Fire タブレット 8GB ブラック
なんかAmazonで、5000円でタブレットが買えるってんで調べてみたんだが。新型の「Fire タブレット 8GB ブラック」の通常価格は8980円だけど、プライム会員限定で4980円になるんだと。
新品価格 |
私みたいにすでにプライム会員になってる人にとっては悪くないけど、これ目当てにプライム会員になるのはどうかな。まあ、30日間の無料体験したことないなら、無料体験中の購入で4000円のAmazonギフト券がもらえるが。これプライム会員登録しないともらえないんだよな。しかも、登録してプレゼントされたAmazonギフト券を使ったけど、1年以内に登録をキャンセル(出来るのか?)した場合、クレジットカードからAmazonギフト券使用分の金額を請求するとのこと。
なので、プライム会員の特典が欲しければ、素直にAmazonの軍門に下らないと無理だね。
4980円なら買い?
ざっとAmazonの商品ページを見て、カタログスペックを中心に検討してみたんだけど。個人的には4980円ならありだが、8980円ならないかもって感じかな。
ディスプレイ
画面は7インチだけど、解像度が6インチのFire HD 6の1280×800より低い、1024×600なんだよね。液晶はIPSだから安物ではないだろうが、微妙にケチってる。
このサイズだと漫画読むには、スマホ向けに最適されたような奴じゃないと厳しいかな。見開きはまず無理だろう。さらに、動画は当然SD画像になるだろうな。9月下旬スタート予定のプライム・ビデオ対応とはいえ、家での視聴がメインの人には物足りないんじゃね。出先での視聴がメインなら問題ないかもしれんが。
プロセッサ・メモリ
プロセッサはクアッドコアで最大1.3GHzだが、製品名は公表してない。その時点でお察しなんだが、Amazonの場合はそんなにヒドイものは載せてないはず。
家のHD 8.9に搭載されてるOMAP 4470だと、当時でも遅いと言われたけど。確かにベンチは振るわなかったみたいだが、1920×1200のHD動画の再生には問題ないんだよね。遅いけど低消費電力でマルチメディア性能は優れてることを考えると、Amazonコンテンツの再生を重視してるとは言えてる。
そんな訳だから少なくとも、動画再生に使えないってことはないと思う。もっとも、画面が1024×600しかないからHD動画再生に比べたら負荷は少ないだろうが。
なお、メモリは1GBなので最近の重いアプリだときついかもしれんな。そこまで処理速度要求するアプリの利用がメインなら、普通はハイエンドタブレット買うだろうけど。
ストレージ
内蔵8GBで利用可能領域が5GBは少なすぎる。だが、microSDカードに対応できるから致命的な弱点にはならない。ただ、アプリによっては内蔵メモリにしかインストール出来ないのとかあるんだよね。最悪でも、Amazonで購入したコンテンツならmicroSDカードに保存可能だと思うが、9月末開始予定のプライム・ビデオに関する記述しかないんだよね。
Coming soon― プライム・ビデオはダウンロードできるので、オフラインでもFireシリーズですぐに視聴できます。つまり、車や飛行機の中、休暇時など、Wi-Fi環境が得られない場所でも、いつでもエンターテインメントを楽しめます。microSDカード (別売)を使用すれば、ストレージを128GBまで拡張でき、さらに多くのコンテンツをダウンロードできます。
これが気になるなら、microSDに保存可能なコンテンツが明らかになるまでは買えないかな。
* 当初電子書籍はmicroSDに保存不可でしたが、その後のソフトウェアアップデートで電子書籍も保存可能になりました。
サイズ
大きさは191×115×10.6mmということだけど。これより小さいHD 6の実物(161×103×10.7mm)触ったことあるけど、かなり分厚く重く感じたな。Fire タブレットはこれより大きいから、相対的に薄くは感じるだろうが、それでも厚めなことは変わりないと思う。それなんでごついことは予想されるが、それだけに強度は他タブレットより自信があるんだろう。
落下テストで最新のiPad Air2の2倍の耐久性が証明されています。壊れにくく、安心して毎日お使いいただけます。注)ランダム落下試験により、耐久性において2倍持続との結果
けど、HD 6と違ってゴリラガラスと明記してないってことは、違うんだろうな。
信頼の耐久性厳しい耐久性テストを実施し、頑丈なGorillaガラスを採用したFire HDタブレットは、耐久性にもすぐれた安心して使えるタブレットです。
その他
廉価版らしく、Wi-Fiはシングルバンドで802.11b/g/nのみ。スピーカーもDolbyオーディオなしでモノラルだな。バッテリーも7時間と、HD6の8時間より少ない。プロセッサが分からないからなんとも言えないが、HD 6(クアッドコア最大1.5GHz)よりクロックが低く、画面解像度も狭いのに使用時間が短いってことは、おそらくバッテリー容量も少ないと思われる。それでも、5000円タブレットで7時間持つ機種なんてそうそうないとは思うけど。
保証期間
最後にFire HDタブレット最大の弱点について。現在過去のFireタブレットラインナップの中で、私の知る限りこの機種だけが保証期間が90日しかないんだよね。他は1年なのに。この辺は、並行輸入で初期不良のみの中華タブレットに毛が生えた程度か。
まあ、オプションで延長保証付けられるけど。当然有償ですが。
延長保証
商品説明でも「オプションで別売の延長保証をご利用いただけます」と書いてあってリンクが貼ってあるが。内容は、1・2・3年で1480・1880・2480円だからな。1年延長するならHD 6が割引の時買ったほうがいいかもしれん。それ考えるとと、つけるなら2年か3年かな。保証期間1年あれば、壊れたら4980円で買い換えたほうがいいと思うけど90日だからな。
そう言えば、プライム会員限定の4980円って期間限定なんだろうか。そうじゃないなら延長保証のほうがいいか。
この延長保証って、Amazonじゃなくテックマークジャパンて別会社がやってるんだな。けどこの保証、一律料金じゃなく機種によって値段が変わるので、廉価なFire タブレットと比べて、Fire HD 8とか10の方が高くなってる。
保証内容的には、落下とかのメーカー保証対象外の他に、バッテリーの消耗に関しても保障してるのは魅力かな。どっちも保証期間内に一度しか使えないけどね。まあ、2~3年で2回以上タブレット破損させてるドジっ子さん以外なら加入するメリットありそうだな。
4980円のタブレットに、製品価格の4割近い1880円とか2480円の保証付けるのは心理的な負担が大きいけどね。
今回の感想
Androidベースとはいえ、Amazon独自OSというのがメリットにもデメリットにもなるけど。それを差し引いてもプライム会員なら、もうこの価格帯の中華タブレット買う意味ないかな。実際に使ってみないと分からないこともあるが、カタログスペック見て判断する限りでは保証期間以外に弱点はないかな。まあ、スペックが低いってのはあるけど、そりゃ価格なりだし。
そのことを理解して割りきって買うなら、おそらく買って後悔する可能性はmicroSDカードにAmazonのコンテンツが保存できない場合ぐらいだが。もっともそれが出来ないようなら、「an・an」じゃないけど、間違いなく返金もののクレーム付きまくるだろうが。
実際は現物触ってみないとなんとも言えんけど、プライム会員限定のこの値段なら細かいことは気にすんなの一言で済ませてもいいかもと思えるんだけど。けど、やっぱり保証期間だけは気になるな。
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