落日の一太郎
なんか、一太郎がワードに負けたのはアプリの性能じゃなく、公取委が仕事しなかったからだみたいな記事を読んだんだけど。
(感じ方には個人差があります)
「一太郎」が「ワード」に奪われた地位、「マイクロソフトの戦略に敗れた」…それでも伝説の開発者はITの魅力に夢託す
ジャストシステムってキーエンスの傘下に入った時に一太郎の開発者が抜けてたのか。道理でその後の一太郎が、ATOKのユーザー辞書を鍛えてたような古参ユーザーが毎年の恒例行事でアップデートするけど新規がほとんど付かなくなったのか、私気になります。
(諸説あります)
ATOK買っちゃった -今の日本語入力ソフトやワープロはビックリマンチョコ扱い-
それはともかく、なんかATOKがあればなんでも日本語入力できるぞみたいに書いてあるんだけど。
ソフトの心臓部が「 ATOK 」と名付けた日本語入力システムのプログラムだ。ソフト本体から独立して動き、ATOKがあれば、他社のソフトでも日本語入力ができる。
当時は、ATOKだけでなく他社のFEPも排他的な仕様で自社製品との組合せ以外は実質使えなかったような。だから、一太郎にはATOK、松・桐には松茸と(後一つメジャーなのがあったような気がするが思い出せない)組み合わせが決まってたような。だから、WXみたいに他社のFEPの挙動を真似てどのアプリでも使えるFEPも開発されたような。けど、信頼できるソースが見つからん。
他のFEP/IMEの辞書をインポートしたり、独自のユーザ辞書を作成できる、弄れる/遊べる辞書や、ローマ字入力やキーのフルカスタマイズという機能に加え、MAPI(マルチアプリケーションインターフェイス)を装備することで、FEPを限定していたアプリケーションでも使用できたことから、利用者は複数のFEPの辞書をそれぞれ鍛えるという非効率や、FEP/IMEの異なる操作性への習熟といった苦痛から解放された。
ただこれ、MS-DOSの時代の話っぽいな。そうなると、「ATOKがあれば、他社のソフトでも日本語入力ができる」ってのはWindowsの時代の話、そんなふうに考えていた時期が私にもありました。
黎明期 | ジャストシステムの日本語テクノロジー | ATOK.com
ジャストシステムは、1987年には、他社のアプリケーションからもATOKをコントロール可能とするために、ATOKのAPI(Application Program Interface)を公開している。
そうなると、一太郎ではATOKしか使えないけどATOKは他社のアプリでも使えたのか、私気になります。と思ったら、ATOK4からそうなったっぽいな。だとすると、API公開前の1985年から使えたってことなのか、私気になります。
みんな使った!日本を代表するワードプロセッサソフト『一太郎Ver3/Ver.4』
このときに使われていたFEP「ATOK4」は『一太郎』専用ではなく、他のソフトでも使用することができるようになっていました。
またひとつ賢くなってしまいました。
MetaMoJi
その後、浮川夫妻はジャストシステムの残党というか精鋭?の技術者とMetaMoJiって会社を設立したらしいが。そこで開発したのが日本語手書き入力のメモアプリ「7notes」らしいが。6万くらいのソフトがチャリンチャリンと売れてアップデートでも数万円取れた時代と違って、アプリストアでポポポポポポポポッポって売れても経営は厳しいのかもしれんな。
(諸説あります)
今回の感想
一太郎の後も、2011年にiPad用に日本語手書き入力ソフトを開発するのは流石ですなのかもしれんが、今ではGoogleのGboardでも手書き入力可能なんだよな。またしても標準アプリの前に屈する歴史は繰り返すなのか、私気になります。
けど、Gboardで試してみたら、ひらがなから漢字への変換できないっぽいんだけど。これじゃあ「憂鬱」とか「薔薇鬼」は手書きで書けないんだけど。
(感じ方には学力差があります)
そうなると、7notesだがmazecの寿命はGoogle様が極東のローカル言語にどこまで本気だすか次第なのかもしれんな。
知らんけど。
コメントを残す