中国製
最近、中国の食品加工会社 上海福喜食品が、使用期限が切れた肉を使っていた件で話題になっているが。
ニュースによっては、賞味期限切れたりカビの生えてる肉や、床に落ちてもをそのまま使ってる映像が流れていたが。しかも、従業員がそのことをリポーターに指摘されても、「食べても死にはしない」と平然と答えてたり。
これを見てると、冷凍餃子事件を思い出すよ。まあ、あれは故意にやってた事で判決が出たからちょっと違うけど。
餃子事件は発生当初の中国側の対応・発言からすると。中国で被害者が出なかったら、うやむやにされてたんじゃねって感じだったよな。今回の件は中国のテレビ局の報道で明らかになったみたいだから、少しは中国もマシになってるのか。まあ、単に中国で多く使われていたからで、日本とか外国はついでだったんだろうな。
マクドナルド・ファミリーマートの対応
今回の不正で影響の大きいの日本企業は、マクドナルドとファミリーマートだが。この件に関する発表はこんな感じ。
マクドナルド
「上海福喜食品有限公司」に関する報道につきましてファミリーマート
「上海福喜食品有限公司」に関する報道につきまして(PDF)
大雑把にまとめると、上海福喜食品有限公司の商品は販売中止。マックは別の製造元に切り替えで再開。ファミマは再販予定なし。マックは製造工場に自社の「品質基準」を満たすよう要請してる。ファミマは製造工場と商品の品質管理はやってる。どちらも、今回の詳細に関しては調査中。
結果だけ見れば、品質管理が甘かったって事だろうが。その点について、マックとファミマばかりを責められないとこもある。完全に企業ぐるみで、騙す気満々で不正してる節があるからな。
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20日に放送されたドキュメンタリーで上海福喜の従業員は、食品に関する生産記録が2種類存在し、1つは工場の検査の際に提示できるように改ざんされていたと明らかにしていた。
他にも、工場に検査が入る場合、事前にメールで連絡が来るので。あらかじめヤバイ物は青いビニール袋に入れたりして偽装してる、とも報道されてたからな。
原産国表示義務化さえすれば
中国のリスクは分かっているとはいえ、消費者がチャイナフリーを目指すのは、現実的には無理だからな。なんせ、日本の国内製造でも原材料は中国産ってのはよくあるし。原材料で入ってくるなら、あんまりやばそうなのは視認できるだろうから。日本企業側の品質管理がしっかりしてれば、少しは安心だが。消費者サイドの自衛対策としては、せめて中国工場製の商品ぐらいは避けておきたい。
今回の件の最大の問題は、マックやファミマが中国の加工食品を使っていたことよりも、外食とか加工食品に原産地表示義務がないことだと思う。マックとファミマのチキンナゲットが中国の工場で作られてると知ったら、お客の中には注文しなかった人もいるかもしれない。などと思ったら、マックは主要原材料の原産地で、鶏肉が中国・タイ産ってのは公開してた。
ファミマでもお問い合わせで回答してるけど。今回販売中止になった「ガーリックナゲット」と「ポップコーンチキン」はないな。
やっぱり、企業の自主に任せるんでなく、表示義務を課さないと不完全だな。
今回のまとめ
食の安全を考えるなら、中国で加工されてるのはやっぱり避けた方がいいよな。あらためてそう思わされたよ。出来れば中国産の原材料も遠慮したいが。現実にはそこまでは厳しい。
外国産でも、肉とか見た目で判断できればある程度は安心なところもあるけど。例えば、牛丼とかに使われてる肉は原型をとどめてるから、あまり変なところからは取れないだろうが。ひき肉になると、どこの部位とか分からんし。
ナゲットは確か、鶏肉ミンチにして成型して衣つけて揚げるんだと思ったが。だとすると、原形とどめてない肉をさらに加工してるんじゃ、見た目でやばさを判断できないよな。
カナダのチキンナゲット製造の様子
紹介されてるYouTubeの動画はマクドナルドカナダのオフィシャル映像みたい
そんな訳で、冷凍餃子事件から6年以上経っているが、あいかわらず中国製は中国製ってことかな。
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