松野莉奈
最近、アイドルグループ私立恵比寿中学メンバーの松野莉奈氏が、18歳の若さで突然死するというニュースがあったけど。赤の他人ですら、いきなり叩きのめされたぐらいの衝撃だったんだから、親御さんの心労は筆舌に尽くしがたいものがあるだろう。心からのご冥福をお祈りします。
18歳の突然死
最初この件を知った時は、素人考えだと持病持ちとかでない若い人が突然死する原因は、心臓か脳の病気ぐらいしか思いつかなかったが。本職の人が解剖に携わったとしても、死因特定は簡単ではないみたいだな。
公式発表がなされない中、死因について色々憶測も流れてたがようやく事務所が現時点での見解を出したか。
致死性不整脈対策?
記事によると死因は「致死性不整脈の疑い」って事だから、心房細動心室細動とか心室頻拍なんだろうか。だとすると、亡くなる前日に病院で診察してるから普通の心電図は取ってると思うけど、致死性不整脈が原因だとすると発作時以外は異常が見られないかもしれんな。この場合、不整脈の症状を訴えていたなら医者がホルター心電図の検査をすれば異常が発見されただろうけど、少し遅かったかもしれん。昨年末に体調不良で仕事を休んでたらしいが、その時に検査を受けていれば結果は違ったかもしれないが。仮にその時ホルター心電図検査をしていても、装置を装着してる間に発作が起きなければ打つ手なしだろうな。
私も不整脈の症状で病院行ったことあるけど、ホルター心電図含めた検査では異常が見つからず、医者からは「人間若いうちは簡単に死にませんよ」「精神的な原因だから心配いりません」と言われた。まあ、この年まで生きてるんだから、医者の言ったことは正しかったんだろうが。松野氏の場合はそうではないからな。いくら、若くして病死する確率が低いとはいえ、「不運と踊っちまった」で諦められるものでもないよな。
携帯型心電計
こういった、症状が起きる頻度が低いけど致命的な病気の場合、どういった対策を取ればいいのか。昔、循環器の専門医の診察では、「発作起きた時に病院来てください」「平常時に診察したって分かりません」とか、「24時間医者を常駐させる金ないでしょ」「たまにしか起きないなら気にしてもしょうがない」とも言われたけど。貧民にはどうしようもないかと思ったが、テレビを見て決定的ではないが解決策があった。それが携帯型心電計。
上のリンクだといまいちイメージわかないが。確か、ためしてガッテンで見たと思ったけど、ググっても見つからないんだよな。それなんで、携帯型心電計についてはHCG-801の商品ページを参考にしてください。携帯型心電計は他にもあるけど、これが一番入手性がいいと思う。
活用事例はこんな感じ。
今回みたいな件がなければ書くつもりはなかったが、私もこの機種持ってたりする。
HCG-801
ちなみに、HCG-801には上位機種のHCG-901もあるけど。定価20万の医療向けなんで素人には手が出ない。こっちだとUSB接続対応とか家庭向けでも便利な機能あるんだけどね。HCG-801はmicroでもminiでもない普通のSDカードには対応してるが、「ご使用できるSDメモリカードは、SD仕様に準拠したメモリカードです」しか書いてない。よくある質問では、アドテックのHCG-SDが指定されているけど、オムロン直販で税別2100円だからな。
メーカー保証外だが、トランセンドのTS1GSDCという1GBのは初期化したら動作した。トランセンドはシリアル打ち込むだけで型番出るから便利。
SDカードのメモリ容量に余裕があっても、取説の説明を読むと保存できるのは301回までっぽい。おそらく、本体がFAT16のメディアしか読めないんだと思う。SDカード機能が必要な人は、家に古いSDカードが余ってなければ純正SD買った方が無難。
それと心電図印刷ソフトは付属してないので、こっちもいるなら追加購入必要。ちなみに、PCでSDカードのデータを読んで印刷するのでHCG-801本体のみだと使えないから注意。機能的には、本体高いんだからこれぐらい付属するかネットからダウンロードできるようにしてくれって感じ。取説もインストールのみで、使い方はアプリからヘルプ見ろって手抜きぶりなんだから。
使用してて気になったのは、PCに転送するのがSDカード経由だからメディアの抜き差しが面倒くさいことぐらい。ただ、外出時も持ち歩いて測定する機会がある人だと、人前で測定するのは女性には厳しいかな。その他に、これで異常が見つかったデータを医者に見せた時にどんな反応されるかが気になるが、それは医者次第だからな。
後は、有料でいいから心電図診断サービスとかが欲しいな。なんせ商品情報には、測定結果は医者以外が判断するなと注意書きがあるぐらいだし。
本製品は医師が診察の参考にする医療機器であり、診断を行うものではありません。
測定結果の自己診断・治療は危険です。測定結果(心電図波形)や、それを解析して表示されるメッセージは自分では判断せず、医師にご相談ください。測定結果の自己判断は、症状の悪化につながることがあります。
けど、仮に心電図診断サービスがあったとしても、それで異常なしと診断されたのにその後症状が急変したとかなると訴えられそうだな。加えて、医療費削減には貢献するが病院の売上には影響与えるかもしれんので、まあ無理か。
今回の感想
そんな訳で、原因不明で頻度の低い不整脈の症状がある人は携帯型心電計おすすめ。本体だけでも2万超えだから、簡単には決断できないだろうが。それでも購入するつもりなら、個人的にはメーカー直販のオムロンヘルスケアストアで必要な付属品一式揃えて買った方がいいと思う。値段ならもっと安いところもあるが、ここから買うと「当サイト限定 本体2年保証付」になるんだよね。医療機器のせいかAmazon.co.jpでは取扱ないので、他から買うなら信用できる業者を選ばないとならんし。
携帯型心電計があったからといって、致死性不整脈で亡くなるのを防げるとは限らないけど、もしかしたら役に立つこともあるかもしれない。携帯型心電計を買うにしろ買わないにしろ、実際に素人に出来る自衛策は、調子悪い時に脈を測ってやばい兆候があれば病院に行くぐらいしかなさそうだけど。
その後は医師の技量次第だから、どちらかと言うとかかりつけ医になる近所の医者のレベルアップの方が必要だとも思うけど。
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