PCエンジン30周年
なんか、10/30はPCエンジンの発売日で、昨日が発売30周年だったらしいが。
『PCエンジン』発売30周年! ツイッター上でファンが「#PCエンジン誕生祭2017」とタグ付けして祝福
さらにソフトのラインナップにも特色があり、アーケードシューティングの名作「R-type」「ファンタジーゾーン」などがいち早く移植され人気を博したほか、後に定番タイトルとなった「ときめきメモリアル」や「ファイヤープロレスリング」などを生んだ機種としても知られている。
どうでもいいけど、PCエンジンのラインナップの例に「R-TYPE」と「ファンタジーゾーン」を並べるのは、私気になります。
R-TYPE
とりあえずR-TYPEとファンタジーゾーンについて補足しとくと。どっちもアーケードがオリジナルで、ジャンルは横スクロールパワーアップシューティングゲーム。これらが家庭用ゲーム機とかに移植されたわけだが、それについてはWikipediaでPCエンジンのタイトル一覧が発売順に並んでるので、参照してほしい。
当時を思い出すと、最初の4つがハードの発売同時タイトルだと思ってたが、実際には「上海」と「ビックリマンワールド」の2つなんだな。上海は、今見てそう言えばこんなのもあったな程度の印象なんだが。ビックリマンワールドの方は、これまたセガのアーケードゲームをなぜかビックリマンのキャラに置き換えるというナニソレイミワカンナイ的作品だったな。ハードの値段的に、PCエンジンとビックリマンの購買層がかぶってるとは思えなかったが。どうでもいいけど、ファミコンでも似たようなキャラ改変移植で「高橋名人の冒険島」ってのがあったな。どれだけワンダーボーイ嫌われたんだよ。
それはともかく、R-TYPEに話を戻すと。PCエンジン8番目と11番目のタイトルで初期の名作なのは間違いないが。ちなみに、なんでIとIIの2本なのかというと、当時の技術では容量が足りなくてHuカード1本じゃ足りなかった苦肉の策。R-TYPEは移植の出来もさることながら、任天堂(出てない)・セガに先んじて移植されたから「いち早く移植」されたと言ってもいいだろう。
ファンタジーゾーン
それと比べると、20番目のファンタジーゾーンについては微妙。なんせ、PCエンジン発売前に、MarkIII版とファミコン版が出てるからな。
まあ、当然後発でスペックが上だけあって、出来は一番だったとはいえ。ゲーム史的に試験に出るほど重要かと言われるとちょっと。むしろ、ファンタジーゾーン含めた自社タイトルをPCエンジンに移植するのを許した、セガの戦略の方が興味深いかな。おそらくセガの中の人は、アーケードゲームを知り尽くした我が社に、ゲームも作ったことのない所詮NEC程度という、舐めプ的な上から目線だったのではないだろうか。単に、任天堂に圧倒的大差をつけられてて出し惜しみする余裕なかっただけかもしれんが。
どうでもいいけど、ラインナップの例に出すならファンタジーゾーンよりナムコの「妖怪道中記」の方が適切だった気がする。7番目という時期より、初のサードパーティタイトルで、シューティングとアクションの違いはあるけど、これもアーケードからの移植だし、乙姫様だし。
PCエンジンのスペック
あと、スペックについても気になる記述があった。
しかし、高価なだけあってグラフィックやサウンドの美しさのほか、最大5個のコントローラが接続可能なマルチタップが発売と同時にリリースされたり、家庭用ゲーム機で世界初のCD-ROMを採用した周辺機器「CD-ROM2」が発売されるなど、高性能な機種として注目を浴びた。
グラフィックはともかく、サウンドはファミコンと比べるとたいして進化してなかったんじゃね。発売当初から、なんでFM音源搭載しないんだってツッコミがあったからな。当時の見解としては、コストの問題もあるけど処理速度を優先したって説もあった気がするが。とはいえ、後にセガのマイナーチェンジ機種のマスターシステムがFM音源(MarkiIII用のオプション別売り)搭載してるんだよな。まあ、PCエンジンのサウンドもCD-ROM2でCD-DAの力技があったけど。
今回の感想
なんだかんだ書いたけど、PCエンジンってハード的には堅牢コンパクトで非常によく出来てたと思うな。その代償に、前述したようなR-TYPE分割とか、バックアップROMを付けれなくて天の声みたいな弊害もあったけど。
しかし、あれから30年も経ったのか。私も年を取るわけだな。
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