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USB3.0のPCI Express増設ボード SD-PEU3R-2EL2が届いたよ

SD-PEU3R-2EL2

前回の記事で書いた、エアリアのUSB3.0拡張ボードSD-PEU3R-2EL2が届いた。

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パッケージの中身は、ボードとロープロファイル用ブラケットとドライバCD。それと、画像には映ってない紙のマニュアル。CDは8cmなので、ボードのサイズも小さい。まあ、ロープロファイルに対応するんだから当然か。

ボード取付

このボードはPCI Express x1スロット用なので、通常はx1のスロットに差すのだが。x1は使用中なので、x16の方に差した。ちょっともったいない気もするが。それと、SATA 15pin電源コネクタへの接続が必要になる。古めのPCで4ピンしかなかったり、SATA用が余ってない場合は、変換なり分岐ケーブルが必要になるかな。幸い、SATAの補助電源は1つ残ってたので問題なかったが。補助電源は、一応なくても動くらしいが。より安定性を実現させるため、電源供給コネクタを搭載してるとの事だから。つけといた方が無難だろう。

ドライバインストール

ボードを取り付けてPCを起動すると、通常はボードの自動認識がはじまる。取説に書いてある通り、これをキャンセルして付属CDのSETUP.exeを起動。後は指示に従って進めて。終了したら再起動。無事インストールが完了してれば、デバイスマネージャにRenesas Electronics USB 3.0 Host ControllerRenesas Electronics USB 3.0 Root Hubが確認できる。

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USB3.0ベンチマーク

続いて、USBデバイスを繋げて動作を確認してみた。まずは、倉庫用に購入したバッファローの外付けHDD、HD-LBV3.0TU3/N。USB2.0とUSB3.0のポートに繋いで、各々CrystalDiskMarkで速度を測ってみた。なお、以前の記事よりUSB2.0接続でもパフォーマンスが上がっているが、これはPCの処理速度が違うから。前のはAMDのSempronというローエンド向けのCPUで、今回はIntelのCore2DUO。

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USB2.0
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USB3.0

比べてみると一目瞭然。シーケンシャルリードは、37.19MB/sから156.7MB/s。ライトは32.68MB/sから144.4MB/sと大幅アップ。512KB単位のランダムリードは、24.51MB/sから54.18MB/s、ライトが32.27MB/sから90.91MB/sと、シーケンシャルほどじゃないがこっちもアップ。反面、4KB単位のランダムリード/ライトはどちらも大差ない数字になった。

実際に、大き目のファイルをコピーして試してみたが。ちなみに、CopyExt -拡張コピー-というソフトを使ってるので、ファイルコピーした後に正常にコピーできたか元ファイルと比較している。結果は、ファイルコピーの速度はちょっと速くなったが、比較はUSB2.0の頃と変わらない感じ

HD-LBV3.0TU3/Nの記事は↓
AmazonでHD-LBV3.0TU3/Nを買ったよ -Windows XP対応の3.0TB 外付けHDD-
HD-LBV3.0TU3/Nの動作確認と使用感 -XP対応 3TBの外付けHDD-

USB3.0使用感

続いて、2.5インチのポータブルHDD、TOSHIBA CANVIOのHD-PB75GSを試してみる。こっちは主に使用しているアプリやデータを入れてあるので、倉庫用よりもスピードアップの恩恵が大きい。とりあえずはベンチマーク結果から。バッファローのに劣るとはいえ、3.5インチと2.5インチだからな。当然の差だろう。まあ、これでようやくUSB3.0対応HDDの性能が生かせるようになった

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実際にアプリを起動したりしてみたが。通常の用途だとインターフェイスの差異は感じられなかった。ただ、アプリから大き目のファイルを保存する場合、以前だと数秒かかっていたのが一瞬で終わるようにはなった。作業中、何度も上書き保存する事があるので、これはかなり大きい改善事項だな。

HD-PB75GSの記事は↓
ソフマップ通販でポータブルHDDを買ったよ -TOSHIBA HD-PB75GS-

今回のまとめ

2000円ぐらいの投資で、USB3.0に対応していない古いPCでも、USB3.0の処理速度の恩恵が受けられるようになるので。コストパフォーマンスはかなり高いのではないだろうか。私の環境だと、USB接続の外付HDDの方がメインPCの内蔵HDDよりも高速になったよ。単に、内蔵HDDが古いだけかもしれんが。

ちなみに、今回メインじゃないPCに増設したのには訳がある。単純に、サブPCの方がスペックが高いので、そろそろこっちに環境を移そうかと思ったので。参考にCPUを比較すると、メインPCのSempronは2006年のローエンド製品。対してサブのCore2Duoは2008年のメインストリームなので、年月以上に処理速度に差がある。そうなると、低スペックのメインPCにUSB3.0拡張ボードを取り付けたら、どれぐらいのパフォーマンスが出るのか気になるところ。まあ、8年前のローエンドPCにあまり期待は出来ないか。

まあ、Core2Duo並みの処理能力のある古いPCなら、USB3.0を増設するメリットはあるんじゃないかな。正直、この価格でUSB3.0に対応するのなら、もっと早く買っとくんだったと思ってしまったぐらい。


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