税率90%?
なんか、昔ビートたけし氏の税率が90%ぐらいあったという記事を読んだんだけど。
てっきり事務所に抜かれて残った数字なんじゃねと思ってググったら、驚愕の事実が。昭和59年までは、住民税とあわせると最高税率88%までいってたのか。確かに、これなら200億稼いで180億ぐらい税金払っても不思議じゃねえな。
芸能人の税金対策?
この件に反応してるツイートで、ちょっと気になったのがあるんだが。
「こんなに取られたら働く気が無くなる」という金持ちと思われる人の感想が多いけど、もっとお金以外の対価、報酬で報いることを考えたほうがいいと思うんだよな。名誉じゃお腹は膨れないと言うかもしれないけど。何もなく取るだけは、無しで。 https://t.co/wkP2pKvuic
— ume_pon (@ume_pon) 2017年5月21日
現実には、ビートたけし氏は自分の事務所(会社)作ったから、おそらくギャラは会社の売り上げにして、そこから給料をもらってるんだと思う。ちょっと別の業界の話になるが、個人から法人成りして経費で節税しようとしてるIronSugar先生みたいな感じ。これは経費の話だけど。
税理士さんと打ち合わせ。色々と経費になるものを聞いてくる。持ち家を会社に貸し出して家賃もらうとか、携帯を会社名義にするとか、社用車とか、会社の経費って幅広くて有利だなーと感じる。あとはエロサイト会員費やAV、同人作品を購入も経費だろうし。個人でお金出す事が無くなりそう。
— ironsugar (@ironsugarDoujin) 2017年4月28日
芸能人なら個人でも、一般人よりは経費に出来る範囲が広いみたいだから、ビートたけし氏もうまくやれば200億のいくらかは経費に出来たと思うんだけど。まさか、経費引いても200億残ってたのか。
それでも、会社作った方が経費的には有利だろうし、赤字を繰り越したり家族を従業員にしたり、赤字でも多額の役員報酬を自分で決めるとか、やろうと思えばいくらでも節税出来そうだしな。
はい。基本的な経費としては、人件費として従業員が数人と、役員報酬で、年間4000万円くらいですかね。
略
でも、そこまで届かなかったので赤字です。
今回の感想
そんな訳で、稼ぎすぎて税金の額に憤りを覚えた芸能人が節税対策に会社作るようになるのも納得出来るかな。さらにレベルアップすると、故大橋巨泉氏みたいに海外移住するかもしれんな。日本国籍のままでも住民票抜けば、日本に税金納める必要なくなるし。とはいえ、毎週レギュラーがある売れっ子芸能人だと、流石に海外に拠点移すのは厳しいか。それとも、東南アジアぐらいなら平日日本で週末シンガポールぐらいならいけるんだろうか。
個人的にはアメリカみたいに属人主義を採用して、どこに住んでようが日本国籍なら日本に税金払うようにすべきだと思うが。こここまでやると、超富裕層クラスだと日本国籍捨てるかもしれんが。
2017年からCRS(共通報告基準)施行 あなたの海外口座が各国の税務当局の間で自動的に交換される
属人主義を採用している国の代表はアメリカである。米国人は世界のどこに住んでいても本国に納税することになっている。この属人主義の税制を採っているのはごくわずかな国である。
それはともかく、某氏がつぶやいたように「お金以外の対価、報酬」で、高額納税者が納得出来る案ってあるんだろうか。個人的には、税率低くする以上に効果的な対策があるとは思えないが。いっそ、昔みたいに長者番付でも復活させてみるとか。無駄だと思うけど。
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