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国民年金保険料を免除した分は追納すべきか?

日本年金機構からねんきん定期便が届いた。最近はねんきんネットなるものがあって、登録すればWebでも年金記録が見れるらしい。他にも年金額の試算とかもできるようだ。早速登録して受給額を試算してみたところ「うそっ…私の年金、低すぎ…!」と驚愕の事実判明。やはり、現在免除している保険料払った方がいいのか? 保険料を追納する場合、3年目からは追納加算額も取られるから早めに払うべきなのか?

というわけで、ねんきんネットの年金見込額の試算でいろいろ試して検討してみた。これだと免除や未納してる分を払った時や、保険料の一部・全部を免除したり、厚生年金の標準報酬月額とかも細かく設定可能なので、将来のシミュレーションになる。

今回はあまりあり得る状況ではないが、40年間全部を定額か免除すると仮定した。実際には保険料は今後の情勢次第で変化するので、あくまで参考です。また、保険料は前納等をすれば多少は安くなりますが今回は考慮してません。前提条件は下記の通り。

保険料(一ヶ月)は平成24年4月~平成25年3月分で計算

  • 定額 14980円
  • 4分の1免除 11240円
  • 半額免除 7490円
  • 4分の3免除 3750円
  • 全額免除 0円

受給額(年額)は平成24年度年金額786500円で計算

  • 定額 786500円
  • 4分の1免除 688187.5円
  • 半額免除 589875円
  • 4分の3免除 491562.5円
  • 全額免除 393250円

試算結果

まずは、480ヶ月分の保険料を元を取るのに何年かかるか。ちょっと字が小さいが上の画像を参照してもらいたい。保険料0の全額免除は当然だが1年目からプラス。次に1800000円の4分の3免除だと4年目。3595200円の半額免除は7年目。5395200円の4分の1免除は8年目。7190400円の定額を払った場合は10年目で元がとれる。

つづいて定額と免除の損益分岐点を計算。上の画像でグラフの追加と、実質受取額の最高値を太字、最安値を赤字にしてみた。これを見ると18年目までは全額免除>4分の3免除>半額免除>4分の1免除>定額と保険料の少ないほど実質受取額が多くなっている。ところが19年めからは、全額免除<4分の3免除<半額免除<4分の1免除<定額と順番が完全に逆転する。19年目以降は長生きすればするほど保険料が多いほど得をするようになっている。

ちなみに日本人の平均寿命は平成23年の簡易生命表によると、男性が79.44歳、女性が85.90歳。

結論

国民年金を払えるけど免除の要件を満たす場合、84歳以上長生きするつもりなら保険料は全額納付しとけ。前納とかで保険料割引を考えてもいいレベル。そこまで長生きしねーよとか、その年なら国にたかって養ってもらうとかなら免除して払わなければいい。損益分岐点は19年目、つまり84歳からなんだから、生活が苦しいなら無理して払う必要ないんじゃない。例え払えるにしても貯金や運用したり、中古住宅購入資金にプールするなりした方が有用じゃね?

ただ、貯金だとインフレ時には目減りする。株とかならある程度対策できるが下落リスクもある。その点、年金だと物価スライドがあるのでインフレ時には受給額も上がるのである程度対応できる。インフレリスクが許容できなくて自分で投資しないのであれば素直に払っとけ(現行のマクロスライド制だと、インフレ対策としての効果は期待できそうにないな。 2015.4.13追加)。どうせ全額控除対象だし。

というわけで国民年金の保険料を払うか免除するかの損益分岐点は、長生きできるかどうかにかかってる。私は免除した保険料は… 払わなくていいや。


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