Archive for the ‘働きたくない’ Category

a0730_000006

週休4日で月収15万?

テレビのニュースを見てたら、週休4日月15万の仕事の説明会の様子が放送されていた。

「週休4日の働き方」 実現目指し説明会
「週休4日で月収15万円」の仕事を紹介する 本当の夢を追う若者を支援、果たして成果は?

いったいどういうサービスかと思ったら、株式会社ビースタイルという会社が提供する、単なる人材派遣・人材紹介サービスらしい。

【週休4日で月収15万】ゆるい就職

週休4日だと実働週3日だから、一ヶ月当たりだと13~14日ぐらいか。それで月収15万となると、1日8時間労働なら最低時給1300円以上が必要なんだが。上記サイトの説明だと、主な派遣先・紹介先は「まずは首都圏のIT企業を中心に数十社を準備しております」と書いてるな。確かに新卒や未経験でも、底辺のIT土方か三交代のオペレーターの職ならそれぐらいいくかな。

実質新卒・第二新卒以外お断り

ただ、このサービスの対象者は「新卒(大学4年生/修士2年生)~25歳くらいの健全な若者」で、「(それ以外の方はご相談ください)」となっているのが気になった。25歳までの年齢は未経験でも採用される上限だし、新卒は就職においてもっとも有利な条件なのに。それを非正規雇用に使うなんてもったいない

もし、この条件で働き始めたとしても、いったい将来どうするつもりなのか。

社会保険は?

Webでは、まるで楽天市場でECコンサルタントのアドバイス通りに作った商品ページ以下のイメージ先行で、詳しい条件がまったく書いてないので分からないが。この条件で社会保険には加入できるのだろうか。週3×8時間なら24時間なので。現行だと、一般的な正社員の労働時間(40時間)の3/4以上に満たないから、おそらく社会保険なしだろうが。将来的には、従業員501人以上の企業では、これを週20時間以上にまで拡大することが決まっている。さらに、中小企業にも適用する案も出ている。

短時間労働者に対する厚生年金・健康保険の適用拡大[PDF]

それなので、平成28年10月以降はどうするんだろうね。大企業だと週休4日でも社会保険に加入させないといけなくなるから、週休5日にするのか。そもそも従業員501人以上の企業の仕事は元からないのか。もしかして、そこまで先のことは考えてないのか。

35歳過ぎたらどうする?

仮に社会保険なし・月15万で10年ぐらい働いたとして、年取ったらどうするのか。継続して仕事があればいいけど、若い時と同じようにはいかないだろう。おそらく、募集が25くらいまでだと、30~35歳になったら高スキル持ちじゃないと契約切るんじゃね。週3労働でも、5年後に資格取ったりスキルを上げて、職歴付けられる自信あるならいいけど。

このゆるい就職サービスは、「やればできる子」以外は求めてないと思う。でも、それぐらい優秀なら、普通に正社員で就職して、会社の金で資格取るなどしてスキルアップ目指し。昇給・ボーナス・資格手当てなどで給料アップを狙って。会社の社会保険に入って支出を抑えて。厚生年金を上乗せして老後に備えた方がいいんじゃね。会社によっては、さらに企業年金とか財形貯蓄制度を提供してるとこもあるし。

35歳以上向け週休5日で月収5~6万なら評価できた

これも、35歳以上のにっちもさっちもいかなくなった中高年向けのサービスだったら評価出来たんだけど。別に高時給のIT業界じゃなくていいから。今後の社会保険加入対象週20時間時代に備えて、社会保険なしの週休5日で月収も5~6万ぐらいの仕事で十分だから。ぶっちゃけ、主婦パートみたいな仕事を、イオンがいらないと言ってる「40歳以上の日本人男」にも提供すればいいんじゃね。

今回のまとめ

基本的に、働きたくないけど働かなきゃいけない若い人が、「週3日なら働けるかも」とか思って利用するサービスではないと思う。まあ、低スペックだと派遣登録すら断られそうだから、最初から関係ないか。

ゆるい就職のサイトでは、「モラトリアム」とか「新しいワークスタイル」とか、たいそうなお題目を並べてはいるが。「サクッと稼いで、たっぷり遊ぶ」「“週5日勤務の”『あたりまえ』がバカらしい」などのキャッチコピーを見て応募するような奴を、雇いたいと思うのはどんな企業なのか。ちょっと興味あるかな。少なくとも、こういった働き方を経験した30代が再就職で面接に来たら、スーパーマン以外は容赦なく不採用だろ。それ以前に書類審査でお祈りメール貰っておしまいか。

ただ、一つだけこのサービスに追い風があるとすれば、これから迎える超少子高齢化社会の到来かな。将来、労働人口が減少して労働不足がさらに深刻になれば、週休4日のゆるい就職でも、普通に暮らせる社会が来るかもしれん。個人的には、バブルの頃に正社員にならずフリーターになったり。就職氷河期に正規の職に就けず、非正規の不安定な雇用状態で貧してる人とかと、同じ道を歩む可能性の方が高いと思うけどね。

ここまで書いた後で、「ゆるい就職」プロデューサーの若新雄純氏のインタビュー記事を見つけたが。あくまで、20代の一時的な働き方を想定してるみたいだな。そして、タイトルにも書いてあるとおり、あくまで実験的なサービスらしい。

「週休4日・月収15万」で健全な寄り道 ~新しい働き方の実験

そんな訳で、このサービスの利用者を検討してる人は、自分がモルモットだと自覚してないと人生詰むかもね。

a0002_004143

生活保護

この前の記事で、「生活保護を権利として正当化する」という貧BP氏のブログ記事を取り上げたが。その続編というか補足記事が投稿されていた。

生活保護を権利として正当化する2

そんな訳で再度、生活保護が正当な権利かについて書いてみた。前回の記事については下記リンクをご参照ください。個人的な見解を要約すると、「生活保護は要件を満たす人にとっては正当な権利だが、自助努力なしで威丈高に権利だけを主張するのは間違いじゃね」

生活保護を正当な権利と思ってる人は根本的な間違いを犯してるんじゃない?

貧BP氏の主張に対する反論

今回も貧BP氏の、生活保護を権利として正当化するという主張に対して反論する事となった。それと、前回記述が足りなかった点について補足する。

1.助長と強要は違う

まず、私が働きたくないない人に生活保護受給資格はないと考える根拠、生活保護法の第1条について。貧BP氏は、「助長」は「助けたり促進させたりすること」であって、強制ではない。だから問題ないとしている。世間的にはこういうのを、屁理屈と呼ぶと思うが。

また、第4条について、「生活保護を権利として正当化する」で解説済みとしてるが。その内容は、第4条3項があるから急迫した事由がある場合、能力その他あらゆるものを活用しなくてもいい。つまり、働きたくないから働かないでも受給要件を満たすと書いてる。確かに、条文にはそう書いてあるので認めざるを得ないが。

貧BP氏が言ってるのは、働きたくないのに働かないからお金なくなりました。急迫してるので、働きたくないけど生活保護くださいって事だろう。それで受給要件を満たすとしても、将来にわたって働きたくないから働かないので生活保護を貰い続けますという前提だろう。それが、貧BP氏が正当化しようとしている、生活保護の権利なんだろうが。 性善説に基づいてると思われる、生活保護制度を悪用してるとしか思えない。

とはいえ、現状だとそういった自助努力が足りない上に、努力しようとする気すら起きない奴でも。国としては生活保護を出さざるを得ないように思える。だから、生活保護の水準を下げるべきだと考えているが。それについては、「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」について論じる機会があれば、書くことにしよう。

生活保護法

第一条  この法律は、日本国憲法第二十五条 に規定する理念に基き、国が生活に困窮するすべての国民に対し、その困窮の程度に応じ、必要な保護を行い、その最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長することを目的とする。

第四条  保護は、生活に困窮する者が、その利用し得る資産、能力その他あらゆるものを、その最低限度の生活の維持のために活用することを要件として行われる。
2  民法 (明治二十九年法律第八十九号)に定める扶養義務者の扶養及び他の法律に定める扶助は、すべてこの法律による保護に優先して行われるものとする。
3  前二項の規定は、急迫した事由がある場合に、必要な保護を行うことを妨げるものではない。

また、働く能力について、こうも書いてるが。

改めて働く能力について考えてみましょう。たとえば遅刻ばかりをする人がいるとします。この人は、朝決まった時間に起きる能力がありません。したがって、必ず定刻までに出勤してもらわなければ仕事が回らない職場で働く能力に欠けています

こういう人に対しては、国が面倒を見てやれと主張してる。

 したがって、先ほどの「どうしても朝起きられない人」の場合、彼に対し無理やり「朝起きねばならない仕事を強要する」のではなく、彼でも働けるような朝遅い仕事などを「提供する義務」が国家側にあると考えるのが、妥当なのです。

現在の労働環境について、含む所はあるが。流石にこれは甘やかしすぎでは。まあ、生活保護受給者にそういった仕事を無償か実費負担相当分でやらせるというなら、理解できるが。

2.権利の濫用ではない

権利の濫用については、すこし言葉が足りなかったか。私としては、生活保護法で自助努力を求めているのに、働くのが嫌という理由で生活保護を受給しようとするのは、権利の濫用ではないかと言いたかった。

くどいようだが、現状の生活保護の水準が適正かについて異論はあるが。悪法もまた法なり。今回も置いておく。

3.生活保護で人は働かなくならない

労働意欲について貧BP氏は、

生活保護やベーシックインカムが支給されることによって働かなくなる人というのは欲求水準の低い人で、高い人は変わらず働くしかないでしょう。

と書いているが。働く気がなくても生活保護が受けられるようになれば、欲求水準の高い人も低くなると考えられないかな。なんせ、何の努力をしなくても、現行なら最低賃金でフルタイム働く以上の支給がもらえて。年金免除・健康保険不要で医療費はタダ。所得税・住民税なども払わなくて済む。それなら現在、生活保護受給者以下か多少上回る程度の低所得者層は、大部分が働かなくなるんじゃね。ベーシクインカムならともかく、生活保護は収入があれば受給額が減るんだから。

それに、貧BP氏のように最初から働くつもりがない人が、生活保護を堂々と受給できるような社会なら。労働意欲が低下すると考える方が自然だと思うけど。

今回のまとめ

私も働きたくないって人だから。貧BP氏が考える、生活保護の権利が正当化されればそれに越した事はない。それでも、氏の主張には説得力がないと思う。

おそらく、富裕層・中間層からは、「働くのが嫌で生活保護受給してるやつから税金を取り戻せ!」って反発を招くし。低所得者からも「満員電車に揺られて必死こいて働いてるのに、この税金泥棒」と、こっちからも蛇蝎の如く嫌われるだろう。中には「だったら俺も働かないでナマポ貰うぜ」って人もでてくるだろうが。

さらに、現在生活保護を受けてる人も、この中で最も強く反対するんじゃないかな。「俺らは本当に働けないから生活保護に頼らないといけないのに、働きたくないから生活保護を受ける奴がいるから受給額が引き下げられたり、受給者が白い目で見られるんだよ」って感じで。おまけに、働く気がないナマポ民あたりも「そんな奴らが増えたらこっそり生活保護貰ってた俺たちの立場が危うくなるじゃないか」って、見当違いの非難をしそう。

まあ、個人的にはベーシックインカムで、国民全員に「健康で文化的な最低限度の生活」が出来るぐらいの金をばら撒くのが、理想の社会福祉だと思っているが。それで満足できなきゃ働けばいい。それだけじゃ暮らしていけないなら、生活保護を受ければいい。ベーシックインカム導入後、生活保護を受けるぐらいなら働いた方がマシだと思えるぐらい改悪された生活保護を。そうでもしないと、西友偽装肉返金事件みたいな騒ぎになるよ。

YouTubeの動画
西友偽装肉返金事件

a0002_006861

生活保護

私は働きたくないダメ人間な男だが、どうにも許せないものがいくつかある。そのうちの一つは、生活保護を正当な権利だと思っているような人間だ。

生活保護受給者には、まじで制度に頼らないと生きていけない人たちもいるのは理解してる。とりあえずそういうケースは除外する。今回、許せないと言ってるのは、憲法25条で「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」と定められてるから、生活保護を受けるのは当然の権利だとかいう人。例えば貧BP氏のような。

生活保護を権利として正当化する

低所得ながら、最低限の金を貯めて働かずに暮らしたいと思っている私とは、働きたくないという点では共通するが。生活保護に関しては、考え方がまったく違う。

ちなみに、私個人の生活保護に対する考え方は、以前にマルサスの人口論について書いた記事で述べたとおり。簡単に言うと、生活保護が手厚すぎると労働意欲が下がるので、そうならない程度に改悪すべき

生活保護受給者って現代の貴族階級だよな

まあ、「生活保護を正当な権利だと思っているような人間」を許せないとは書いたが。この手の人たちを、別にどうこうしたい訳じゃない。憲法19条でも「思想及び良心の自由は、これを侵してはならない」とされてるしね。どちらの考えが正しいと思うか、これを読んだ人が判断してくれれば、それでいい。

生活保護は正当な権利なのか?

上述した貧BP氏の主張は長すぎるので、論点を単純化させてもらう。具体的には、生活保護は正当な権利か否かについて。

まず貧BP氏は、生活保護を正当化する根拠として、憲法25条を上げている。「健康で文化的な最低限度の生活」についての定義は今回は無視するとして、25条についての異論はない。

ただ、憲法27条の「すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ」についての見解はどうかと。ちょっと長いが引用すると。

ここで「勤労の義務」を持ち出す人がいます。権利を主張する前に義務を履行するのが筋だというわけですね。ですが、憲法における勤労の義務とは、誰に対して課せられたものなのでしょうか?
これは、国家に対して課せられていると考えるのが筋です。勤労の義務とは国家が負っている義務です。国家は国民が勤労出来る場を提供する義務を負う。これが正解です。

(ただし、これは一説にすぎないという意見もあります。一般的な認識通り、国民が勤労の義務を負うと考える。この点はそれこそ学者が専門家として喧々諤々の議論をするような内容、いわば彼らの仕事そのものですので、ここで是非について深入りすることは避けておきます。私が立つ立場は、勤労の義務は国家に課せられたものであるということだということです。
簡単に、ウィキペディアを引用しておきます。
現代的・立憲主義的憲法においては、国家の構成員が、国家に対し国家の構成員の権利・自由を擁護すべき義務を課す
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%A9%E5%8B%99
ちょっと難しい話ですが、憲法尊重擁護義務というものがあります。これが国民に対して課せられていると考える人がいるのですが、これも、権力者たる政治家や官僚、公務員、そして、天皇に対して課せられているとするのが妥当とされています。国民に義務があるとしたら、それは、彼らが憲法違反をしたりないがしろにしないように見張る義務というようなものになるでしょうか。)

まず、下記の条項については、一般的には国民の3大義務としてしられていると思うが。労働が義務というのには異論はあるけど、それは置いとく。

26条2項「すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする」
27条「すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ」
30条「国民は、法律の定めるところにより、納税の義務を負ふ」

貧BP氏は、Wikipediaの「義務」のページから引用して自説を説いてるが。これは「法的義務」の項目の説明文からの引用。憲法の「勤労の義務」について書いてるなら、「憲法の義務規定」からの方が適切だと思うが。また、引用の後に、「憲法尊重擁護義務」について書いてるけど。これは憲法第99条、「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」に関する事。確かに、ここで義務を負う対象に国民が含まれていない。それでも、別途条文で「すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ」と定めているんだから、普通に読めば、勤労の義務を負ふのは国民ではないか。

ちなみに、引用元のWikipediaにはこういう記述もある。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%A9%E5%8B%99

日本国憲法には、国民の義務として、教育の義務(26条2項)・勤労の義務(27条1項)・納税の義務(30条)の3つを定めている。これらは一般に、「国民の憲法上の義務」あるいは「国民の三大義務」と呼ばれる。諸外国の憲法には、人権規定の中に義務規定を置くものが多い。日本国憲法もこれに倣い、人権規定を定めた第三章の中に義務規定を置き、その標題を「国民の権利及び義務」としている。

説明の根拠にWikipediaというのは置いとくが。そのWikipediaに、「「国民の権利及び義務としている」」と書いてあるんだから。勤労の義務が「国家に対して課せられていると考えるのが筋です」というのはどうかと。

権利の濫用は、これを許さない

民法第1条にはこういう条文がある。

1条  「私権は、公共の福祉に適合しなければならない」
・  2項「権利の行使及び義務の履行は、信義に従い誠実に行わなければならない」
・  3項「権利の濫用は、これを許さない」

憲法にもこれと似た条文がある。

12条「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。又、国民は、これを濫用してはならないのであつて、常に公共の福祉のためにこれを利用する責任を負ふ」

これを読めば、権利とは自分に都合よく行使できるものではないことが分かってもらえるだろう。度を過ぎた要求は権利の「濫用」となる。憲法25条を盾にとって、生活保護が正当な権利だと認めない奴は、憲法第25条を理解してないみたいな事を言ってる貧BP氏だが。個人的には、自分の都合のよい条文だけを持ち出して、持論を展開してるようにしか見えない。

生活保護法

それから、生活保護法の第1条に目的が書かれているが。それには、「この法律は、日本国憲法第二十五条 に規定する理念に基き、国が生活に困窮するすべての国民に対し、その困窮の程度に応じ、必要な保護を行い、その最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長することを目的とする」と記されている。

つまり、憲法25条に基づいているが、同時に「自立を助長することを目的」としているんだよね。他にも

第4条「保護は、生活に困窮する者が、その利用し得る資産、能力その他あらゆるものを、その最低限度の生活の維持のために活用することを要件として行われる」

という事だから。資産以外にも「能力その他あらゆるもの」を活用する必要もある。

今回のまとめ

そんな訳で、生活保護は憲法第25条に基づいた制度だから、要件を満たす人にとっては正当な権利だとは思うが。だからといって、自助努力なしで威丈高に権利だけを主張するのは間違いではないか。

なんだかんだ長々と書いたが。私の言いたいことはいたってシンプル。生活保護が手厚くなると労働意欲が下がるので、そうならない程度に支給水準を下げるべき。まあ、生活保護以下の低所得者の労働環境を改善しない限り、労働意欲が上がることもないと思うけどね。働きたくねぇ。

最近、ここ1年ぐらい更新のなかった、未熟な男の超ハイリスク投資(分配金・配当金での暮らし)というブログが再開した。

このブログ主は、既婚者のリーマンなんだけど、ハイリスクな高利回り商品が好きなんだよね。分配金で暮らす事を目標に投資してたはずだが。途中で、中古住宅を購入するために、毎月分配型の投資信託を解約したんだっけ。その後も、ハイリスク商品に手を出していたら、結構損したらしい。それで1年近く音沙汰なし。そういう状況だった。

まあ、私と違って、結構稼いでる給与所得者なので、内容はまったく参考にならないんだけど。ジェットコースターのような、投資スタイルは見ている分には面白い。当然真似する気にはなれんが。本来、こういう人は証券会社が勧めるとおり、給料3ヶ月ぐらいの生活防衛資金を貯めたら、給料の10~20%を毎月積み立て。ボーナスは全額投資に回す。そして退職金と厚生年金もらえるまで働けば、それで安定した老後が迎えられるはずなんだけどね。

わざわざハイリスク資産に手を出さなくても、投資対象は株と債券に分散するとか、それに不動産加えて資産3分法とか。MSCIコクサイか全世界株式インデックス中心にするとか。まあ、色々流儀はあるが。十分に稼ぎがあれば、ハイリスク資産は全体の10%程度に押さえとく方がいいと思うんだけど。私みたいな低所得者なら、高いリスクをかけざるをえないけどさ。もっとも、それで損をしたら投資しない方がマシって事になるじゃん、って意見も当然あるのは理解してる。

貧民が投資する理由

けれど、生涯年収6千~7千万ぐらいの低所得者が、労働所得だけで働かなくてすむぐらい金を貯めるのは、かなり至難の業なんだぜ。仮に生涯賃金が、40年で7千万としよう。1年あたりだと175万円。1年間の総支出を120万円とする。手元に残るには55万円。このペースだと、1年間働かないためには、2.18年働かないといけない。ちなみに65歳の年金受給開始まで働かなくて済むだけ貯めるには、25歳から働くとして53歳までの28年間かかる。

20130823a

30歳でリタイアするなら4千万弱。35でも3千万ちょい。40でさえ2千175万円は必要になる。さらに、年金支給額が120万円に満たなければ、その分の差額も貯めないとならない。具体的には下記の通り。

(死亡予定年齢-65)×(120万-年間年金受給額)=65歳以降のリタイア必要資金

実際には、不安定な身分の低所得者なら、生涯年収も想定してる7千万を下回るかもしれない。また、年間支出も120万を超えるかもしれない。そうなると、さらに働かないとならない期間が延びる

金貯めなきゃならないけど働きたくない人は

というわけで、働きたくないために金を貯めるには、働かないといけない。働く期間を短縮するには、できるだけ稼がないといけない。けど、それは実現可能なのか。ボーナス・退職金・昇給のある正社員とかなら、まだ見込みはあるだろうが。生涯年収7千万レベルだと、昇給(時給アップか)は望めない。残業(自分の意思では無理だが)して稼ぐとか、バイトを掛け持ちして収入を増やすという手もなくはないだろう。だが、働きたくない奴がそこまでの労働に耐えられるのか。

そうなると、労働所得以外の収入を得ようと思うのは自明の理。私の場合はそれが、投資による不労所得を目指す事なだけ。そして必要な資金を貯めるには、雀の涙のような利子しか付かない定期預金や、インデックス投資でしこしこ積み立ててたら、いつになるのか分からない。まあ、こんな訳でハイリスク商品に手を出さざるを得なくなった訳だよ。

もっとも、10年以上やってて、トータルでの利回りが10%にも満たない、ぶっちゃけ失敗してるんだが。まあ、それなりにプラスだった時期もあれば、リーマンショックん時みたいに大幅にマイナスになった時もあったよ。それを考えると、現在の結果に満足はしてないし、後悔がなかったとは言えない。それでも、働きたくねえ。もう、この一言に尽きるな。

この記事を読んでる人の中には、食費を切り詰めたりして趣味に金をつぎ込んでる人がいるかもしれない。だとしたら考え直した方がいい。人間、若いうちにこだわっていた事は、年をとるのどうでもよかったと思える事がままある。

金のかかる趣味はほどほどに

収集癖のある人は、早めに直した方がいい。欲しいCDとかがあればレンタルで済ます。最近はコミックも借りれる所もある。新刊の本は買わない。古本屋を利用。いらなくなったら売って、出来るだけ手元に残さない。

それでも「買わずに後悔するより買った方がいい」とか言う人は止めないが。購入意欲を抑制したい人には一つアドバイスを。自分が持ってるCDや本の買取価格を調べてみるといい。CD・DVDならブックオフオンラインで簡単に検索できる。たいがい二束三文で買い取ってるから。

本はアマゾンで中古の販売価格を見ると参考になると思う。マーケットプレイスだと、1円で売ってるのが多いから。もしくはブックオフみたいなリサイクル系古本屋に行ってみる。一昔前のベストセラーなんかは、たいてい投売りされてるから。マスコミで話題になった商品の末路はだいたいそんなもの。その手の本とかを読みたいのならしばらく待てばよい。それじゃあ旬を逃しちゃう、とか思うかもしれない。だが、後で読んだら陳腐化するような本なら、一生読む必要などなかろう。考え方は人それぞれだが。

・実際に利用した本・CDの買取サービスのレポートはArchive for the ‘買取’ Category
・ネット古本屋での購入レポはArchive for the ‘古本購入’ Category
・昔の浪費を悔やんでる記事はシュレッダ故障の後日談

時間のかかる趣味もほどほどに

社会人になると仕事で時間と体力的なゆとりが少なくなる。それだけに休日は貴重だと認識して、可能な限り有意義に過ごしたい。その為にも、無駄に時間のかかる趣味はほどほどにしておいた方がいい。その代表格といえば、ゲームだ。

社会人だけでなく学生諸君も、若いうちのゲームほどほどにしといた方がいい。理由は三つ。

一つは金がかかる。ゲームソフトを買う金ばかりではなく、最近ではダウンロードコンテンツといった有料の課金アイテムを使って、さらに金を巻き上げようとしている。その傾向が顕著なのが携帯・スマフォのソーシャルゲームだ。たいがいはカードゲームで、基本プレイ無料を謳っている。ところが、実際にプレイしてみると課金なしではやっていけないゲームバランスだったり、課金アイテムが欲しくなるような仕掛け満載で消費欲を煽りまくりで、まじやばい。この手のゲームを出してる会社のに業績が絶好調なだけのことはある。如何にしてユーザーから金を搾り取るかに徹している。

もう一つは時間がかかる。金額の問題だけなら、パッケージ代金だけでプレイには追加費用がかからないタイプもある。そういうゲームを1日1時間とは言わないが、節度を持ってプレイできるならいい。だが、仕事から帰ってきたら寝るまでとか、休日に1日中プレイするのはやめた方がいい。まだ若いなら、資格勉強や本業のスキルを高める事に時間を費やしとけ。

何度も繰り返すが、働きたくないなら金を貯めなければいけない。その為の一番の近道は高収入になること。それが無理そうなら資格など手に職つけて、将来仕事に困らないようにしておけ。なんせ、年を取ると劣悪な条件の仕事にしか就けなくなる。中年になってから、肉体労働や汚れ仕事なんかやりたくないだろう?

最後の一つは、ほとんどのゲームがまったく役に立たないこと。はっきり言うと、ゲームにかける時間の大部分は、人生における無駄な時間に過ぎない。前述したように、ゲームを長時間やるぐらいなら、学生も社会人も将来に備えて勉強とかしといた方がいい。もしくは体を鍛えるとか。若いうちは若い時にしか出来ないことをやっとけ。ゲームなんて年を取ってからでも遅くない

経験者は語る

かくいう私も、昔は現実逃避でゲームに没頭したりもした。それに懲りたはずなのに、最近はブラウザゲームに手を出してしまった。しかも、有料課金までして。いくらビックカメラの優待で買ったWebMoneyを使ってるとはいえ、他の支出に回した方が節約になる事には変わりない。

まあ、人生にも多少の楽しみは必要だよね。過度に時間とお金の浪費をしなければ、ちょっとぐらいは許してよ。と自分に言い訳してみたりして。

とにかく、いい年した低所得で負け犬のような人生を送らざるを得ない中高年なら、先がないから仕方ないけど。まだ将来に望みがあるうちに、自分から未来の可能性をドブに捨てるような真似はしない方がいいぞ。