川崎簡易宿泊所火災
なんかテレビを見てたら、川崎の簡易宿泊所「吉田屋」の火事のニュースを知った。隣にあった簡易宿泊所も延焼して、木造の建物2軒が全焼したようだ。今日の未明に起きたと聞いたので、てっきり寝タバコが原因かと思ったが、「玄関が燃えていた」「ガソリンが燃えたときのようなにおいがした」という証言があるから、放火かもしれないな。
【川崎火災】簡易宿泊所、放火の可能性も「ガソリンのにおい」「こんな所で死にたくねぇよ」次々飛び降り(1/2ページ) – 産経ニュース
「こんな所で死にたくねぇよ」って、全くそのとおりだな。亡くなられた方のご冥福をお祈りします。
1泊2300円
ちなみに、この吉田屋の料金は1泊2300円で、生活保護受給者が主な客らしいが。月30日で69000円も払うなら、もっとマシなとこ借りられるんじゃね。生保なら公営住宅の入居基準を満たしてるだろうから、わざわざ高い金払ってまで劣悪な環境に住む意味わかんね。
けど、保証人がいないとかで、普通の賃貸借りられないのかもしれんな。地域によって違うだろうが、前に調べた時は、今住んでるとこの公営住宅も保証人必要だった。だとしても、築古URなら保証人いらないとも思ったが、URだと収入証明か家賃前払いが必要だったか。
ある意味、生活保護受給者は年金受給者と同じで、超安定収入があるんだから貸し手としては、とりっぱぐれのない優良客だと思うけど。どうやら、業者にもそう思ってる人は当然いるみたいだな。
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以前にクローズアップ現代で、節税のために借金してアパート建てたけど、空き部屋が増えるわ家賃保証の金額は下げられるわで、こんなはずじゃなかったと後悔してる大家が放送されてたが。現状の生活保護制度なら、受給者をターゲットに保証人不要にして、住宅補助の上限に近い家賃で貸し出せばいいんじゃね。
ちなみに、川崎市の生活保護の住宅扶助だと、「単身世帯では月額53,700円」が上限らしいから、ここの家賃だとオーバーしちゃうな。中には20年住んでた客もいるから、長期契約でそれぐらいになってるんだろうか。アパートと違って光熱費とかがいらないから、その分を上乗せしてると考えれば妥当な金額になるのかな。けど、個別の冷暖房なさそうだからやっぱ割高か。
今回の感想
ちょっと話がそれたが、安全性の低い住居に住むことは、金額以上のリスクがあるということだな。
今回の件は、放火の可能性は置いとくとして、燃えやすい木造住宅でスプリンクラー等の消火設備がなかったので、火のまわりが早かったようだ。加えて、元々2階建だった建物を増築ではなく、2階部分を分割して3階建に改造したらしい。おそらく、床面積当たりの人数はかなり密集して、違法ハウスみたいな状態になってたのだろう。
違法ハウスは規制が強化されて、閉鎖するとこも出てきたが。簡易宿泊所もそういった対策をとられるんだろうか。それとも、消火設備の設置が義務化されるのか。まあ、吉田屋の建物は建築基準法的に問題があったみたいだから、何かしらの動きはあるだろうな。
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