リー・クアンユー
先週、肺炎で入院してたシンガポールの初代首相リー・クアンユー氏が危篤状態になったというニュースがあったが。今日未明に亡くなられたな。
リー元首相と言えば、強力なリーダーシップでシンガポールを発展させ「建国の父」とまで呼ばれた偉大な指導者。もっとも、「明るい北朝鮮」とも称される独裁国家体制の礎を築いた人物でもあるが。
シンガポール繁栄の秘訣
資源のないシンガポールでは「人こそ資源」ということで、人材育成に力を入れてる。その一環で投資や起業への税制を優遇して、金持ちを招き入れようとしてるわけだな。そういった意味では、同じ資源に乏しい日本とは違う政策で発展してると思っていたが、日本をお手本にしてる点もあったらしい。
もっとも、現在の日本については先がない「凡庸な国」と思っていたようだが。
上記記事では。少子高齢化の対策としてシンガポールでは移民を受け入れて解決してると書いてあるが。この移民の多数は前述した金持ちじゃなく、メイドなどの単純労働者で。単に安い労働力として利用してるだけじゃね。日本でも、少なくとも経団連は、こういった受け入れなら大歓迎だろうね。
個人的には、現在の日本では移民の受け入れはデメリットの方が大きいと思うので。イオンとかがいらないと言ってる、「40歳以上の日本人男性」とかを働けるようにする方がいいと思うけど。その為には、年功序列は廃止。同一労働同一賃金にして正社員と非正規の区別をなくせばいい。こういうと竹中平蔵氏の考えに近いな。
竹中氏は正直好きではないが、主張は学者先生らしく理論的には筋が通ってると思う。もっとも、この場合は「正社員をなくしましょう」ではなく、なくすのは「派遣社員」の方だと思うけどね。正規と非正規の区別をなくせば、短時間労働でも不安定な派遣社員で働く意味はないし。まあ、竹中氏は派遣会社パソナの会長だからそう言ったんだろうが。
とはいえ、区別なくすんなら正社員をもっと解雇しやすいようにする必要はあると思うけど。
閑話休題
何はともあれ、ご冥福をお祈りします。
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