ご冥福をお祈りします
なんか、俳優の神山繁氏が亡くなられたけど、「『葬式無用、戒名不要』という神山さんの美学から、葬儀・告別式は行われない」らしいんだが。
これからの少子高齢化社会で一番儲かるのが介護と葬儀とか言われてるけど。介護はともかく、「葬式無用、戒名不要」ブームが起きれば話は別かもしれんな。
葬式無用 戒名不要
ちなみにこの「葬式無用、戒名不要」の元ネタは、私の知る限りだと白洲次郎氏の遺言なんだけど。Wikipediaによると、白洲氏の父親の遺言でもあったのか。
余談だが、戒名なんて坊主を儲けさせるだけだから「芸術院」にでもしてくれと言った人がいたって本で読んだんだが。どうも実在する話だったらしい。
さらに余談だが、死んだ後白装束に着替えさせずそのまま火葬しろって言った人がいたらしんだが。そしたら火葬中に、服に仕込んだ花火に点火して参加者が音に驚いたらしいが。これも創作だったのかって、江戸時代のネタなのか。
へーと思って、創作した初代林屋正蔵氏のリンクも見てみたら、花火は本人が元ネタだったのかよ。
坊主丸儲け
どうでもいい話が続いたので本題の「葬式無用 戒名不要」に話を戻すと。ちょっと古いが、白洲次郎氏の葬儀についてとある住職が、「葬式無用 戒名不要」じゃないだろうと書いてる記事があるんだが。
そういえば、有名な白洲次郎さんは、「葬式無用、戒名不要」と遺言したという。かっこいい。
でも、遺族と親しい友が集まって酒盛りをしたという。それは、葬式であろう。
でも、彼を評して「風の男」って、それもある種の戒名であろう。
この意見が一般的かどうかは読む人の判断に任せるが、少なくとも故白洲氏の考える「葬式無用、戒名不要」とは程遠いんじゃね。まあ、死後にこういった屁理屈言う人に自分の意図を曲げられない為には、「葬儀屋に依頼する葬式無用、僧侶に金払って頼む戒名不要」とはっきり書かなきゃなんねのか。かっこよくないが。
実際、周りの葬儀経験者の話だと、人が死んで悲しいとか故人の供養とかを考えるよりも、葬式の手間暇金と行政手続きの煩わしさの方が先に来るのが現状らしいけど。それに戒名とか、なんで仏教徒でもない人が死んでも戒名付けるんだろう。故人が高い金払っても戒名付けて欲しいとか、檀家やその宗教の信者ならともかく、生前一度も会ったことすらない人に戒名付けられて喜ぶ奴っているのかね。
まあ、「葬式無用、戒名不要」への屁理屈的解釈は一旦置いといて。この住職氏は真面目に仕事をしてる人なのかもしれないが。個人的には、イオンやお坊さん便に反対するような、既得権益を守りたい側に思えるんだけど。
お布施のHPでの目安提示をイオンが取りやめた理由
格安「お坊さん便」批判したら大ブーメラン 全日本仏教会が示した「反省」と「徹底抗戦」
どうでもいいけど、Amazonでお坊さん便頼む人ってどういう層なのかいまいちピンとこないんだけど。ぶっちゃけ、お坊さんにこだわりない人は葬儀屋に相談するだろうし。無頓着な人なら、そもそもお坊さんいらないんじゃね。となると、世間体を気にしてお坊さん呼ぶだけだから、とにかく安く手軽に済ませたいって感じなのかな。
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今回の感想
将来孤独死確定してるぼっちなら、自分が死んだ後のことなんかどうでもいいんだろうが。それでも、親戚とかに舌打ちされない程度の準備ぐらいはしといた方がいいかな。とりあえず、遺書は「葬式無用、戒名不要」で決まりだな。遺骨は、引き取らなければ墓もいらないみたいだな。近親者ならともかく、自分が死んだときならそれもありかもしれん。そこまでいくと「葬式無用 遺骨不要」でも通用しそうだな。
最近では「0葬」なんて言葉もあるのかと思ったら、「葬式は、要らない」の島田裕巳氏が提唱してるのかよ。
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島田裕巳氏については↓
葬式は要らなくても必要でも、ノマドワーカーは六本木ヒルズでお仕事?
流石にそこまで割り切れないと思う人は、合同納骨とか共同墓地みたいなシステムを利用したほうがいいかもね。以前、テレビで檀家制度を廃止した寺として取り上げられてたとこなんだけど、遺骨送るだけで税込3万円で永代供養してくれるらしい。しかも、維持費も不要。ただ、最寄り駅からバスで30分ってアクセスは悪いな。まあ、墓参りに誰もこないような人には問題ないか。
そんな訳で、将来孤独死確定した時には「葬式無用」で遺骨は産業廃棄物か合同葬かの希望を書いた遺書と、火葬とかの費用が入ってる銀行口座のメモを入れとくぐらいの余裕は持ちたいものだな。
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