PC-8801mkII
なんか、音声合成アプリがーって記事を見たんだけど。本題とは全く関係ないんだけど、執筆者がうんちく語ってる「音声合成ソフトの歴史」の一つにこんにちはマイコン世代的には無視できない記述があったのが、私気になります。
動画のナレーターにも使える 無料の音声合成ソフト「VOICEVOX」
個人向けの音声合成としては、NEC PC-8801mkIIが登場した後、同機種向けのFM音源というサウンドボードによる複合正弦波による音声合成が初めてだったと記憶している。
個人の記憶ならしょうがないのかもしれんがあえてツッコむと、PC-8801シリーズにFM音源搭載されたのってSR以降じゃね。
パソコンの歴史において様々な意味で決定打となった名機種「NEC PC-8801mkIISR」
今回取り上げるのはNECが1985年に発売した、パーソナルコンピュータの歴史において欠かすことの出来ない機種「PC-8801mkIISR」です
スペック的には、解像度640×200ドットで512色中8色が表示できるようになったほか、FM音源も搭載。
それに、「複合正弦波による音声合成」ってのは初めて聞いたけど、これでユーザーが簡単に音声合成できたのか、私気になります。
PC-6001mkII
「個人向けの音声合成」の初めてかはしらんが、PC-8801mkIISRよりは六本木パソコンだかMr.PCのPC-6001mkIIのほうが早かったんじゃね。
今回取り上げるのは、NECから1983年に発売された「PC-6001mkII」です。
ちなみに、二つ名がついてたのはPC-6601SRか。
PC-6000シリーズの頂点、六本木パソコンこと「NEC PC-6601SR」
それはともかく、リアルタイムでPC-6001シリーズを知ってた世代には当り前当然そして常識だったせいか、記事ではPC-6001mkIIの音声合成機能について一切触れてないな。まあ、カタログの写真見れば確認できるけど。
[画像] “パピコン”に続くNECの自信作「PC-6001mkII」(3/6)
また、オプションではμPD7752を用いた音声合成機能が用意され、後継機では標準機能として搭載、更に音程を変化させられるようになるなどの改善が行われた。[2]。
けど、初代PC-6001でもオプションの「ボイスシンセサイザー」(PC-6053)つければ音声合成できたのは知らなかったか、もしかしてこんマイ1に書いてたあったのかどうかも覚えてなかった。
またひとつ賢くなってしまいました。
今回の感想
「個人向けの音声合成」のはじめてがPC-6001シリーズかは不明だが、PC-8801mkII(SR)ってことはないと断言してもいいのかもしれんな。知らんけど。
加えて、BASICのTALK文で素人でも簡単にパソコンにしゃべらせることができたP6系と比べて、ぱっとググってもそういう情報がないP8系を「個人向けの音声合成」として例に挙げるのは不適当なんじゃね。知らんけど。
BASICの命令の中で、このPC-60シリーズにしか存在しない命令がある。
それがTALK文なのである。
これはどんな代物なのか?
以下のように入力して実行してみよう。TALK"OHAYO-GOZAIMASU"
すると・・
パソコンが「おはようございます」としゃべるのだ!
とはいえ、こんな些細なことが気になるのは老化現象の一種だろうし、おそらく記事執筆者はリアルタイムでこんマイ読んでなくてPC-8801mkIIとSRの間には渡れない河あるねということを知らない世代だろうから、これが若さかでファイナルアンサーなのかもしれんな。知らんけど。
以下余談
ジャストサウンドについては前に触れたこれ参照。
ATOK 2016が使いづらくてGoogle日本語入力に戻した -そりゃATOKもがおまけ辞書付けないと売れないわけだ-
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