。紙の単行本から15日遅れの2/20に、電子書籍版も配信されてるよ。無印とTURBOが紙の発売からだいぶ遅れてから電書化されたのに比べると、ずいぶん早いな。
一般的に電子書籍と紙を同時に発売しない理由は、紙の本の売れ行きに影響するからという説を聞くけど。SUPERは現時点でAmazonの在庫が「一時的に在庫切れ; 入荷時期は未定です」になってるので、増刷待ちでで機会損失するより、話題になってるうちに紙難民に電書版を買わせる魂胆なんだろうか。
もっとも、Amazonで品切れになってても、リアル書店では平積みってケースはよくある話だけど。
まあ、ぽこぽこのWebで最終話以外を読んだ身としては、ラスト+書き下ろしの為に紙の3割引程度の定価で買う気はしないから。Kindleでセールされるまではスルーしとくけどね。
8bit年代記
今回、Kindleストアでピコピコ少年SUPERを確認してたら、Amazonのお勧めに「8bit年代記」という商品が出てたんだが。タイトルと表紙からも分かるとおり、8bit時代のゲームに関するマンガらしいが。
価格が95円と安いので、とりあえずサンプルをチェックしようと思ったが。Kindleのサンプルはダウンロードするのが面倒なのと、ページ数少ないことが多いのでeBookJapanあたりで売ってないかとググったら。絶版マンガ図書館というとこで無料会員登録すれば1冊まるごと読めるのを知った。
絶版マンガ図書館
早速、無料登録して読んでみたんだが。最初の1話読み終わる前にブラウザを閉じてしまった。だって、つまらないんだもん。まあ、95円でも金払って買ったんなら、我慢して読み続けたかもしれないが。人はえてして、楽に手に入った物は簡単に手放しでしまうからな。
なお、絶版マンガ図書館はFAQによるとこんな感じ。
「絶版マンガ図書館(旧Jコミ)」は、漫画家の赤松健が2011年4月に立ち上げたサイトです。
もう絶版になってしまったマンガやライトノベルを、作者さんの許諾を得た上で、広告を付けてネット上で無料公開します。
そして、その「広告収入の純利益」を100%、作者さんにお渡しするのが、Jコミの基本システムとなっております。
そういえば昔、Jコミから「ラブひな」のPDFをダウンロードしたことがあったな。その後、スマフォのアプリとかブラウザからしか読めなくなったような気がしたが。いつの間にか名前が変わって、会員制のサイトになったのか。
少年漫画のラインナップみたら、「ラブひな」をはじめとした赤松健代表取締役社長の作品だけじゃなく。Kindleで有料で売ってる、新沢基栄作品とかもあるな。これじゃあ商売あがったりか。ちなみに、ラブひなもKindle版あるのか。出版社が講談社じゃないって事は、作者が直に売ってるのだろうか。
会員登録さえすればネットで無料で見れるのに。わざわざ金払ってまで買う人がいるのかと思ったが。実際に絶版マンガ図書館で作品を読んでみると、結構広告が気になるな。というのも、白黒中心のマンガに当然カラーで今風の派手な広告が表示されるので。しかも、おそらく原作だと見開きだったページの片側に広告1ページずつ入れてるようなとこもある。もしかすると、何ページか読むと自動で広告が入るようなシステムなんだろうか。
広告収入で成り立ってるんだから、その点は納得してるけど。このオリジナリティを損なう形での広告の入れ方は、とても漫画家が代表やってる会社とは思えない。そんな訳で、人によっては気に入った作品は値段次第で、電子書籍版を買ってもいいと考えるかもね。
今回のまとめ
途中話が脱線したが。今回の感想は二点。一つは、なんだかんだ言っても押切先生のマンガは面白いこと。もう一つは、絶版マンガ図書館のおかげで、ブックオフに立ち読みに行く頻度が減りそうなこと。
それにしても、これからは古めのマンガを電子書籍で買う場合、絶版マンガ図書館で公開されてないかを調べた方が良さそうだな。
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