送料・レンタル料と値上げが続いた楽天レンタルが心を入れ替えたのか。今回はじめての試みと思われる、新作・準新作のレンタル料金を半額にするキャンペーンを開始したよ。全品じゃなくて厳選だけどね。期間は「2013年10月18日(金)5:59」までと、1週間ぐらいある。
今回のキャンペーンでレンタル料金は、対象タイトルなら新作が140円、準新作85円になる。この価格帯だと準新作はありがたみないかな。なんせ、値上げ前なら準新作は旧作扱いで、50円だったからね。けど、新作140円はそこそこ安いか。20枚借りれば1枚当たりの単価は140円+送料1000円÷20で190円。DISCASで16枚頼んだ場合の@200円より安くなる。けど、新作だけを借りるなら、この価格差ならDISCASの方がいいんじゃねって、気がするよ。
というのも、楽天の厳選キャンペーンはしょぼいからな。私のレンタルリストに登録してあるCDだと、新品半額になってるのは、レンタル開始日が2013.6.10の1枚だけ。あと2ヶ月で準新作落ちする奴のみなんだぜ。8月・9月とかならまだ理解できるが、4月開始のも280円のまま。せめて開始後3ヶ月ぐらいから対象になればねえ。この状況じゃ、半額になってる新作20枚を選ぶなんて無理じゃね。
まあ、楽天レンタルでは同じ期間中に旧作全品10円セールやってるから。新旧おりまぜて借りるなら、楽天もありかな。普段から新作を通常料金で借りてるような人なら、今回のキャンペーンは悪くないのかも。
オレは食うだけ
送料・レンタル料金と値上げした楽天の意図を読み取ると、なんとか客単価を上げる方向に持ってきたいのではないかと推察してるが。値上げ後は逆に利用者が減って、かえって売り上げが下がったのではないだろうか。多分、楽天の顧客って旧作になるのが半年から1年に変更されても、準新作で借りずに旧作になるまで待つようなタイプだろうし。今回のキャンペーンで新作・準新作を半額にしたのは、この価格帯がどのぐらいの需要があるかを調査してるように思える。
正直、楽天レンタル利用してる人は料金が安いから利用してるだけで、値上げすれば離れるし、他社のほうがお得ならそっちに流れる浮動層だろうからな。楽天がレンタル業界でこの先生きのこるのは厳しいんじゃないかと思う。このまま安売り競争を仕掛けてライバルを消耗させて持久戦に持ち込むか。
もしくは、正攻法で同業他社並に在庫の充実を図るか。楽天・DISCAS・DMMとネットレンタルサービスを利用した経験から言うと、利用したいとこってのはシンプルに、借りたい作品が借りられるところなんだよね。DISCASは日本一の在庫量を誇るだけのことはあると思ったし。DMMは一部ジャンルの品揃えと独占タイトルでは他の追随を許さないし。じゃあ楽天には売りになるようなアピールポイントがあるのか、と聞かれたら…… 通常のレンタル料金で借りる気起きないほど、頻繁にやってるキャンペーンのおかげで料金が安いとこかな、としか答えられないよ。
各レンタルサービスについての記事は↓
・楽天レンタル
・TSUTAYA DISCAS
・DMMレンタル
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