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  • スティーブ・ジョブズなら「細かいことで騒いでいるのは少数派ですよ」と言っても …その前にティム・クックやレジス・マッケンナが忠告してくれただろうに -悲劇のkobo touchセカンドシーズン-

    日経ビジネスDigitalで楽天の三木谷社長がkobo騒動について語ってる。
    細かいことで騒いでいるのは少数派ですよ:日経ビジネスDigital
    三木谷社長はスティーブ・ジョブズ Iスティーブ・ジョブズ IIを読んでるのかな。

    三木谷社長の今回のトラブルについての認識

    1つはパソコンのOS(基本ソフト)、ウィンドウズのバージョン問題。バージョンが色々あり、一部のパソコンに対応できていませんでした。まさか漢字をユーザーアカウント名にしている人がいるのかと思ったし、漢字のアカウント名を許しているウィンドウズにも驚きました。これは米アップルのMacでは許可されていません。つまり、2バイト対応していなかったんです。
    もう1つはコンテンツ配信ネットワークがキャッシングサーバーに行き渡るまでに想定よりも時間がかかったという問題です。これは日本からの購入者の多くが漫画だったという点が原因です。

    悪いのはMicrosoft? 回線事業者?

    実際の問題への対応はどうだったかというと

    初期設定の問題で細かいトラブルはあったけど、2日以内に解消できた
    コールセンターも24時間対応にした

    と事後対応について「100点ではない。けど95点くらいでしょうか」と自画自賛。

    細かいトラブルってのは?

    アクティベーション(利用できる状況にセットアップすること)した人が購入者全体の95%を超えていますから
    騒いでいるのはせいぜい2000~3000人でしょう

    95%の人が初期設定を終えているのです。初期設定の難しさを除けば、後はまったく問題ないと思っています。5%の人は誰かって?途中で難しくて諦めちゃった人はいるでしょう。

    初期設定が難しいわりに紙の詳しいマニュアル用意せずネットにつながりゃヘルプ見れますってもねー

    問題解決以外の対応は

    プロモーションも一切ブレーキをかけていません

    だから楽天ユーザーにkobo touchキャンペーンのメール送ったり、テレビCMも流してるんだな。
    それと日経ビジネスDigitalではまったく触れてないけど、楽天のレビューでkobo touchのレビューを非表示にしたよね。

    確かにハード本体の不具合ではなかっただろう。なんせ1年以上前に発売されてる枯れたハードなんだから。だから希望者に返金する必要もないだろう。初期設定できなかった5%にも電話サポートとかで対応ぐらいはするだろう。そこまでは対応に問題はなかったと言えよう。

    しかし、レビューの非表示にしたのはどうみても失策。「データをたんたんと発表」ではなく「都合のよいデータのみ発表」してるとしか見えない。レビューはそのままでページの上の目立つところに、楽天おとくいの鬱陶しい画像バナーとかで、「kobo touchで問題が起きた時にごらんください」って表示と今回のトラブル解消方法についての情報へのリンクでも貼っとけばよかったのに。

    ちなみにスティーブ・ジョブズの自伝には、AppleがiPhone4のアンテナ問題について対応した時の事について書いてある。かいつまんでみると

    広報からは「真実、つまりデータをたんたんと発表する。傲慢に見られないよう注意しつつ、自信を持って断固たる態度で臨むべきだ」という意見が出てそれに基づいた戦略がとられた。

    実際の発表では

    状況を理解しており、解決の努力をする
    満足できない人は返品もできる
    希望者には対策用のバンパーケースを無償で提供
    他の携帯電話も同じような問題を抱えているとデータを示して説明

    と謝罪ではなく単なる事実と対応を発表しただけ。まあ「アンテナ設計の問題からiPhone4は、前のiPhoneを含む他の電話よりも成績が少し悪い」ことは事実なんだけど。

  • 「先んずれば即ち人を制し、遅るれば即ち人の制するところとなる」と言うが、先手を打って失敗した場合はどうなる? -悲劇のkobo touch-

    実は楽天のプラチナ会員だったりする。だからkobo touch発売前にプラチナ会員に予約特典3000ポイントがつくキャンペーンで実質5000円未満で買えるのには心ひかれた。でも注文しなかった。新刊の本を買って読むことがほとんどない者には不要。自炊とかPDF化したデータを読むにしても、あのサイズは持ち運ぶのにはいいけどビューワーとしては小さい。だったらiPadとかの購入資金にプールしとくべきと判断。

    発売前にはすっかり忘れていたkobo touchだが、楽天から「電子ブック楽天<kobo>◆メールが届いた方限定!Kobo Touch購入でポイントゲット!」なんてメールが来た。

    先日は、kobo Touchご予約で最大3,000ポイントキャンペーンにエントリーいただきありがとうございました。本メールが届いた方限定の再チャンス!
    7月31日(火)23:59まで!Kobo Touch購入で最大3,000ポイントプレゼント

    らしい。よほど売れてないんだろうなと思いながら調べてみたら、なんかとんでもない騒ぎになってる。専用ソフトがインストールできない・アクティベートできないとか、ストアの無料の本が1円になるなどトラブル続き。楽天は電話サポートを急遽24時間体制に変更。それでも購入者の不満は収まらず楽天のレビューにはkobo touchへの酷評が1000を超える始末。そこで楽天がとった対応は、kobo touchへのレビューを非表示にするというもの。

    ITmediaニュースの記事、「大きなミスを犯してしまった」――楽天koboに何が起きたのかで担当者の弁明が聞ける。
    ちなみに隠蔽されたのではなく一時的に非表示になってるらしい話題のkobo touchのレビューは、下のサイトに書いてあるリンクから見れます。
    【酷評】低評価だらけで非表示になったと噂される楽天の『kobo Touch』購入者レビュー / 実はまだ見ることができます

    まあなんだ。自分たちが使わない製品を開発(買収した会社が作ってた製品をローカライズするだけなのに)するとこうなるという見本みたいなもんだな。
    楽天もペラい取説のみで格好つけるんならもう少しApple製品の使い勝手とかを学んだ方がいい(前回Appleについてあれだけ書いた後に言うのもなんだな)。社員にkobo touch版のSteve Jobs原著でも配ったらどうでしょう。日本語より英語の方が得意みたいだし。

    しかし、調べてるとき気づいた。kobo eBooksにアクセスすると自動で楽天の日本向けページが表示される。そこではSteve jobsは1748円で売られてる。気になったのでGoogleのキャッシュから本家koboのページを見た。向こうでは14.99$で売ってるんだな。楽天のレートは1$ = 116.6円ぐらい。流通コストも保管コストもない電子書籍のレートにしてはぼりすぎじゃないっスか。

    おまけ。日本語ローカライズの担当者って使えないよねって例その2。
    Walter Isaacson著「Steve Jobs」原著を手にして