Spotlight悲しみ隠して
なんか、DeNAのWELQ炎上事件のとばっちりか、サイバーエージェント系のキュレーションメディア「Spotlight」とかでも、記事の削除や非公開が行われてるらしい。
SpotlightもWELQ同様に、盗用疑惑のパクリ記事の寄せ集めてたような感じだな。DeNAみたいにトップ含めた組織的な関与があったり、クラウドソーシングでサクラライター集めて書かせてたかどうかまでは不明だが。
サイバーエージェントのバイラルメディア「Spotlight」に写真盗用記事 著作者の抗議にライター「傷ついた」と“逆ギレ”
さらにさかのぼると、コピペがバレないように改変した上SEO対策して手間暇金かけてまで確信犯的にGoogleを欺いたWELQと違って、まとめサイトの記事をそのままコピペする濡れ手に粟のやっつけ感満載の手抜き作業までしてたらしい。
盗用がバレないような裏工作をちゃんとクラウドワークスとかのコピペライターに指導してるDeNAは、他人のインターネットコンテンツにタダ乗りしようという本気度がうかがえるが。サイバーエージェントの方は、顔採用の喜び組でもできそうな雑な仕事ぶりだな。
Amebaはパクられても文句は言えない?
今回、Spotlightの件で調べたリンク先を色々読んでいると、サイバーエージェントのブログサービス「Ameba」の利用規約には、利用者がアップロードした画像含めた情報をほぼ自由に利用できそうな条項があると指摘してる記事があった。確かに利用規約を見てみると、Amebaに投稿した記事内容はサイバーエージェントの胸三寸でどうとでも利用できそうだな。
2. 当社は、利用者が本サービスにおいて投稿、アップロード又は保存した全ての情報(文字情報、画像情報等を含みますがこれらに限られません)について、これらを保存・蓄積した上、本サービスの円滑な運営、改善、当社又は本サービスの宣伝告知等(第三者のメディアへの掲載を通じた紹介記事・コンテンツ等も含まれます。)を目的として、あらゆる態様で利用できるものとし、利用者はこれに同意するものとします。
将来的には、サイバーエージェント系列のキュレーションメディアへパクリもとい転載しても文句言われないように、ユーザーの投稿したコンテンツを自由に利用できるように規約を強化するかもね。それとも、現在の規約でもすでにノープロなのかな。だとすると、DeNAと違ってAmebaからSpotlightへの盗用じゃなくて転載なら、利用者がガタガタ抜かすのは筋違いってことになるのか。
無料ブログはパクられても文句は言えない?
ちなみに、この手の条項は無料ブログサービスならたいがいあるみたい。
このブログは、livedoorブログ・FC2ブログを経て有料レンタルサーバに移行したけど。無料サービス利用当初はそういうこと気にしてなかった。自分では結構しっかりものだと思ってたけど、まだまだ修行が足りなかったか。なお、このサイトはミニバードで運用してるけど、このサービスの運営元ネットオウルにもウェブクロウとWPblogというブログにも使える無料サービスがあるんだが。利用規約ざっとチェックした感じでは、ユーザーがアップした情報を利用できるような事は書いてないな。
しかも、有料無料問わず禁止事項に「バナーやリンク、他のサイトからの文章の引用または転載、キーワードの羅列などの、転載行為が主となる記事を掲載する行為」があるから、WELQみたいなパクリサイト作ると規約違反になってしまう。
それはともかく、普通にブログはじめるなら現時点の規約的にはメジャーな無料サービスよりは、マイナーすぎてサービス終了するかもしれないが、WPblogあたりでWordPress使ってはじめるのがいいんじゃね。将来的にも続ける気満々なら、サーバは無料でも有料でドメインとっといたほうがいいとは思うけど。
しかし、ドメインも高くなったな。もう、年間3桁では済まなくなったか。マイナードメインだとキャンペーンで安いのもあるけど、更新時はメジャーな.com・.netより高くなるのでやめといたほうがいいと思う。どうでもいい話だが、スパムとかマルウェア仕込んでそうな詐欺メールって、この手のキャンペーンで釣ってるドメインから来るのがほとんどな気がするのは気のせいか
今回の感想
そんな訳で、上場してるような大手IT企業でも、著作権的にやばいキュレーションメディアやバイラルメディアやまとめサイトとかを運営してるところがあるからな。その中でも一番影響でかそうなのが、Lineの「Naverまとめ」あたりか。DeNAは医療と言ったヤバゲなとこにまで踏み込んだせいで炎上までしたけど。NAVERまとめみたいに、ネットでググった情報をコピペ盗用した程度だと、サノケンみたいな大型案件でもなければそこまで話題にはならないか。
ただ、新聞・テレビと言った旧来のメディアからしてみれば、ネットの情報は胡散臭いと大衆にアピールする良い機会だから大きく取り上げる可能性はあるかも。まあ、テレビは課金ガチャゲーのCMとかバンバン流してるから、この件には触れたくないかもしれんけどね。
あと、パクったのが企業や有名人なら訴訟リスクがあるかもしれないけど、一般人ならその心配は限りなく低いな。そう言えば漫画家の冨樫義博氏が「幽遊白書」の単行本のコメントで、「マイナーな人からパクればオリジナルと思われる」みたいな事を書いてたな。
閑話休題。とはいえ、中には行動を起こしてパクったサイトの運営会社の代表に、弁護士同伴で直接ゴラアする人もいるが。
ちなみに、以前の記事で書いた「盗用が原因で閉鎖したパクリサイト運営会社」がこのBUZZNEWSの「WebTechAsia」なんだよな。しかも、DeNA社長はその事を知っての確信犯。
Personal Blocklist
Googleの検索結果にこの手のパクリサイトやまとめサイトといったノイズが多くて辟易してる人は、Googleが提供してる「Personal Blocklist」というChromeのプラグインをインストールすると解決できるかも。
大雑把に説明すると、匿名掲示板の専用ビューワーで使われてるNG機能みたいに、検索結果に表示したくないURLをブロックしてくれるプラグイン。これ入れて、ググって邪魔だと思った検索結果があればURLを登録しとけば排除できるので便利。このプラグイン結構前からあったんだけど、WELQ事件起きるまで知らなかったよ。もしかしたら、これが今回唯一の収穫かな。
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