初代iMac
なんか、ボンダイブルーのiMacにダメ出ししてる記事を読んだんだけど、初代iMacってそんなひどかったっけ?
ディスプレイがCRTなのは時代を感じるが、当時は液晶が今ほど進化してないし高価だったからなあ。そんな訳で、以下に気になった記述についてツッコんどく。
重量が17.3kgもあるのにハンドルは頭頂部にひとつ(重量はモデルによって違いアリ)。とてもこれで移動しようとは思えませんでした。CPUは233MHzのPowerPC 750で爆速だなんてジョブズは言っていましたが、実際そんなに速いわけでもありませんでした。
液晶じゃないから重いのはしょうがないが、ハンドル持って持ち上げると画面が下にくるから、もう片方の手で支えればそんな持ちにくくはなかったと思う。というか、PowerBookだかがある時代にiMacを移動しようとしてる人がいるとは思わなかったよ。
処理速度については、エントリーの入門機だから仕方ないんじゃね。
最もヒドいのが付属の丸いマウス。本体にマッチしたデザインですが、人間工学に基いていないホッケーのパックみたいで、接続するUSBケーブルがとても短かったのです。
マウスについては同意。
最後に、iMac G3の姿を見て感傷的になるのはちょっと待ってください。コレはとても高価で、イライラの募る速くもない一体型で、革命的だったけど完璧に磨かれたデザインではなく、マウスがヒドくて、ステキな配色の一台だったのです。
値段については、昔のAppleだからWindowsより割高なのは仕方ないが、Macintoshの他のローエンドモデルと比べてiMacが特別高くはなかった気がする。
この原文を翻訳した私も、L.A.で卒業後就いた職場にて、ボスがグラフィック・デザインの仕事用にボンダイブルーを買ってくれて2年半ほど使っていました。ですがメモリを増設しても、Illustratorを立ち上げたままPhotoshopでポスター用画像をPSDで保存したり、After Effectsで映像をレンダリングするのに時間がかかり、とにかくイライラさせられてMac嫌いの原因になってしまったのがコレだったんです。ヘタすると、家にあるMacintosh Quadra 950で仕事したほうが速いんじゃないか?って思えるほどでしたね。
あくまでホビー用の入門機って位置づけだと思ったが、仕事で使ってる人もいたんだ。ちなみに、Quadora 950ってiMacよりだいぶ前のクソ高いハイエンドモデルだったと思うけど。どうして、そんなマシンが家にある環境の人がiMacで重い作業しようと思ったのか、私気になります。
笑っちゃうのが、会社のウェブ制作とメインのインターネット用に、これまたボスがiMac G3にソックリなデザインの「e-one(ソーテックで有名なあのPC)」を買ってきて隣に並べたこと。今思うとヘンな仕事場だったなぁと微笑ましくなります。
それはiMacじゃなく、会社が悪かった気がする。これ見て思い出したけど、そう言えばソーテックがパチもんみたいなPC出してたな。確かに、これと比べるとボッタクリ価格だった気もしてきた。
今回の感想
昔のMacは高かったけど、Windows機とはCPUとか違ってたからまあこんなもんじゃねとも思ってたけど。Intel MacになってからはガワとOS以外はPCと大差なくなて、個人的にはMacの魅力激減したけど。まあ、その前からお布施がきつくてWindowsへ宗旨変えしたけどさ。
それから幾星霜たった今は、iPod touchとかMac miniとかiPad proとか、値段的には買っても良さげっぽい製品もあるんだけど。しかし、アップルジャパンというか外注の派遣ぽいクソ対応とか思い出すと、やっぱいざという時に現物持ってサービスセンターに気軽に行ける環境じゃないと、アップル製品を買う気にはなれんな。
これ書いたの2年以上前だけど、今では多少はマシになってるのか、私気になります。
コメントを残す