Kindleオーナーライブラリー
KindleユーザーでAmazonプライム会員の私には、Kindleオーナー ライブラリーが利用できる。月に一冊、対象書籍を無料で読めるサービスなんだけど、なかなか使いづらい。読めるけど所有できないので、読んで欲しくなったら買わないといけない。次の月になって新しい本を読むには、前のを削除しないと読めないから、読みっぱなしにもできない。なので、一回は読みたいけど、二度と読み返さなくてもいい本を利用するのがベスト。
さらに、システムより厄介なのが対象タイトルの探し方。これが嫌がらせのように使いづらい。単に、オーナーライブラリー対象タイトルの検索や、対象をジャンルで絞れたり出来ないんだよね。PCでは対象タイトルの一部しか見れないし。Kindle端末ではたくさんありすぎて探せないし。
余談だが、どうせ読むなら高い本がいいよな、と思ってKindleで値段の高い順で検索したら、数百ドルする洋書がぞろぞろ引っかかったよ。多分、オーナーライブラリーで選ばれると、出版元の懐にいくらか入るんだろうな。それで売れなくてもいいから、お買い得感のある価格にしたオーナーライブラリー狙いの本とか出版してんじゃね、と勘ぐりたくなるよ。ちなみに洋書を除外して絞り込むのもできなかったりする。
Kindleオーナーライブラリーのお勧め
そんな苦行のような環境からなんとか探したのが、今回紹介する「PLANETS vol.7 Repackage」
紙の雑誌の再編集らしいが、なかなかお得。1200円と言う価格もさることながら。目次の長さを見れば分かるととおり、紙の本の長さで543ページというボリュームも読み応えがある。
ただ、「ゲームハードの生態系」でゲーム機やゲームの内容を説明してるんだけど。適当にネットでググって調べたのをコピペでもしたんじゃね、と思えるぐらい薄い。紙面の都合で文字数に限りがあったのかもしれないが、これじゃあ出来の悪いカタログにしかならねえ。
しかも、使われてる画像の中には、アーケードゲームなのにファミコンのカートリッジの箱もあったりする。現実的には実物は厳しいが、せめてプレイ画面のキャプチャぐらい用意して欲しかったかな。ゲーム画面は権利関係もあるかもしれないが。ゲームセンターCXとかを見てると、誌面に写真載せるのがそんなに大変とも思えないんだよね。素人考えだけど。
その後に続く「ゲームクリエイターインタビュー」は、この本の最大の売りだと思う。クリエイターのメンバーは、堀井雄二・松野泰己・柏木准一・芝村裕吏・田中剛・内田明理・特別対談/ZUN×竜騎士07。正直、初めて見る名前もあるが、関わったゲームはどれも覚えがあるものばかり。堀井雄二あたりは、有名すぎて耳タコな話もあるけど。
それ以降の、「Column」やドラクエとFFの全レビューとか「特集総括座談会」は、あまり興味のない記事だったけどね。
PLANETS vol.7 Repackageって買い?
なんだかんだ書いたけど、ゲームに興味があるならそこそこお勧め。Kindle価格1200円だから気分的にお得感があるし。ボリュームがあるから読むのに時間がかかるので、次の月までの時間も稼げる。
ただ、個人的には、堀井雄二の記事でどうでもいいことがちょっと気になったりして。インタビュアがWizardryではマニアックなモンスターだったスライムが、ドラクエでは最弱キャラになった理由を聞いたんだけど。その経緯を知った後に、「「最弱」の代名詞になりましたからね(笑)」と言ってるんだけど。これ見て思わず、アーケードゲームなら「ドルアーガの塔」、PCゲームなら「ハイドライド」があっただろって、突っ込み入れてしまったよ。
参考
・ ハイドライド モンスター
・ ドルアーガの塔 キャラクターガイド
そういった意味では、ゲームに興味はあるけど、レトロゲームをプレイした事がない人向けかな。
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