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  • eBookJapanで楳図かずおの「14歳」を買ったよ -小学館のコミックセット45作品が50% OFF-

    eBookJapan

    なんか、イーブックイニシアティブジャパン eBookJapan小学館の一部のコミックセットが半額になってるので。以前に、ポイント50%還元セールで買った時のポイントを使ういい機会だと思って、楳図かずお「14歳」全巻セットを購入したよ。20冊まとめて税込4320円だから、1冊当たりだと216円。

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    他にも、「うしおととら」「帯ギュ」も買おうかどうか迷ったんだけど。30冊以上となると、7割引か5割引+ポイント50%とかじゃないと手が出せないかな。まあ、ポイントも「14歳」にも足りないぐらいしかなかったし。

    ちなみにこのセール、11/24までなので注意。

    セットで半額!!! 読まなきゃソンだよ!小学館名作マンガフェア

    今回のまとめ

    eBookJapanのポイントはいまいち使いにくくて。支払方法がポイントのみか、登録したクレカとの併用しかないだけじゃなく。一部でもポイントを使うと、ポイントがまったく付かないと言う糞仕様なんだよね。なので、ポイントで買うならポイント○倍とかは意味がないから。販売価格が割引されてるのを待っていたので、今回の小学館半額セールはありがたかったな。

    他にも、72時間限定の竹書房全コミック50% OFFってのもあるので迷ったけど。買いたいと思うのがまだ連載中なのと、元の値段がそこそこ高いので断念した。まあ、竹書房のマンガが好きな人なら悪くないセールかな。



    ちなみに、セール期間は11/25 12時までと短いので注意。

  • So What?電子書籍版買っても単行本は処分できないな

    So What?

    こないだセールで買った、Kindle版のわかつきめぐみ「So What?」なんだけど。

    わかつきめぐみのSo What?電子書籍版がKindleで3巻まで108円 -全4巻買っても856円-

    紙の単行本1巻を引っ張り出して比較してみたら、結構変更されてる点があった。悪い方に。これは電子書籍化の問題と言うよりは、文庫本にした時の編集の問題だと思う。以下に、紙の単行本との比較を上げてみる。

    扉絵

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    電子書籍版の目次はこのようになっていて、単行本とはちょっと違う。だが、もっと大きい違いは扉絵の扱い。電書だと各話のタイトルも、向かって左のようにテキストのみで処理されているが。単行本だとすぐ1ページ目になっていて、次は見開きの扉絵にタイトルが入ってる。

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    一方、電書では単行本に合った文字の写植がない状態で収録されている。当然、単行本の方が連載時の状態に近いんだと思うが。電書の方が絵だけが見れるから、かえっていいって人もいるかも。

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    おそらく、電書の元になった文庫版は通常の単行本より小さくなるので。絵の上に文字が載ってると、ごちゃごちゃして見づらいって理由だと思うが。こっちはそれほど重要な変更点ではないんだが、次のは致命的。

    おまけコーナー

    単行本のページでは、おそらく広告か何かで余った余白の穴埋めだと思うが。作者のおまけコーナーみたいなのがあるんだけど。これがばっさりカットされてる。

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    これも電子書籍だからでなく、おそらく紙の文庫本がそうなので合わせてるんだと思うが。やっぱり字が小さくて読みにくくなるって理由なんだろうか。

    ちなみに、単行本の第1巻では「ウラ話うちわネタ 5」まである。

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    それと単行本では、本編のSo What?以外の読みきり作品も収録されているが、電書ではそれもない。これは特に問題ないかな。

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    今回のまとめ

    So What?の電子書籍版はちょっと残念なことになってるかな。まあ、上記の写真で分かるとおり、単行本には紙の劣化があるので、今回電書で買った事を後悔することはないんだけど。4巻完結で1~3巻が108円だったからな。でも、通常価格だと、正直お勧めできないかな。

    So What? 1 白泉社文庫

    ただ、今回は文庫本が元になってるからかもしれないが。それでも、オリジナルの紙版と比べると、電書版は劣化コピーになっているんだよな。電子化の再現度がこの程度だと、手持ちのマンガを処分して電子書籍に移行する事は出来ないな。紙本を処分する覚悟があるのなら、中途半端な電子書籍を買うよりも、自分で自炊した方がよっぽどいいかな。

    そんな訳で、So What?に限らないけど、電子書籍はページの端々まで思い入れのある作品なら、スクエニとかキルタイムみたいに電子書籍でも紙に近いようにしてる出版社以外は買わない方がいいかも。そこまでこだわりはないけど、たまになんとなく読みたくなるような作品なら、安売りしてる時に電子書籍で買ってもいいかな。

    セール時でもよほど割引率が高くなければ、全巻そろえるとなるとブックオフの100円コーナーよりは高いんだけど。日本の住宅事情を考えるなら、かさばる紙の本の保管コストまで考慮すれば、その値段差を無視できる水準まで値段が下がるなら買っても良くね。広い持ち家があって収納に困らないなら別だけど、それでも紙の劣化リスクは避けられないし。

  • わかつきめぐみのSo What?電子書籍版がKindleで3巻まで108円 -全4巻買っても856円-

    白泉社1~3巻108円セール?

    なんかAmazonのkindleストアで、白泉社のコミック1巻から3巻まで108円で売ってる奴があるんだけど。まあ、マンガは巻数多いから、3巻程度が安売りしても4巻目以降買わないからな、なんて思ってたら。セール対象に、わかつきめぐみ「So What?」があるのを見つけてしまった。しかも全4巻の文庫版。

    So What? 1 白泉社文庫

    最終巻のみ532円だけど、他3冊が108円なら合計856円だから、1冊当たりの単価は214円か。これなら許容範囲だな。それにしても、KoboとかeBookJapanじゃセールしてないんだけど、kindleは何と戦っているんだろう。

    So What?

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    そんな訳でKindleで4冊買ってしまった。ちなみに、「So What?」は文庫じゃない紙の単行本、確か6巻までだったと思う、で持ってるんだけどね。流石に昔の本だから、焼けとか劣化が気になるので。電子化したかったってのもあるけど。これは結構お気に入りだから、紙・電書両方で揃えておきたかったのでちょうど良かったよ。

    ただ、ベースが文庫本なのはちょっと気になるかな。前に、同じ白泉社文庫の「パタリロ」が無料になってる時に購入したんだけど。紙の文庫本だと巻末に収録されてる解説が、電子書籍版だと入ってないんだよね。「So What?」は文庫本読んでないのでどうなってるか分からないけど。

    まあ、今回21時過ぎに買ったので、イーモバの通信制限かかってるからまだ落としてないから、まだ中身確認してないんだけど。

  • 玉井雪雄の「じこまん」買っちゃった -Kindle日替わりセールで99円-

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    じこまん

    Kindleの日替わりセールで電子書籍を買ってしまった。買ったのは玉井雪雄の「じこまん」1巻

    じこまん 1

    内容は最近良くある自転車啓発本みたいな感じ。個人的には、玉井雪雄氏の名前を見て、なつかしいーと思ってサンプル読んで衝動買いした。まあ、高千穂遙氏の自転車関連の著書を読んで楽しめる人なら面白いと思う。

    「じこまん」は既刊2巻で現在も連載中みたいだが。Kindleだと2巻も280円と割引されてる。これはおそらく、楽天Koboの30%OFFクーポンへの対抗と思われる。

    楽天Kobo電子書籍ストア: マンガ1万冊以上クーポンで30%OFF

    楽天Koboのセールが8/22 9:59までやってるから、Kindleの3割引もあと3日ぐらいはやるんじゃないかな多分。

    Kindle日替わりセール

    ちなみに、じこまん1巻99円セールの方は8/18までだから、これを書いてる時点だと残り2時間ちょっとしかないな。このセールは日替わりで結構いろんなタイトルが対象になるから、チェックしといて損はないかな。

    Amazon.co.jp: Kindleストア: Kindle日替わりセール
    毎日セール対象作品が違うので注意

  • eBookJapanで押見修造の惡の華1巻が無料になってるよ

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    惡の華1巻無料

    イーブックイニシアティブジャパン eBookJapanで、押見修造の「惡の華」1巻がまた無料になってるよ。ダウンロード可能だから会員じゃないと読めないけど。しょぼい期間限定と違って、後で読めなくなることもないので。興味ある人は無料登録してもいいんじゃない。



    惡の華についてはこちらの記事も参考に
    押見修造の「惡の華」を読んでボードレールの「惡の華」を読むなら

    無料本

    まあ、eBookJapanだと期間限定無料の作品も、ブラウザ楽読みなら登録してなくても読める(2巻以降だとログイン要求あり)けどね。他社だと、無料で購入しなくちゃならないし。視聴期間が終了した後も、本棚や履歴に残るからうざいんだよね。その点、期間限定作品はダウンロードなしで読める、eBookJapanのシステムは楽でいい。

    ちなみに、今週無料で読んだのは「生徒会役員共」の1巻とか。



    これは「きふよみ!」という企画で無料公開されていて、1DLごとに55銭が東に本題震災の被災地に寄付されるらしい。ストリーミング形式の閲覧でも、ユーザー1人につき55銭を寄付するらしい。まあ、きふよみ!企画はeBookJapan以外のサイトでも対象みたいだが。

    週刊少年マガジン55周年記念 東日本大震災支援プロジェクト きふよみ!

    講談社コミックセット50%OFF

    eBookJapanでは他にも講談社関連のセールをやってて、一部のコミックセットが50%OFFになってる。



    「特攻の拓」が対象なら買いたいんだけど、これってeBookJapanでも電子化されてないんだよな。作画の所十三氏の「名門!多古西応援団」は電子化されて50%OFFの対象なのに。もしかして、原作の佐木飛朗斗氏との間で契約が取れないのだろうか。

  • ハイスコアガール自主回収

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    著作権侵害はないけど自主回収?

    昨日SNKプレイモアがスクウェア・エニックスを訴えた、ハイスコアガールへの著作権侵害の件だが。スクウェア・エニックスは既刊5巻と公式ファンブックを自主回収することを決めたようだ。

    「ハイスコアガール」単行本を自主回収 スク・エニ「著作権侵害の認識はない」 連載は継続

    このニュース記事では、広報担当者の発言を紹介してるが。スクエニからの公式発表がない状態なので、昨日の記事を書いた時点では様子見してたが。あの時間でもすでに、AmazonのKindleストアとBOOK☆WALKERは販売停止してたな。現時点で確認したところ、楽天Kobo、BoookLive、イーブックイニシアティブジャパン eBookJapanと主な電子書籍サイトも追随してる。

    あいかわらずスクエニはだんまりだが、eBookJapanが重要なお知らせで、「出版社からの要望により2014年 8月7日(木)をもって配信停止とさせていただきます」と書いてあるので、スクエニの要請なのは間違いないだろう。

    「ハイスコアガール」(スクウェア・エニックス)販売停止のお知らせ

    SNKプレイモア

    前回の記事では、SNKプレイモアの事をSNKと略していたが、調べたらこの略称には問題ある事に気づいた。SNKプレイモアは、ハイスコアガールに登場してたゲームを作ったSNKとは別で、元々はSNK系列の版権管理をしてた会社で。SNKが破産した時に、SNKの知的財産権を取得しただけらしい。どうりで、今回の対応にはゲームメーカーとは思えない温度差を感じたわけだ。

    とりあえず、SNKの表記はSNKプレイモアに直しておいたよ。

  • ハイスコアガール連載終了の危機!? -SNKプレイモアがスクエニを刑事告訴-

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    ハイスコアガール著作権侵害!?

    SNKプレイモアが自社ゲームのキャラクターを勝手に漫画で使われた事で、スクウェア・エニックスを訴えたらしい。

    株式会社スクウェア・エニックス等に対する刑事告訴について(PDF)
    本日の一部報道について(スクエニ公式コメント)
    スク・エニに家宅捜索 人気漫画「ハイスコアガール」がゲームキャラ無断使用・著作権侵害の疑い (1/2)
    「ハイスコアガール」スク・エニ告訴でSNKプレイモアが説明 「なんら誠意ある対応なかった」
    著作権法

    SNKプレイモアの言い分によると、著作権を侵害してるのは、押切蓮介氏の「ハイスコアガール」で。スクエニに「ハイスコアガール」と連載してる月刊誌や関連グッズの即時停止を再三申し入れたらしい。それでも誠意ある対応がされなかったので、今回やむを得ず刑事告訴をする事になったと。

    スクエニはこの件に関する報道について、家宅捜査された事は認めてるが、会社から何らかの発表は現時点では行っていない。なので、実際にどういうやり取りがあったかは不明だが、少なくとも「ハイスコアガール」がSNKプレイモアから許可を取っていなかった事は確かなんだろうな。

    ハイスコアガール

    「ハイスコアガール」は私も既刊全部読んでいるが。カプコンのガイルやザンギエフとかは、ゲームキャラとしてだけでなく、登場人物(主人公のイメージ)としても登場してるな。けど、SNKプレイモアのキャラはそういう風に出てたっけ? メタルスラッグのゲーム自体はよく出てたけど。そうなると、作中でゲームしてる時のプレイ画面の絵についても、問題視してるんだろうか。その辺は今後の展開で明らかになっていくんだろうけど。

    今回の件については、アニメ化が決まっているような人気作なのに、どうして権利関係をはっきりさせていなかったのか。本社などが家宅捜索されるまでに至った、スクエニの手際の悪さを感じる。ただ、「ハイスコアガール」でのゲームやキャラクターの取り上げ方は、SNKプレイモアの損になるとは思えないが。むしろ、スマフォとか最近のゲーム機に移植されたレトロゲームをプレイするきっかけになるんじゃね。

    まあ、著作権は私的な権利だから、こういう訴えもありなんだろうが。SNKプレイモアからすれば、誰に断って自分とこのゲームで商売しとるんだって感じなのか。それにしてもライセンス料とかで解決できなかったスクエニは、「誠意ある対応がなされませんでした」って、どんな対応してたのか。もっとも、SNKプレイモアもそういった交渉なしに、いきなり販売停止を求めてたとしたら、それはそれで問題だったと思うが。

    裁判になるか和解するかにしても、「ハイスコアガール」が中途半端に終了するのだけは避けて欲しいものだな。

    電書でハイスコアガール買うなら

     スクウェア・エニックスからの要望で「ハイスコアガール」とファンブックは自主回収されました(2014/8/7)

    ちなみに電子書籍で「ハイスコアガール」を買う場合、現時点だとどこも値引きしてないので、クーポンのある楽天Koboが一番安くなるかな。

    楽天Kobo電子書籍ストア: 楽天Koboはおかげさまで2周年

    上のページの真ん中ぐらいに、全書籍対象の2周年クーポン(222円OFF)があるんだけど。このクーポンは、「お買い物かご1回分のご注文総計金額500円以上でご利用可能、期間中何度でも使えます。表示価格から割引されます」だから。1冊627円の「ハイスコアガール」なら、1巻ごとに使えば@405円になる。なお、開催期間は8/8 9:59まで。

    楽天Koboを利用したことがなければ、はじめての方限定の1000円分無料クーポン使えば、もっと安くなるか。

    楽天Kobo電子書籍ストア: 初めての方限定!無料クーポンプレゼント中

    ・2冊以上まとめ買いの場合でも、1回の注文から合計1,000円引きのクーポンとして利用可能です。
    ・合計1,001円以上の注文の場合、超過分はお客様のご負担となります。

    これで2冊254円。残り3冊を405円で買えば、1冊当たり293.8円まで下がる。

    スクエニの電書は紙と変わらない値段だけど。紙と同時発売だし、裏表紙とかも収録して出来るだけ紙に近づけてるからな。その点は評価してるので、今回の訴えは非常に残念。

  • 押見修造の「惡の華」を読んでボードレールの「惡の華」を読むなら

    「惡の華」押見修造

    こないだ、イーブックイニシアティブジャパン eBookJapan押見修造の「惡の華」を買ったって話をしたが。この作品を読んだきっかけは、「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」の作者だと知ったことだったが。その前に「惡の華」がアニメ化された時に、興味を持った事を思い出した。タイトル見て、ボードレールかよって思って調べたら、本当にボードレールの「惡の華」から着想を得た作品だった。ボードレールの「惡の華」なら、5冊持ってる私がなんでチェックしなかったのか。その理由も判別した。アニメの絵柄見て見る前から切ってたんだ。

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    「惡の華」コミック感想

    ちなみに、コミックの「惡の華」を全巻読んだ感想は。6巻までは期待通りの面白さだけど。7巻以降では、求めていた物とは違うと感じたが、それなりには楽しめた。ラストはそれほど心に残らなかったかな。まあ、少年漫画だからこういうオチの付け方なんだろう。単に、自分が年取っただけか。

    個人的には6巻までは一気に盛り上がるんだけど、そこがピーク。その後は普通の漫画って感じかな。

    「惡の華」ボードレール

    作中には、ボードレールの「惡の華」が出てくるけど。余談だが、「惡の華」を読むなら最初に登場した堀口大学訳より、その後のちくま文庫の「ボードレール全詩集」1巻の方がいいんじゃないかと思う。私が学生時代最初に読んだ本の文庫版で、訳者は阿部良雄。阿部良雄訳自体はそれほど好きじゃないけど、解説は一番充実してる。なので、内容を理解したい人にはいいと思う。

    けど、個人的に一番好きなのは、岩波文庫の鈴木信太郎訳だったりする。フランス語が読めるわけではないので、翻訳の正確さとかは分からないが。読んでて一番グっとくるのがこれ。本の感想なのに、文章ではうまく伝わりそうにないな。まあ、この手の類は頭よりも、セブンセンシズで感じた方がいいんじゃね。というわけで、手元にある4冊の訳を引用しとくんで。興味ある人には多少の参考にはなるんじゃないかな。可能なら、リアル本屋で読み比べてみた方がいいだろうけど。

    ちなみに引用してるのは、栞が挟んであった詩「L’Irreparable」の最初の部分。

    鈴木信太郎

    悪の華 (岩波文庫 赤 537-1)

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    取返し得ぬもの

    老いぼれた、長い月の悔’恨’を 絞め殺すことが出来ようか。
    蛆虫が死人を喰らひ、靑蟲が
    樫の木を喰ひ荒らすやうに、俺たちを食物にして
    生きて、動いて、のたうつてゐる
    執念深い悔’恨’を 俺たちは 絞め殺すことが出来ようか。

    この引用だとほどほどだが。実際は、旧字と旧仮名遣いのオンパレードルビ振ってないのも多数あるので、辞書で調べながら苦労して読んだ記憶が。訳のほかに、解説もそこそこ多いし、付記にはヴァレリーの評論もある。それと年譜の編者が、ちくま文庫版の阿部良雄。

    個人的には、独特のリズムと格調高い文章で、ボードレールのダンディズムを感じさせるこの訳が一番好き。

    堀口大學

    悪の華 (新潮文庫)

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    取返へしのつかないもの

    「悔恨」の息の根は、止めてやれないものか知ら?
    年月長く僕等に住みついて、息づき、動き、のたうちまはり、
    蛆が死體を、松毛蟲が松を、あらすとそつくりに、
    僕らを啖つて肥え太る
    しぶとい彼奴「悔恨」の息の根は、止めてやれないものか知ら?

    これも古い訳だから、結構読みにくいんだよね。新潮文庫にも若干の解説があるんだけど。後ろのページに「註」でまとめてあるから、読むのが面倒。その点岩波・ちくまは、ページ下部に解説用のスペースが割り当てられているから、各詩の解説を読むのにページ移動する手間が省ける。それと、詩のタイトルが和訳のみで、原題が書いてない。まあ、余計な解説とかが目に入らない方が、詩の内容に没頭できる人もいるだろうし。フランス語が分からない読者には、原題なんてなくても同じかもしれんな。

    ただ、一人称が僕なのがちょっと引っかかる。なんというかこの文体だと、なよっとした印象なんだけど。どう読んでも、中坊があこがれるようには見えない。まあ、「内容良く分からないけどこの本読んでる俺は他の奴らと違う」とか思いたい人は、別に文体とか気にする必要はないのか。

    阿部良雄

    ボードレール全詩集〈1〉悪の華、漂着物、新・悪の華 (ちくま文庫)

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    取り返しのつかぬもの

    おし殺すことができようか、古くて、長い<悔恨>の奴
    生きて、うごめき、身をくねらせ、
    私たちを餌食にする、まるで死人を食う蛆虫か
    樫の木を食う毛虫のような、
    情け容赦もない<悔恨>を、おし殺すことができようか?

    今回引用した中では、一番読みやすいんじゃないかな。単に、現在の文章に近いからだろうが。ちくま文庫のいいところは、ボードレール全詩集〈1〉〈2〉を買うと、詩に関してはボードーレールの全作品を網羅できるところ。当然私は両方揃えたけど、2巻は読んでないような。

    安藤元雄

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    この他に、集英社文庫の安藤元雄訳も持ってるんだけど、ちょっと見つからなかったので今回は割愛。

    Richard Howard

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    ついでに英訳も紹介しておく。流石に英語で詩の解釈となると素人には判断できないので、あくまで参考に。

    The Irreparable

    Who can destory this old, this long Remorse
    which fastens on our heart
    and fattens there like weevils in an oak
    or vermin on a corpse?
    How shall we kill implacable Remorse?

    オリジナルを機械翻訳してみたら、なんかこの英訳かなりの意訳っぽい気がする。

    Charles Baudelaire

    という訳で、オリジナルのフランス語も載せておく。

    L’Irreparable

    Pouvons-nous etouffer le vieux, le long Remords,
    Qui vit, s’agite et se tortille,
    Et se nourrit de nous comme le ver des morts,
    Comme du chene la chenille?
    Pouvons-nous etouffer l’implacable Remords?

    Google先生の仏英翻訳だとこうなった。

    Can we stifle the old, long Remorse
    That lives, moves and twists,
    And feeds us like a worm from the dead,
    As the oak caterpillar?
    Can we stifle the relentless Remorse?

    Excite先生だとこう。

    Can choke ourselves the old, the long Remorse,
    Who lives, be agitated and wiggle,
    And eats of us as the worm of the deaths,
    As the oak the caterpillar?
    Can we choke the implacable Remorse?

    この英訳が正しいとするなら、日本語の訳は結構原文の意図を読み取ってるように思える。

    今回のまとめ

    押見修造の「惡の華」を読んでボードレールを読んでみようと思ったなら。押見リスペクトなら、読みにくさを覚悟して堀口大学。内容を理解したいなら無難に阿部良雄。訳の格好よさなら鈴木信太郎なんだけど。これは人によって感じ方が違うからな。

    まあ、ベストは原文のフランス語なんだろうけど。そんな事が出来る人はごく少数だろう。そんな訳で、何冊か読み比べて自分がしっくりきた訳を選べばいいんじゃないかな。

  • 楽天Koboでお兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ11巻を購入したよ -40%OFFクーポンで妥協-

    今更だけど、「お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ」の11巻を購入した。

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    10巻まで(1巻は本棚提携)はBOOK☆WALKERで購入済みだから、そっちで買えば良かったんだけど。紙と同時発売でもBOOK☆WALKERで紙本並の価格で買うほどじゃなく。通常の値段でも割引なしで買うほどもなし。そんな訳で今回、楽天Kobo対象ラノベ40%OFFクーポン使って買った。実は、これまでに10巻まで読んだけど、続きが読みたくなったというよりは、惰性で買ったって感じ。先月末までの期間限定ポイントがなければ買ってなかったかも。

    8000冊以上ラノベ40%OFF

    楽天Kobo電子書籍ストア: 8,000冊以上のライトノベルがクーポンで40%off!

    なお、今回のKoboのキャンペーンだが。対象になってるのは、例によって、少なくともキャンペーン開始時(7/25)までに発売されてるラノベなので、結構新しいのもある。読みたい本があるなら、それなりにお得じゃね。もっとも、ラノベの新刊買うような人なら、発売日にとっくに買っているだろうから。そういったヘビーユーザーにはメリットがないかも。

    利用する人にとっては、Koboイーブックスじゃなく、楽天ブックスベースの楽天Koboの方なので。クーポンも1冊ずつシコシコ入力しなくても、カート使ってまとめて買えるのは助かるかな。

    まあ、8月8日(金)9:59までのセールだから。他に途中まで買ってる奴を買うかどうかを判断するのに、もうしばらく猶予はあるな。

  • 「ミスミソウ」「焔の眼」「惡の華」 -KindleとeBookJapanのセールで追加購入-

    1巻100円とポイント50倍

    こないだの記事で書いた、Kindleの1巻100円ぐらいのセールと、eBookJapanの全作品ポイント50倍キャンペーンだけど。あの後さらに追加で購入してしまったよ。

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    ミスミソウ・焔の眼

    ミスミソウ: (1) (ぶんか社コミックス)

    焔の眼: 1 (アクションコミックス)

    まずは、前から気になっていた押切蓮介の「ミスミソウ」と「焔の眼」
    両方ともKindleで1巻100円で買って、残りはeBookJapanで買った。「ミスミソウ」はKindle割引なしだけど、「焔の眼」は2巻以降350円だからKindleでも良かったか。

    惡の華



    「惡の華」は、eBookJapanで1巻無料の時に、とりあえず落として放置してたんだけど。著者が「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」の押見修造だと、知って読んでみたら面白かったので。期間限定のポイントやeBook図書券で、3巻まで買っていた。せっかくの機会なので、完結してることだしeBookJapanで4~11巻も買い揃えた。Kindleだと1巻100円じゃないけど、ポイントが70%つく。ただ、2巻以降はポイント30%なんだよね。

    志乃ちゃんの感想は↓
    「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」を読んだよ

    今回のまとめ

    前回も書いたとおり、ポイント50%は5割引とは違うので。本来ならそんなにまとめ買いするほどのセールではないのだけど。最近、Koboのクーポンがしょっぱくなってきたので。待っても半額でなかなか買えないのなら、このぐらいで妥協しとくかって事で購入したよ。Koboが最安値つけない以上、電子書籍買うなら一般人ならKindleラノベに金払うのを厭わない奴はBOOK☆WALKER電子書籍へのこだわりを重視するならeBookJapan

    まあ、Koboにしたら今までのクーポンは撒き餌で、魚は十分に集めたから後は餌に食らいつくだけとか思ってるんだろうが。Koboで電子書籍を買うような層は、値段以外にKoboに価値を感じてないことに気づくべきだろう。クーポン出すKoboは正しくても、クーポン出さないKoboは悪。そろそろ、安売り以外に自分たちの存在価値がない事に気づいた方がいいんじゃね。