「磯野家のマイホーム戦略」を読んだ。日本の不動産状況の予想を基に、あのサザエさん一家を例にして今後20年の住宅戦略を立てている。想定してる読者層は中流家庭か。都心の一等地で平屋に住んでるのを除けばサザエさんとこもそんなもんだろう。この不景気だと中の上ぐらいだとは思うが。貧乏人には同じ著者(榊淳司)の「年収200万円からのマイホーム戦略」を合わせて読んだ方がいいかな。

内容

サザエさんのケースはほとんど参考にならないので割愛。貧民に役立ちそうなのは著者の予想。おおまかに言うと、将来的に日本の不動産価格は下落する。今後上昇する理由はアクシデントが起きなければまずない。理由は需要と供給のバランスが崩れて空き家が増える。この説に基づいた戦略が書かれている。

具体的には、住宅は無理して買うな、買える値段に下がるまで待て。買えないなら賃貸、別に一生賃貸でもいいじゃん。郊外のマンションは買うな、買うなら都心の駅近。新築は割高だから中古にしとけ。20年後には新築・一等地の優良物件以外は割安価格で買えるし、賃貸も安く借りられるぜ。大雑把に書くとこんな感じ。

感想

著者の予想は大筋では合ってると思う。今後の経済情勢とか政策で一時的に上がる事があっても、人口減少・高齢化が進む日本では住宅が余って価格下落は進むだろう。基本的には下落を待てということ。今働き盛りの堅気のリーマンなら希望が持てるな。

本書では一般的な不動産の資産価値の他に、使用価値という選択もあると書いてる。ぶっちゃけ家買って売らないでずっと住み続ければ、中古価格がいくら下がろうが関係ない。駅から遠くて不便でも自分がよければいいじゃんって考え方。「年収200万円からのマイホーム戦略」では低所得者もそういう割安な物件なら無理せず買えるぜ。買い物なんかネットスーパーや生協利用すりゃいいじゃん、とか書いてあった。

「磯野家のマイホーム戦略」では人口減少する地方都市だと将来的に行政サービスとかが低下するから、今ニュータウンで住宅買っちゃった人は年取る前に脱出することを進めてるけどね。そういう郊外で最寄り駅までバス10分とかの物件だと10年後に半額、20年後にはそのまた半額になるかもしれないと警告している。「年収200万円~」の時は気づかなかったのか、あえて書かなかったのか。

というわけで、今は買うな時期が悪い。自分にも購入可能な価格に下がるまでは、賃貸にしとくのがベストなんだと再確認。とりあえず今出来ることは、20年後でも最低限の行政サービスや医療が受けられそうな候補地を探すこと。それと一番大事なのは住宅購入資金を貯めることか。

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