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江別築古UR

なんか、札幌のURが家賃が安くて良さげって記事を読んだんだが。

札幌のUR賃貸に3万円以下の物件があった。将来の年金ではこのレベルで精一杯です。

写真と家賃などから判断すると、大麻園町(江別市)の物件だと思うが。

UR都市機構|UR賃貸住宅 北海道・東北エリア|大麻園町

それはともかく、「住宅の契約と同時に倉庫の契約をしていただきます。住宅契約期間中は倉庫の契約を継続していただきます」ってのが謎だが、北海道の風習なのか。そうなるとケチくさい話だが、+540・1080円出費が増えるのか。共益費がこの値段だと、分譲マンションだと自主管理レベルっぽいが。階段掃除とかならまだしも、冬場の雪かきとかまで駆り出されたりしないよな。

団地ぐらし最大のネック? いやそんなことないぞ! 月当番がまわってきた!

札幌築古UR

私も将来の住居候補の一つに築古URを検討してるんだけど、この階段掃除とかの煩わしさがネックなんだよな。URでも、最近のエレベータのある6階以上の物件とかだと雑用はないみたいだが。そういった物件だと、貧民的に家賃払えない水準なんだよな。

だったら、家賃高くなる(33,300~34,600+2400)けど北二十四条(札幌市北区)の1DKの方がいいかな。上の物件より部屋が狭くなるけど、一人暮らしなら28㎡あれば十分だろ。

UR都市機構|UR賃貸住宅 北海道・東北エリア|北二十四条

冬将軍

UR物件の間取りを見ると、どっちも室内洗濯機置き場がないみたいだが洗濯はどうするんだろ。冬だと外に洗濯物干したら凍りそうだから、おそらく乾燥機の普及率が高いと予想してるんだが。雪降ってなければコインランドリーでもいいけど、これは要確認かな。

室内の設備に関しては、北二十四条の物件だと室内写真がないので、大麻園町の方を参考にするけど。流石に北海道だけあって二重窓で防寒対策してるみたいだな。逆に言えば、冬はそれだけ寒いって事で、暖房費がかさむってことだよな。ぶっちゃけ、札幌市にしろ江別市にしろ冬場の気温や積雪量を見る限り、家賃安くても暖房費の差額で関東築古URいるよりかかるんじゃね。まあ、夏場は逆だろうが。

札幌市- Wikipedia

江別市 – Wikipedia

ただ、ググったら札幌でも光熱費を抑えてる人もいるみたいだから。建物の断熱性能が高ければ、節約生活でもいけるもんなのかな。

【札幌の一人暮らしの光熱費】月別にまとめたよ♪

日常生活に関してはGoogleマップで見た限りでは、どっちも買い物は雪がなければリアル店舗で大抵は済ませそうだが。いざとなれば通販もあるけど、沖縄や離島とかと一緒に北海道も別料金になるケースがあるからな。

今回の感想

なんだかんだ書いたけど、あくまで机上の理論だから雪国経験者じゃなければ実際には住むのはカタツムリレベルだと思ってたり。個人的には住んだことはないけど、住人や経験者の話を聞くと冬場の暖房は月数万レベルとか、デフォで雪かきがルーチンに含まれるって話だからな。まあ、管理がまともな鉄筋コンクリートのマンションで一人暮らしなら、多少は出費は抑えられると思うが。光熱費をケチってると高くつくどころか、命に関わるケースにもなりかねないからな。

「住まいと健康」に関する共同調査 第2弾報告就寝中の寝室室温が低いと、起床後に測定する朝の血圧は上昇 | ニュースリリース|企業情報|オムロン ヘルスケア

それを考えると、冬場の光熱費含めても問題ないリタイア資金を貯めるのが理想なんだろうが。貧民に出来るのは、ワンルームマンションとか暖房効率の良さげな狭い物件に住むのが関の山かもしれんな。

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四畳半暮らし

なんか、若者が東京四畳半暮らしにハマるとかいう記事があるんだが。流石に、風呂なし共同便所神田川の世界ではなく、どうせかぼちゃの馬車みたいな大人数詰め込みシェアハウスだろと思ったら、予想の斜め上だった。しかも、早稲田の物件で家賃6万弱かよ。まあ、東京でも23区内で立地がよければ、ワンルームで家賃10万超えも珍しくないんだろうが。

若者が「東京四畳半暮らし」にハマる理由 | 街・住まい | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

それでも、この広さと設備でこの家賃だと、流石にボッタクリ過ぎねえかとも思うが。まあ、それよりも驚くべきなのは、部屋にそのまま置かれてる便器の方か。昔、3点ユニットバスの部屋に住んでたことあるけど、この便所部屋には抵抗あるな。

便所暮らし

トイレに仕切りがないだけなく、シンクの隣に設置するという斬新な発想には驚かされたが。それを除けば、個々の設備とかは結構悪くない気がする。シャワー・トイレに、冷蔵庫と小型のドラム式洗濯機とIHにベッドがあれば、最低限の生活はできそうだな。ただ、IHはあってもキッチンと言うよりは洗面所にIH置いたって感じだから料理は厳しいかな。ベッドのスペースにロフトベッド置ければ、スペースの有効利用ができそうだが、これって備え付けの収納ベッドとかなんだろうか。

ちなみに、この物件を提供する不動産会社、アールエイジのサイトから詳細を調べようと思ったんだけど。条件検索とか出来ないし閲覧生悪いは間取りとか必要な情報すら載ってない、これ見てここを借りようと思う奴なんかいねーだろって感じだが。もしかすると、これをスマホで見て「すげーかっけー」とか思って連絡するような人をターゲットにしてるってことなのかな。

全物件を検索 | 賃貸マンションの管理運営・コンサルティング[株式会社アールエイジ]

ググったら他サイトに、間取り付きで物件情報があったんだけど。これ見る限りトイレ部屋は少数派みたいだな。トイレとシャワーが一緒になってる物件もあるって、やればできるじゃん。トイレ別だとほとんどの物件で仕切りがスケルトンで丸見えなのが気になるが、羞恥プレイかよ。そんな訳で、部屋に仕切りなくトイレがでーんと置いてある間取りは、狙ってやってるんだろうな。

(株)アールエイジの賃貸・賃貸住宅 間取り図一覧 – goo 住宅・不動産

とはいえ、一人暮らしの住まいと考えればなかなか面白い物件ではあるな。トイレが分離されてるならこれでもいいんじゃねって思えるけど、問題は値段だな。

今回の感想

正直、早稲田の物件に住みたいかと言われたら、東京でまともな仕事をしてるならそれもありかと思うけど。少なくとも、かぼちゃの馬車みたいにトイレ・シャワー共用で、同居人との人間関係が心配なシェアハウスよりはいいんじゃね

もっとも、この家賃払ってまでは住みたくないがな。まあ、同じ立地でこれより安いとアパートになっちゃうし。3点ユニットのワンルームマンションだと、築古でもさらに高いからな。だったら多少通勤時間が増えても、不人気エリアのワンルームマンションとかの方がマシじゃね。

なお、デザイナーズ物件に関してはこういう意見があるが。

トイレ、風呂、ベッドが同室にあるドリームハウス やはり売りに出される ウンコの臭いが充満

693 : ジャーマンスープレックス(dion軍):2014/02/10(月) 10:34:02.37 ID:IZB+f+U90
・やたらしきりを無くしたがる
・しきりがあっても透明またはちょっとだけ
・直線は極力無しで。とにかく可能な限り曲線で!
・ガラス大好き!壁紙嫌い。コンクリうちっぱなしもアリ

デザイナーってこんなのばっかでワンパターンだよね

アールエイジのオシャレ物件って、確かにそんなのばっかだな。

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クラウドアパート?

なんかテレビを見てたら、不動産投資の宣伝番組みたいなのがやってたんだけど。ただ、よくあるワンルームマンション投資やリゾート会員権じゃなく、「かぼちゃの馬車」というクラウドアパートについてだった。もっとも、番組を見る限りではアパートをシェアハウス用の間取りにしただけに思えたが。クラウドアパートってネーミングは担当者の狙ってる感がありすぎて、まじひくわー。

かぼちゃの馬車

資金的に手が届かないので検討すらしてないけど、面白そうなのでちょっと調べてみた。

次世代型のアパート経営|クラウドアパート かぼちゃの馬車

楽天コンサルタントに言われるがままに作ったようなページなのは置いといて、中身を順番に見てみると。土地か持ち家持ちが「クラウドアパート かぼちゃの馬車」を新築するか建て替えるかで、「毎月確実な収入を得る可能性があります!!」らしい。「毎月確実」と「可能性があります」が続く時点で、まともな人ならまず疑うよな。

そのクラウドアパート かぼちゃの馬車とやらは「東京で頑張る女性専用のシェアハウス」らしい。それなら女性専用シェアハウスでいいじゃん。単にクラウドアパート言いたかっただけじゃね、と突っ込みたくなるな。

で、「次世代型のアパート経営」とやらの他社との違いは、「建築・集客・入居案内・管理運営・家賃改修・メンテナンス」「自社一括完結!」するとこらしい。ワンルームマンション投資の謳い文句みたいだけど、アパート経営だとこういったオールインワンなサービスは少数派なんだろうか。

さらに、人気の秘密が3つあるらしい。

01確実な収入

「これまでのアパート経営の常識を覆す確実な収入!!」についてだが。平均的な例で家賃4万×10部屋の40万円と月々のローン返済18万円で、「差額=月々約22万円!!」とか。ただ、但し書きみたいなのがあって、「*エリア・環境によって異なります」ってのは分かるが、「*管理修理費は別途かかります」って、それ引かれたら「約22万円!!」じゃねえぐらい目減りするんじゃね。

それと、従来のアパートと比較してるけど。同じ面積に建物建てるとして、一般的な木造アパートだと4部屋で家賃月7万円で1ヶ月収入28万だけど、かぼちゃの馬車だと12部屋で月5万円だから1ヶ月60万で圧倒的な収益だと言ってるが。いくら光熱費込みで家具とか家電がついてるからって、キッチン・風呂・トイレ共同で個室が薄い壁1枚の狭い部屋に5万円払うより、月7万円でも広い部屋のほうがいいって人もいる気がするが。それに、家賃の低さと民度の低さは比例する傾向にあるからな。

投資回収のリスクについて、従来のアパートだと「部屋数が少ないため、投資回収まで長期年月が必要」→「家賃単価を上げると、入居者が見つからず赤字経営を強いられる」→「入居者を探すために、広告販売費を要し、さらに回収期間が長期化」→「投資回収リスク大」と書いてる。これはそのとおりだと思うが。

一方、かぼちゃの馬車だと「シェアハウスのため部屋数を3倍に確保」→「部屋数が多いため、家賃単価を下げることができ、入居者の確保が容易」→「しかも、スマートライフの30年一括借り上げなので、仮に空室が出た場合でも、家賃収入は固定」→「投資回収リスクほぼゼロ」となってる。これの突っ込みは後述。

02家賃保証

「空室であってもうれしい家賃保証!!」についてだが、確かに30年一括借り上げなら空室リスクは下がるだろうが、これはタダで付けてるわけじゃないよな。それに、最後の方に但し書きがあるけど「*5~10年毎に家賃改定があります」って、これって一括借上の家賃の事じゃね。ぶっちゃけ、30年保証とはしてるけど、新築で空室リスクが低い最初の5年ぐらいは高い家賃保証があるけど、段々と家賃が下がっていくってオチじゃね。そうだとすると、かぼちゃの馬車独自のシステムだけじゃなく、同じように家賃保証の従来のアパートからある、ありきたりなはめ込みだけどね。

アパート建築が止まらない ~人口減少社会でなぜ~ – NHK クローズアップ現代+

03スマートライフにお任せ

最後に、「賃貸経営のケアがゼロ!! 面倒なトラブルは全てスマートライフが代行!」についてだが。確かに、面倒なトラブル対応や管理について一社が一括対応してくれるのはありがたいが。むこうも商売だから、それ相応のコストがかかってるんだぜ。しかも、一社独占って事は競争が働かないから、高い確率でむこうの言い値でボッタクられる可能性があるよな。

かぼちゃの馬車の評判

ついでに、かぼちゃの馬車の評判を探したら、Yahoo!知恵袋に興味深いのが載ってた。最初の回答があまりにも詳しいのでステマ記事かと思ったら、中身は微妙にdisってるとこもあるな。

上京したいと思っているのですが、《かぼちゃの

備品とかを弁償させられるのは、貸す側からすれば修繕費の節約になるのでいいけど。借りる側からすれば、すぐ壊れるちゃちな家具を家賃に上乗せさせられるなら無いほうがマシとか思うんじゃね。

それでも、光熱費が固定額ってのはメリットだとは思うけど。例えば、個人経営のアパートだと都市ガスのエリア内であっても、ガス料金の高いプロパンガスを契約すると機器の設置がタダだったり、大家にマージン入ったりするのであえてプロパン契約してる場合があるからな。そんな大家の自宅は当然都市ガスだったりする。そりゃ、アパートのガス代払うのは賃貸人で自分じゃないからどうでもいいだろうさ。

今回の感想

かぼちゃの馬車は利用者として見るなら、部屋の狭さと家具の弁償が許容範囲なら、トータルで月5万で東京周辺に住めるなら、通勤が便利になるなら悪くないと思える。短期間に何度も引っ越す予定のある人なら、こういうのもありかな。

それでも、1階3部屋につきバス・トイレ・キッチン1個だとすると、生活時間帯が同じ人が集まると朝とかは修羅場だよな。しかも、調理器具や食器も共用だから、使ったの洗ってないとか足りないとかの問題も起きそうだし。かといって、生活時間帯が別だと寝てる時に生活音で起こされる危惧もある。シェアハウスだと住人の質次第で、優良物件も地雷に変わるのは怖いな。これだったら、都心に近いけど不人気エリアの狭い3点ユニットバスでもいいから、ワンルームマンションの方が良さげだな。

オーナーとして見るなら、かぼちゃの馬車形式だと部屋数が増えてリスクは減っても、その分満室になる確率も下がるんじゃね。シェアハウスの仕様上、人数が少ないほど住人は快適だからな。やっかいなのは、人数が増える分トラブルの種も増えるってとこかな。前述したように、家賃の低いとこを選ぶ人は、がいしてそれなりだからな。住人の一人がマジキチだったりすると、他の入居が入ってもすぐ出てったり、今の御時世悪評が広まる恐れもあるしな。

ぶっちゃけ、かぼちゃの馬車は脱法ハウスを法に触れない程度まで広げたって感じだから、普通のアパートより収益性は高いことは事実だと思うが。問題は、管理費とか家賃保証でどれだけ中抜きされるか次第かな。

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t2

なんか、以前書いた「t2 アルミ製ミニマル居住ユニット」らしき商品が販売されるって記事を見たんだけど。まだ販売されてなかったのかよ。というか、てっきり開発ポシャったとばかり思ってたよ。というか、存在自体忘れてた。

SUS、アルミ製「3坪住宅」 3週間で設置300万円

ちなみに、下記記事書いたのは2012年なんだな。

これなら貧民でも新築で家が持てるかも -移設可能なアルミ製ミニマル居住ユニット『t2』-

それから1年以上たって、実験棟を建てて社員が生活して人柱になるって記事を読んでまた書いたけど。結局そっちはどうなったんだろ。

t2 アルミ製ミニマル居住ユニットってどうなったの?

個人的には、一番最初にWBSで見た時、オプションでタイヤ用意してトレーラーハウスになればいいのに思ったんだが。そしたら基礎がいらないから、設置・撤去・移動にかかる時間と費用が節約できるのに。だったら、最初からトレーラーハウスにしとけばいいんじゃねって話になるか。

まあ、SUSが勧めてる集合住宅みたいな使い方だと、タイヤあるとかえって邪魔かもしれんが。ただ、そういう使い方って現実的にありえるのか。需要があるかはともかく、だだっ広い田舎でマンション建てるんならいいけど。そんだけ土地に余裕あるなら、平屋でトレーラーハウス仕様の方がいいんじゃね。仮に都心でt2集合住宅建てるとしたら、土地代高いのにt2の中身だけ移動可能な作業スペース用意できるのかね。

t2コンペ

あらためてt2について調べてたら、なんかコンペをやって結果が出たという事を知った。「作品を見る」をクリックして画像を拡大したんだけど、最優秀賞とかは文字が潰れて読めねえ。もうちょっと高解像度のデータを用意してほしいな。

ecoms|SUS 「t2住むためのプロダクト」Competition ’15

パット見で面白そうだと思ったのは、一番実現可能性が高い布目和也氏(Studio N)作品の「駐車場に住む」かな。これなら貧民でも持ち家暮らしが出来そうだし。なんか、坂口恭平氏のモバイルハウスの影響モロ受けって感じもするが。

モバイルハウスについては↓
「モバイルハウス 三万円で家をつくる」を読んだよ

けど、布目氏は2005年開催と思われるコンペで、「駐車場の一角に建つタワーハウス」という作品を発表してるから、その延長線みたいだな。

第1回ダイワハウス住宅設計コンペ ~21世紀住宅~ 結果発表 :: 入選作品

今回の感想

ようやくt2が発売されるようだが。値段が300万程度って、輸送と設置費用別の本体のみなのかね。これに土地も必要なことを考えると、土地持ちかこれ置ける駐車場と契約するでもしないと、格安中古住宅買った方がコスパは良さそうだな。

普通、家買おうと思う人は住宅にロマンを求めるし。住宅は最低限の機能があればいいと思える人なら、小屋暮らしとか考えるだろうし。t2はその中間に位置すると思うけど、現状では高すぎるんだよな。まあ、t2が好評で売れて他社も追随するなら、競争と量産効果でコストダウンが進むんだろうが。

なんかデジャ・ブ感じる文章になったが、これでようやくスタートラインに立ったって事で、t2先生の今後の活躍に期待するか。

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モバイルハウス

坂口恭平 著の「モバイルハウス 三万円で家をつくる」を読んだ。内容は、路上生活者の家を参考にして、モバイルハウスを建てるという実験をドキュメント風に書いたもので、元々は雑誌「すばる」で連載してたのを再編成したらしい。

モバイルハウス内容

内容を大雑把にまとめると、家を建てるのに、本当に数千万円の金が必要だろうかという疑問に対する解決策を、路上生活者の家からヒントを得た。家に車をつければ法律上の不動産には該当しないので、建築基準法に従う必要もなく、固定資産税もかからないから金もかからない。土地については、駐車場に設置すれば借地より安く借りられる。

インフラは、電気はソーラパネルで発電して、自動車のバッテリーに充電。筆者は冷蔵庫・エアコンなどの電力を食う家電はいらないらしい。洗濯はコインランドリーを使い、水道は公園の水を使用。ガスはカセットコンロでガスボンベを使うが、使用量が多ければプロパンガスの方が単価安くなるんだろうか。トイレは公園のトイレを利用。

つまり、自分ではできるだけ金を払わず公共のインフラにタダ乗りするってことらしい。本書の記述では「もっと水とトイレがある公園が増えれば、家にインフラを接続しなくても生活することが可能になるのではないか」と書いてある。

まあ、若いうちに遊びでこういう暮らしをしてみるのはいいかもしれんが。年取ってからも持続可能な生活ではないな。

モバイルハウス問題点

実際に、モバイルハウスを設置する駐車場を借りるために契約するんだけど。この時、不動産業者からの「この手づくりキャンピングカーに住むんじゃないですよね?」という質問に、「はい、住むわけではありません」と答えるてるんだよね。これについては、「住む」ことは法律で定義されてないから云々と書いてるが、屁理屈に近い都合の良い解釈をしてるように思える。全体的に、法の抜け道とかを探して、裏ワザ的なやり方で通そうとしてる。

公園の水についても、私的利用を禁じられてるがどこまでが私的なのかは曖昧なので、線引を確認するためにも使うなどと言ってるが。あまり考えにくいが、将来こういう人が増えれば対策が取られるんじゃね。例えば、水を汲むのは2リットルまでとか。

モバイルハウスでの生活?

本書を読んでいると、モバイルハウスに住んでるといっても、実際には365日住んでるようには見えない。家というより別荘と言ったほうが良さそうな頻度に思えた。

後半の「モバイルハウスでの生活」という章(P132~)では、吉祥寺から熊本に引っ越した生活について書いてるが。トイレは「今回は僕が借りている事務所兼避難所のゼロセンターのトイレを使う」って、事務所借りられない奴はどうするんだよ。それ以前に、「吉祥寺のときはコンビニを使おうかと思っていたが」って、トイレ利用するたび買い物するのか。しないで1日に何度も利用する気だったんだろうか。

料理については「ちょとしたものならカセットコンロを使い、ちゃんと料理しようと思ったときはゼロセンターのキッチンを利用した」って、またゼロセンターかよ。ちなみにそこの家賃は3万円らしい。

ゼロセンター Part.1 | プライベートとパブリックの境界をなくす、新しい住まい方の実践。 | TheFutureTimes

他にも夏については、「仕事をするなら、クーラーの効いた図書館のほうが良い」って、やっぱタダ乗りか。まあ、650円払って近くのホテルに行くこともあったらしいが。冬に関しては、 小さいモバイルハウスだと暖房効率が良いとのことだが。夏の暑さに関しては、筆者もモバイルハウスの問題点だと認識してる。

今回の感想

この本を読んでると、ずいぶんと格好いい言葉が並んでるが。例えば、「インフラなんてそんなに必要なのかと、ここで暮らしているとそう思ってしまう。今までが過剰だったのだ」とか、「どこにも寄生しない生き方。これがこのプロジェクトの主題だ」とか。

そういったさんざんご立派なご高説を拝聴したが、結局は国のインフラにタダ乗りする前提なんだよな。なんというか、働かなくても暮らせる生活保護の裏マニュアルみたいなのを読んだ気分になる。日本の家が高すぎるとかの考え方には、同意できる点もあるんだけど。

本書でのモバイルハウスの運用は、オフグリッドで全部やる覚悟がある人には有用だけど、そうでなければトレーラーハウスでよくね。筆者みたいな中途半端な腹積もりなら、キャンピングカーでも買ったほうがいいんじゃね。そうなると数百万の金は必要だが。

まあ、筆者からすれば、インフラタダ乗りとかいう批判自体が的外れな主張だと思ってそうだが。各世帯にまでインフラを引くのは贅沢すぎるので、みんなで共用できるようなシステムにすればいいじゃんみたいな。イメージ的には、キャンプ場みたいな借地を作って、そこにモバイルハウスを設置して住むことが一般的になればモバイルハウスで生活できるぜって感じかな。

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