SMBC日興証券のキンカブ

去年からテレビでキンカブが紹介されてたり、CMで流れてるのを見たけど。ちなみにキンカブってのは株を単元未満の株数(1万円以上で小数点以下第5位まで)から買えるサービス。これだけならたいがいの証券会社でやってるが、さらに、1万円以上1千円単位で金額指定して買うことも出来る。これにより、NISAの限度額100万ぴったりで投資できる、という触れ込みで売り出してるみたい。

キンカブってどうよ

NISAの良し悪しは今回は無視するとして。キンカブについて調べてみたけど、手数料考えるといまいちじゃね。キンカブは手数料はないけど、売り買いの価格にスプレッドがあるので、これが実質的な手数料になる。ちなみに、概算注文金額200万円未満だと、2.0%。NISAの上限100万買うとすれば、2万は抜かれる。定期定額にすれば、1%にはなる。

まあ、今は2014/12/30まで、NISA口座のキンカブ購入時にスプレッドを0%にするキャンペーンやってるが。SMBC日興證券も結構本気だな。とはいえ、売却時の2%のスプレッドはそのままかかるけどね。

NISAの枠内でどうしても個別株に分散投資したいなら、単元未満株の手数料が安いところを利用するって手もある。まあ、100万ぴったりじゃないとヤダって人で、キンカブがコストに見合った価値あると思うなら、止めないけど。投資信託だと、銀行の窓口販売とかだと購入手数料3%取る商品は結構あるんだから、それ考えればまだましかもね。

分散投資

個人的には、キンカブはあまりお勧めできないかな。NISAに限った事じゃないが、年間100万円ぐらいで分散投資するのなら。素直にインデックスの投資信託積み立てるか、インデックスの上場投資信託(ETF)を買った方がいいんじゃね。1554の「上場インデックスファンド世界株式(MSCI ACWI)除く日本」なら、日本以外の世界株式への分散がこれ一つで出来る。MSCIコクサイとMSCIエマージングのETFを好きな割合で組み合わせてもいいけど。

キンカブの取引対象銘柄にもETFがあるかもしれないが。厳密に1000円単位で分散したいとか、ドルコストで積み立てたいなら仕方ないが、その手数料は2%。ネット証券の手数料考えると、2%はきついよ。例えば、マネックスなら10万以下の手数料は105円だし。

参考までに、マネックスの取引毎手数料コースのインターネット・携帯電話経由の株取引手数料は下記の通り。50万円超以降は省略。

1注文の約定金額 パソコン携帯電話
10万円以下105円105円
10万円超 20万円以下 189円189円
20万円超 30万円以下262円262円
30万円超 40万円以下 367円367円
40万円超 50万円以下472円472円

なお、「ワン株(単元未満株)」なら、インターネット経由で約定金額の0.525%(最低手数料 50円)

海外ETFでNISA

余談だが、マネックスは米国株も特定口座の対象になった。取扱商品の中には、バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)がある。そして、米国株の手数料は約定金額の0.4725%(最低5.25最大21.0米ドル)。現時点では、外国株はNISAに対応してないが、2014年春に海外ETFを含んだ、米国株・中国株が対応する予定。

ちなみにVTは、FTSE グローバル・オールキャップ・インデックスという、全世界の大型・中型・小型株の指数に連動するETF。なので、全世界株式への分散投資がこれ一つで済む。VTは日本市場に上場されてないから、今までだと特定口座に対応してなかった。しかも、米国株が買える証券会社でも、手数料が最低25ドルぐらいかかったし。それゆえある程度の高所得者じゃないと手が出しづらかったんだけど。

前述したように、マネックスが一気に最低手数料を5.25ドルまで下げて、特定口座・NISA(今春予定)に対応したからな。しかも、2014/12/30(予定)まで、NISA口座取引の公募株式投資信託の購入時手数料と、米国ETF(2014春予定)の買付時取引手数料を全額キャッシュバックするってよ。流石に日本株は収益の柱なのか、対象外なんだけど。米国ETFが含まれてるのはまじパねぇ。やっぱ、どこの証券会社もNISAでの新規顧客獲得には命かけてるな。

今回のまとめ

NISAへきっかり100万円分投資したい人は、利便性とってキンカブでもいいんじゃない。けど、100万円をどういった組み合わせで配分するか、明確なイメージは持ってるのかい。ないのに100万円ぴったりってだけで口座開設しようとしてるなら、売却時に2%の実質手数料がかかる事と、来年以降は購入時のスプレッドも2%になる可能性を留意しといた方がいい。

100万円で分散投資したいのでキンカブを選んだって人は、素直にETF買った方がいいと思う。毎月一定額で積み立てないなら、投資信託もあるし。ETFと投信だと信託報酬かかるから、長期的にはキンカブや単元未満株の方がコストは下がるかもしれないが。個別株の組み合わせだと、リバランスしたくなった時面倒だぞ。特にNISAだと、何度も売買してたら100万の枠を使い切っちゃうし。

信託報酬0.19%という驚異的低コストで全世界株式投資が出来るVTに興味があるけど、米国ETFと言う事で指をくわえてた人には、マネックスで春から投資を始めるのも悪くない。まあ国内ETFでも、1554のMSCI ACWI ex Japanインデックスなら、信託報酬は0.30%程度。いくら安くなったとはいえ、VTだと最低手数料5.25ドルだからな。それに、円からドルに交換しないといけないし。利便性考えると、国内ETFでもいいんじゃないかな。まあ、日本と米国のETFだと規模が違うから、心情的にはVTにしたくなりそうだけど。

関連記事


ブログランキング にほんブログ村

Leave a Reply