うざい証券会社のCM
証券会社のCMって、なんかうざく感じるのが多い気がするんだけど。その代表格が、日本を代表する証券会社の野村證券なんだけど。こんな非効率きわまりないやり方見せつける意識高い系のCM見て喜んでるのは、電通や博報堂ぐらいじゃね。
それと同じぐらいうざいのが、「うふふ♪ ま・つ・い 」の松井証券なんだが。最近、ここがファンドラップに対抗した「投信工房」を売り込みたいのか、こんなCMを流してるんだが。
「楽ラップ」や、楽天の後に似たようなサービス開始してるのに大胆なネーミングの「マネラップ」とかだと、投資信託の信託報酬とは別に金取ってるのに、これらと同じロボアドバイザー採用してるみたいだけど、ロボットをただ働きさせてるのかCM通り、その分のコストを上乗せしてないんだよな。実質コストがこの通りになるかは不明だが、それでもロボ分の追加費用に関しては、無料を貫く方針でいいんだよな。
※投信工房の記載は、想定コストが最も高いモデルポートフォリオに基づいて算出しています(2016年11月28日サービス開始時点)。また、税抜で算出しています。
※合計コストは、基準価格が年間平均3%上昇し、分配金は0円、信託報酬は年度末に支払うものとして計算。
※それぞれの商品に応じて異なった費用(信託財産留保額、監査費用、組入有価証券の売買委託手数料など)が別途生じる場合があります。
なお、マネックスは最低1万円、松井は500円からの積み立て運用に対応してる点は、楽ラップより優れてるな。というか、ラップ口座がおよびじゃない小金持ちのカモじゃなく、ある程度の金融知識と定職のある人を対象にしてそうなんだけど、楽ラップだけ積立ないんだよな。山崎元氏が関わってる割に、詰めが甘いよな。
今回の感想
そんな訳で、楽ラップやマネラップと比べると、松井の投信工房はなかなかやるんじゃね。「それぞれの商品に応じて異なった費用」に一般的な投資信託の手数料以外が含まれてなければだが。それだと、ラップサービスやる意味ないんじゃねって気がするけど、それでも投資信託の残高が増えれば薄利多売でおけって考えなんだろうか。
気になるのは、このサービスで採算がとれるかどうかなんだけど。別に、証券会社の懐事情なんて気にする必要はないのだが、儲からなければサービス撤退リスクが上がるからな。特に、松井証券は一度投資信託から撤退してるみたいだし。まあ、投信から撤退したのは儲からないからじゃないみたいだが。
社長のインタビューを読むと、顧客ファーストでこれならサービス撤退リスクは低そうだと感じるが。松井証券が、これから競合サービスが激化するネット証券業界で、どこまで顧客優先の手数料無料を貫けるか、私気になります。
以下どうでもいい余談。
ライフパートナーズ株式会社
松井証券の投信工房に対して、どっかのブログが取材してるのを見つけたんだが。このステマっぽいヨイショ記事を読んじゃうと、投信工房の信頼性が一気に低下する気がするんだが。
松井証券さん取材レポートその1~投信取り扱い開始の経緯と『投信工房』の紹介
90年代末から、手数料の引き下げを試みていたというのは知りませんでした!今の投資信託を取り巻く環境は、松井証券さんが理想としていたものに、やっと時代が追いついたという感じですね。
ついでにこのブログ、どこかのインデックス投資系ブロガーのサイトかと思ったが、なんか「ライフパートナーズ株式会社」って法人が運営してるんだが。気になったんで会社名から業務内容を調べてみると、複数の情報サイトっぽいのの運営と、代表の著書しか見当たらないんだが。多分AppBankみたいに、他人のふんどしで商売してる感じなのかな。
事業内容 株式投資、株主優待、投資信託、住宅ローン等、情報サイトの運営
ついでに会社所在地も調べたが、なんか名古屋のマンションっぽかったんだが。
これだとすれば、そこそこ広いからオフィス利用でも大丈夫そうだな。それに、賃貸だと家賃コミコミで10万超えるから、下手なレンタルオフィス借りるよりランニングコスト高いんじゃね。社員数10名いて、福利厚生もスペック的にはしっかりしてるし。AppBankの時も思ったけど、この手の商売って意外に儲かってるんだな。
ただ、「主に、弊社が運営するウェブサイトの原稿・記事作成をお願いします」な、外部提携スタッフも募集してるな。おそらくこれは、労働基準法適用外の業務委託での請負契約だろうけど。
まあ、クラウドソーシングじゃなく自社で直接募集してるだけマシなのかね。
しかし、ここまで関係ない長文が続くと、証券会社のCM並にこの余談もかなりうざいな。
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