佐藤秀峰無料商法
なんか、最近は漫画を描かない漫画家とか本業は取次業みたいに揶揄されてる佐藤秀峰氏の新作が発売されたらしいんだが。これが今のところ無料で公開されてるんだよね。
佐藤秀峰氏と言えば11円セールで3億円売り上げて、佐藤氏自身はこの時だけで1億3千万以上の印税を稼いでるんだから、新作を無料商法に回せる余裕があるんだろうな。
Stand by me 描クえもん
で、読んでみたんだけど普通に面白くて拍子抜けた。やっぱマンガに必要なのは人格とかじゃないんだな。それはともかく、内容的には自虐ネタの炎上商法なんだろうけど、それを作品に昇華することが出来るのはすごーい。
しかし、タイトルの「Stand by me 描クえもん」はもろに、国民的漫画の劇場版を彷彿させるな。主人公の名前の「満賀描男」といい、現代版「まんが道」を目指してるんだろうか。まあ、藤子不二雄先生の時代なら、漫画家は漫画を描いてるだけで良かったんだろうが。そんな時代は少年ジャンプ全盛期で終わって、今の漫画家はいろいろ大変だな。
今回の感想
そんな訳で1巻タダで読めたけど、2巻以降も無料商法やらなければスルーでもいいかなと思える面白さだった。完結した後11円セールやるなら、全100巻とかじゃなければ楽天Koboのクーポン待ちじゃなくKindleで買ってもいいとは思ってるけど。
以下余談。
佐藤秀峰 vs. おたくま経済新聞
なんか、この作品のプレスリリースの画像を使用したネットニュースサイトが、佐藤秀峰氏から著作権侵害の指摘のつぶやきを受けてからのやりとりが、一部で話題になってるみたいだが。
先方は自分に不都合なツイートをいくつか削除していて、このまとめにはそれが反映されていないんだよなぁ…。
最初に「プレスリリース使っただけですけど?」的な僕を非難するリプライを飛ばされたんだよ。
途中で自分に非があるらしいと気がついて態度が一変したんだよね…。 https://t.co/Z5PjkUlNUF— 佐藤秀峰 (@shuho_sato) 2017年4月4日
そもそもの発端は、プレスリリースに「転載使用許諾を得ていない画像を掲載」してたリイド社のチョンボみたいだから、佐藤秀峰氏の反応は過敏すぎる気がするが。おたくま経済新聞も、一部のツイートを削除してる点はいただけないな。
【佐藤秀峰最新作!『Stand by me 描クえもん』第1巻 刊行のお知らせ】《業界震撼、過酷すぎる漫画の現場を暴露。》
別に佐藤秀峰氏の肩を持つつもりはないが、おたくま経済新聞にはうさん臭いとこがあるんだよな。ここの運営会社なんだけど。
会社概要 | シー・エス・ティー・エンターテインメント株式会社
本社所在地 千葉県鎌ヶ谷市
本社所在地が市町村までかよ。あのロケットニュースですら公開してるというのに。
それはともかく、「佐藤秀峰 vs. おたくま経済新聞」の勝敗は、どっちもどっちのノーゲームでいいんじゃねって気がする。
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